タイタンの逆襲』(タイタンのぎゃくしゅう、原題: Wrath of the Titans)は、2012年アメリカ合衆国ファンタジーアクション映画。監督はジョナサン・リーベスマン、出演はサム・ワーシントンリーアム・ニーソンレイフ・ファインズなど。2010年リメイク映画『タイタンの戦い』の続編である。

タイタンの逆襲
Wrath of the Titans
監督 ジョナサン・リーベスマン
脚本 デヴィッド・レスリー・ジョンソン
ダン・マゾー
原案 デヴィッド・レスリー・ジョンソン
ダン・マゾー
グレッグ・バーランティ
原作 キャラクター創造
ビバリー・クロス
製作 ポリー・コーエン・ヨンセン
バジル・イワンク
製作総指揮 トーマス・タル
ジョン・ジャシュニ
カラム・マクドゥガル
ケヴィン・デラノイ
ルイ・レテリエ
出演者 サム・ワーシントン
リーアム・ニーソン
音楽 ハビエル・ナバレテ
撮影 ベン・デイヴィス
編集 マーティン・ウォルシュ
製作会社 レジェンダリー・ピクチャーズ
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 2012年3月30日
日本の旗 2012年4月21日
上映時間 99分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
製作費 $150,000,000[1]
興行収入 世界の旗 $301,970,083[1]
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $83,670,083[1]
日本の旗 7億1500万円[2]
前作 タイタンの戦い
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ストーリー 編集

前作『タイタンの戦い』の後、亡き妻イオの忘れ形見の息子ヘレイオスと穏やかな漁師の生活を営むペルセウスの元に父ゼウスが現れ、冥府の迷宮タルタロスの壁が崩壊し、魔物たちが現世へあふれ出し世界に危機が迫っていると告げる。人間の祈りからパワーを得ている神々は、崇拝を失って消滅の危機を迎えており、ゼウスはペルセウスの人間としての強さをみこんで助力を請うが、ペルセウスは息子との暮らしを守るため追い返してしまう。

ゼウスは、タルタロスの修復のため、冥界の王である兄ハデスの元を訪れるが、裏切りにあい冥府の虜囚となってしまう。ハデスの目的は、かつて世界を統べたが滅ぼされた巨神(タイタン)であるクロノスの復活だった。完全に開いた冥府より現れた怪物キメラに、息子と住む村を襲われたペルセウスは、神の血を引く半神として戦いに挑む覚悟を決め、ペガサスに乗って出撃する。

アンドロメダ女王が率いる人間軍の陣地に到着したペルセウスは、そこでポセイドンの息子である半神のアゲノールと出合い、アンドロメダと三人で船で出港した。目的地は鍛冶の神ヘパイストスの住むケール島。ケール島で数々の試練をかい潜り、ゼウスが囚われているタルタロスの中心へ赴くための地図を得るペルセウスたち。

複雑な迷宮を抜けてタルタロスに到着するペルセウスたち。タルタロスでは、クロノスの側についた軍神アレスがハデスを倒して権力を奪おうとしていた。その隙にゼウスを救ったペルセウスは、ハデスの槍を奪い、冥府から脱出した。

人間軍の陣地に帰り着いたが、満身創痍のゼウスは、クロノスを倒す唯一の手段が3本の槍であることをペルセウスに伝授した。ポセイドンの槍とハデスの槍は得ているが、残るゼウスの槍はアレスに奪われていた。3本の槍を合わせる為に、アレスと闘うペルセウス。人間軍も姿を表した巨大なクロノスと果敢に戦った。

ペルセウスの息子ヘレイオスを連れて来て、目の前でペルセウスを倒そうとするアレス。からくも勝利したペルセウスは3本の槍を合わせて神器を完成させ、ゼウスも回心したハデスと力を合わせて、強大なクロノスを打ち負かした。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹き替え

ソフト化 編集

日本ではワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントよりブルーレイ、DVDが発売された。

  • 【初回限定生産】タイタンの逆襲 ブルーレイ&DVDセット(2枚組、2012年8月16日発売)
  • 【初回限定生産】タイタンの逆襲 3D&2D ブルーレイセット(2枚組、2012年8月16日発売)
  • 【初回限定生産】タイタンの戦い&タイタンの逆襲 ブルーレイ・ツインパック(2枚組、2012年8月16日発売)
  • 【完全数量限定生産】タイタンの逆襲 ブルーレイ スチールブック仕様(1枚組、2012年8月16日発売)

テレビ放送 編集

回数 テレビ局 番組名(放送枠名) 放送日 放送時間 放送分数 形態 視聴率
1 日本テレビ 映画天国 2015年6月8日 25:59 - 27:58 119分 字幕版 1.6%
2 テレビ東京 午後のロードショー 2018年9月14日 13:35 - 15:40 125分 吹替版
  • 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。

作品の評価 編集

Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「3D効果は前作よりも改善されているが、その他のほぼすべての点において、『タイタンの逆襲』は、シリーズ1作目の陳腐な演技、ぎこちない台詞、混沌としたプロットを改善できていない」であり、174件の評論のうち高評価は26%にあたる46件で、平均点は10点満点中4.5点となっている[3]Metacriticによれば、32件の評論のうち、高評価は4件、賛否混在は18件、低評価は10件で、平均点は100点満点中37点となっている[4]

出典 編集

  1. ^ a b c Wrath of the Titans” (英語). Box Office Mojo. IMDb. 2021年8月7日閲覧。
  2. ^ キネマ旬報」2013年2月下旬決算特別号 215頁
  3. ^ Wrath of the Titans (2012)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年8月7日閲覧。
  4. ^ Wrath of the Titans Reviews” (英語). Metacritic. 2021年8月7日閲覧。

外部リンク 編集