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タイム・リープ あしたはきのう』は、高畑京一郎小説1995年発表)。また、これを原作としたラジオドラマおよび1997年公開の日本映画タイム・リープ』が製作された。

タイム・リープ
監督 今関あきよし
撮影 芦澤明子
編集 中川毅彦
配給 パル企画
公開 日本の旗 1997年6月7日
上映時間 91分
製作国 日本の旗 日本
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目次

概要編集

ライトノベルに分類される小説であるが、タイムトラベルもののSF小説としても高い評価を受けた作品。タイムパラドックスの問題に正面から取り組み、意識内時間移動現象「タイム・リープ」という設定と、緻密な論理構成により、時間SFとして十分な戦果を挙げた。90年代の『時をかける少女』と評されたこともある。「ループもの」に近い点もあるが、全く同じ時を二度と過ごすことは無い、という点でループものとは異なる。

1999年に発表されたエッセイ「『タイム・リープ』に至るまで」で、作者は本作の下敷きになった作品として以下のものを挙げる。

本作はハードカバーでメディアワークスから発表後、文庫(電撃文庫)・ラジオドラマ映画と多方面へ移植された。また、文庫版は劇場公開に合わせ、実写とイラストの2種類の表紙が存在する。イラストは衣谷遊による。

あらすじ編集

ごく普通の女子高生・鹿島翔香は、ある日自分が『昨日の記憶』を喪失していることに気づく。そして、自分の日記を調べると、昨日の自分が書いたと思しき、見覚えのない文章があった。

「あなたは、今、混乱している…若松くんに相談しなさい。最初は冷たい人だと思うかもしれないけど、彼は頼りになる人だから。」

学校でも秀才の噂高い若松和彦は、翔香が一種の時間移動現象「タイム・リープ」に陥ったことを突き止め、時間のパズルと格闘していく。

登場人物編集

  • 鹿島翔香 - 主人公。タイムリープ現象に遭遇する。高校2年生の女子生徒。
  • 若松和彦 - 翔香のクラスメート。学校でトップクラスの秀才だが、対人関係(特に異性に対しては)にかなり距離を取っている。
  • 関鷹志 - 和彦の親友。柔道部に所属。父親は刑事。
  • 鹿島若子 - 翔香の母。
  • 若松美幸 - 和彦の妹。兄とは対照的に明るく社交性がある。
  • 中田輝夫 - 高等学校の英語教師。
  • 海野久子 - 高等学校の数学教師。
  • 水森優子、三原知佐子、矢内幹代 - 翔香の友人。

ラジオドラマ編集

1996年文化放送電撃大賞で放送された。ストーリーは原作に沿った形で制作された。その後ポリグラムからドラマCDとして発売された。

キャスト編集

映画版編集

1997年に公開された映画版では、「池内翔香」(鹿島翔香)と「星野彰彦」(若松和彦)と登場人物名が変更されるなどの設定の変更が見られる。

翔香役の佐藤藍子は映画初主演であり、星野役の川岡大次郎はこの作品がデビュー作となる。主題歌「タイム・リープ」を声優緒方恵美が歌った。監修には大林宣彦があたった。

スタッフ編集

キャスト編集

作品リスト編集

  • 『タイム・リープ あしたはきのう』(ハードカバー、1995年、ISBN 4-07-303060-4
  • 『タイム・リープ あしたはきのう<上>』(文庫、1997年、ISBN 4-07-305580-1。1999年、ISBN 978-4840205580
  • 『タイム・リープ あしたはきのう<下>』(文庫、1997年、ISBN 4-07-305596-8。1999年、ISBN 978-4840205597
  • 『タイム・リープ あしたはきのう』(ドラマCD)
  • 『タイム・リープ』 (VHS バンダイビジュアル 1997年7月9日発売BES-1768)
  • 『タイム・リープ』 (DVD バンダイビジュアル 2003年3月4日発売)

脚注編集

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  1. ^ a b 映画『タイム・リープ』で監修を担当した大林宣彦は、1983年に『時をかける少女』の監督をしている。
  2. ^ 上記の『時をかける少女』の映画作品『時をかける少女』と、テレビドラマ『ねらわれた学園』のパロディ。
  3. ^ 本作品より以前に「タイム・リープ」という概念が出てきた作品で、"タイムリープ"という言葉がサビに出てくる。

外部リンク編集