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概要編集

1940年代後半に実在した自動車、通称「タッカー車」および開発者のプレストン・トマス・タッカーの実話に基づいて描いた作品である。

タッカー車は51台(原型車として製造された1台目を含む)しか完成していないのだが、映画撮影当時で47台もが現存しており、愛好会の全面協力により現存している実車のほとんどが動員されてスクリーンに登場している。

刑事裁判で詐欺事件の被告人となったタッカーが最終弁論で陪審員席に向かって、自らの信じるアメリカの自由・正義・未来を訴え「もし大企業が斬新な発想を持った個人を潰したなら、進歩の道を閉ざしたばかりか自由という理念を破壊することになる! こういう理不尽を許せば、いつか我々は世界のナンバーワンから落ち、敗戦国から工業製品を買うことになる」という演説と、それを本気にせず笑う聴衆、という場面が印象的に描かれている(日米貿易摩擦、特に撮影された時代の1980年代に問題とされた貿易不均衡が背景にある)。

あらすじ編集

1945年、軍需工場を経営していたプレストン・タッカーは来るべき現代にふさわしい新車の設計、開発を計画していた。計画は家族と友人と共に順調に行っているように思えた。しかし、ビッグスリーフォードGMクライスラー)の横槍・妨害により、タッカーは「ありもしない車を売ろうとした詐欺師」に仕立て上げられ、裁判に立たされる[2]

出演編集

役名 俳優 日本語吹替
プレストン・T・タッカー ジェフ・ブリッジス 津嘉山正種
ヴェラ・タッカー ジョアン・アレン 弥永和子
エイブ・キャラッツ マーティン・ランドー[3] 吉水慶
エディ・デイーン フレデリック・フォレスト 千田光男
ジミー・サクヤマ マコ岩松 秋元羊介
アレックス・トレムリス イライアス・コティーズ 島田敏
ハワード・ヒューズ ディーン・ストックウェル 小川真司
ベニントン ディーン・グッドマン 大木民夫
ファーガソン上院議員 ロイド・ブリッジス 内田稔
マリリン・リー・タッカー ニーナ・シーマツコ 川村万梨阿
プレストン・タッカーJr クリスチャン・スレーター 成田剣

スタッフ編集

書籍編集

出典編集

  1. ^ Tucker: The Man and His Dream (1988)” (英語). Box Office Mojo. 2011年2月14日閲覧。
  2. ^ という筋立てではあるが、実際のところ物語の背景当時、たとえばハドソン・モーター・カー・カンパニーのようにビッグスリー以外の自動車メーカーは存在しており、あたかもビッグスリー以外は存在が許されないものであったかのような印象は演出でしかない。よってこの映画を、史実のドキュメンタリーであるかのように解するのは間違いである
  3. ^ 本作でゴールデングローブ賞受賞

関連項目編集

外部リンク編集