タイラー・オースティン
クリストファー・タイラー・オースティン(Christopher Tyler Austin, 1991年9月6日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州ロックデール郡コンヤーズ出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。現在はMLBのニューヨーク・ヤンキースに所属。
ニューヨーク・ヤンキース #26 | |
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基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | ジョージア州ロックデール郡コンヤーズ |
生年月日 | 1991年9月6日(26歳) |
身長 体重 |
6' 1" =約185.4 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手、一塁手、三塁手 |
プロ入り | 2010年 MLBドラフト13巡目(全体415位)でニューヨーク・ヤンキースから指名 |
初出場 | 2016年8月13日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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目次
経歴編集
2010年のMLBドラフト13巡目(全体415位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され[1]、プロ入り。この年は傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキースで2試合に出場した。
2011年はルーキー級ガルフ・コーストリーグで20試合に出場後、A-級スタテンアイランド・ヤンキースへ昇格。A-級スタテンアイランドでは27試合に出場し、打率.323・3本塁打・14打点・7盗塁の成績を残した。
2012年はルーキー級ガルフ・コーストリーグとA級チャールストン・リバードッグス、A+級タンパ・ヤンキースでプレー。A級チャールストンでは70試合に出場し、打率.320・14本塁打・54打点・17盗塁と好成績を残したため、同年のオールスター・フューチャーズゲームに選出された[2]。9月2日にAA級トレントン・サンダーへ昇格し[3]、2試合に出場した。
2013年はAA級トレントンとルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキース2でプレー。AA級トレントンでは83試合に出場し、打率.257・6本塁打・40打点・4盗塁の成績を残した。7月に行われたイースタンリーグのオールスターゲームでは西地区代表として選出された[4]。
2014年はAA級トレントンで105試合に出場し、打率.275・9本塁打・47打点・3盗塁の成績を残した。オフの11月20日にヤンキースとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした[5]。
2015年9月1日にDFAとなり、9日に40人枠を外れる形でAA級トレントンへ配属された[6]。この年はAA級トレントンとAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースとの2球団合計で94試合に出場し、打率.240・6本塁打・35打点・11盗塁の成績を残した。
2016年は開幕をAA級トレントンで迎え、6月4日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ昇格[6]。8月13日にメジャー契約を結んで25人枠入りし[7]、メジャーデビューとなった同日のタンパベイ・レイズ戦では7番・一塁手で先発出場して相手先発のマット・アンドリースから初打席初本塁打を放った。また、続く8番打者の同じくこの日がメジャーデビューのアーロン・ジャッジも初打席初本塁打を放ち、1試合2本のメジャー初打席初本塁打というMLB史上初の快挙を達成した[8][9]。この頃からファーストで出場する機会が増え、最終的には31試合に出場して打率.241・5本塁打・12打点・OPS0.758という打撃成績を残した。
2018年4月11日のボストン・レッドソックス戦で、レッドソックスのジョー・ケリーから故意死球を受けたことを発端に乱闘を起こし退場処分を受け、12日にMLBより5試合の出場停止と罰金の処分を受けた。この処分に対し異議申し立てをしている[10]。
詳細情報編集
年度別打撃成績編集
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2016 | NYY | 31 | 90 | 83 | 7 | 20 | 3 | 0 | 5 | 38 | 12 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 36 | 1 | .241 | .300 | .458 | .758 |
2017 | 20 | 46 | 40 | 4 | 9 | 2 | 0 | 2 | 17 | 8 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 17 | 1 | .225 | .283 | .425 | .708 | |
MLB:2年 | 51 | 136 | 123 | 11 | 29 | 5 | 0 | 7 | 55 | 20 | 1 | 0 | 0 | 2 | 11 | 0 | 0 | 53 | 2 | .236 | .294 | .447 | .741 |
- 2017年度シーズン終了時
年度別守備成績編集
年 度 |
球 団 |
一塁(1B) | 右翼(RF) | 左翼(LF) | |||||||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
||
2016 | NYY | 27 | 166 | 15 | 0 | 17 | 1.000 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 3 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2017 | 8 | 49 | 1 | 0 | 1 | 1.000 | - | 7 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||||||
通算 | 35 | 215 | 16 | 0 | 18 | 1.000 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 10 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2017年度シーズン終了時
記録編集
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出 1回:2012年
- サウス・アトランティックリーグ・オールスターゲーム選出1回:2012年
- イースタンリーグ・オールスターゲーム選出 1回:2013年
- MLB
- 初打席本塁打:2016年8月13日 タンパベイ・レイズ戦 マット・アンドリースより
背番号編集
- 26 (2016年 - )
脚注編集
- ^ Athleticism is Yanks' priority in Day 2 of Draft
- ^ Prospects pack rosters for Futures Game
- ^ “Yankee Prospects Austin, Kahnle and Pinder Promoted to Trenton”. MiLB.com (2012年9月2日). 2014年12月13日閲覧。
- ^ John Parker (2013年6月26日). “Eastern League reveals All-Star rosters”. MiLB.com. 2014年12月13日閲覧。
- ^ “Yankees Add Four Players to Major League Roster, Sell Rights of INF Zelous Wheeler to Rakuten Golden Eagles”. MLB.com Yankees Press Release (2014年11月21日). 2014年12月13日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2016年8月18日閲覧。
- ^ “Yankees Insider: With A-Rod out, prospect Tyler Austin on the way”. New York Daily News (2016年8月13日). 2016年8月18日閲覧。
- ^ Vorkunov, Mike (2016年8月13日). “Yankees’ Tyler Austin and Aaron Judge Hit Back-to-Back Homers in Debuts”. The New York Times 2016年8月18日閲覧。
- ^ “ヤンキース史上初「1試合2本×初打席初本塁打」”. 日刊スポーツ (2016年8月15日). 2016年8月18日閲覧。
- ^ 乱闘で2人に出場停止処分=米大リーグ時事通信 2018年4月13日
関連項目編集
外部リンク編集
- Tyler Austin stats MiLB.com (英語)