ゾンバ・ミュージック・グループ

ゾンバ・レコードから転送)

ゾンバ・ミュージック・グループ(Zomba Music Group)は、1977年にクライヴ・カルダーによって最初は出版事業として設立、1981年にレコード・レーベルに乗り換える。

ゾンバ・ミュージック・グループ
Zomba Music Group
親会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
設立1977年
設立者クライヴ・カルダー
販売元ソニー・ミュージックエンタテインメント
ジャンルポップス
ダンス・ミュージック
ヒップホップ
イギリスの旗 イギリス
公式サイトアーカイブ 2009年10月24日 - ウェイバックマシン

名称はマラウイの旧首都ゾンバに由来する。

概要 編集

2002年6月にBMGに買収されるまでは、世界最大のインディペンデント・レーベル音楽会社で、2002年当時大手5会社と並ぶほどの規模が大きかった。尚BMGはソニー・ミュージックエンタテインメントと合併し、ソニーBMG(現在はソニー・ミュージックエンタテインメント)を設立。ゾンバは旧BMG勢の傘下にある。これに伴い、日本でも2003年にBMGの日本法人であるBMGファンハウス(後のBMG JAPAN、現在はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルに併合)と合併した。[注釈 1]

日本国内ではかつてCBS・ソニー(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)(1981年–1986年)やアルファレコード(現:ソニー・ミュージックパブリッシング)(1986年–1993年)やBMGビクター(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)(1993年–1996年)やエイベックス(1996年–2000年)[注釈 2]と提携していた。その後、2000年10月1日に、フジサンケイグループの系列からの出資・経営支援により、独立し日本法人「ゾンバ・レコーズ・ジャパン」を設立したこともあった。[注釈 3]日本レコード協会(RIAJ)の準会員であった。現在、ゾンバ・ミュージック・グループの日本盤はソニー・ミュージックジャパンインターナショナル・RCA/JIVEグループを経て、ソニー・ミュージックレーベルズから発売されている。

沿革 編集

  • 1977年 出版事業会社としてクライヴ・カルダーが設立。
  • 19??年 イギリスロンドンにオフィスを設置。
  • 1981年 ゾンバ・レコーディング・コーポレーションとして業種を音楽事業に切り替える。
  • 1991年 BMGはゾンバの音楽出版部門を25%買収。
  • 1996年 BMGはレコード部門を20%買収。
  • 2002年 前年12月にBMGはゾンバの買収を起案、本年6月11日に28億5000万ドルで買収し、傘下に置く。

BMGに合併するまでの流れ 編集

BMGはEMIと合併する予定であったが、EMIは独占禁止法が問題あることを懸念し2001年に合併を解消した(EMIは過去にもワーナー・ミュージック・グループとの合併解消の経験があった)。背景には条件としてヴァージン・ミュージック・グループを手放さなかった事もある。この合併が成立すると、ユニバーサル・ミュージック・グループに並ぶ世界最大のレコード会社になる予定だった。

そこでBMGは独立系のレーベルの買収に踏み切る。ゾンバの音楽出版部門を1991年に25%、レコード部門を1996年に20%獲得しており、買収を確実と見ていたからだ。そして2002年6月にゾンバを28億5000万ドルで買収した。

主レーベル 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 1990年代半ば、日本国内での販売元は前身のBMGビクターが受託していたことがあった。
  2. ^ 規格品番はAV*Z-*****に該当。
  3. ^ 独立後の販売元はavexが受託。avexが発行していたフリーペーパー『beat freak』でも取り上げられていた。規格品番はZJ*I-*****に該当。本社所在地は〒107-0062 東京都港区南青山3-1-30 住友生命青山ビルに該当。社長は北澤孝(旧・フジパシフィックミュージック)に該当。

出典 編集

外部リンク 編集