タモリステーション
日本の報道特別番組、スポーツ・教養番組。タモリの冠番組(2022-)
『タモリステーション』は、テレビ朝日系列で2022年から放送されている、タモリ司会の特別番組(報道特別番組)、かつ教養番組である。タモリ司会の同系列の音楽番組『ミュージックステーション』及び同系列の平日の最終ニュース番組の『報道ステーション』から派生している[1]。番組タイトルロゴおよび番組上の表記は『タモリSTATION』。番組の略称は『タモステ』[2]。
タモリステーション | |
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![]() 番組タイトルロゴ | |
別名 | タモリSTATION |
ジャンル |
特別番組 教養番組 |
司会者 | タモリ |
ナレーター |
中里雅子 大海吾郎 |
製作 | |
製作総指揮 |
早河洋 若林邦彦(統括) |
プロデューサー | 樋口圭介(ゼネラルプロデューサー) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送チャンネル | テレビ朝日系列 |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2022年1月28日 - 不定期 |
タモリステーション - テレビ朝日 | |
番組年表 | |
関連番組 | ミュージックステーション 報道ステーション |
概要 編集
タモリは2021年10月、延べ34年間にわたって『ミュージックステーション』の総合司会を務め、長期間にわたる同一番組への司会によるギネス世界記録に2回目の認定を受けているが、今回のこの番組では、自らの持つ知的好奇心をフルに生かし、旬の話題に鋭く切り込むという内容で展開される[1]。
放送内容 編集
第1回「〜二刀流 大谷翔平の軌跡〜」 編集
- 2022年1月28日 20:00 - 21:54(JST) テレビ朝日系列全国ネット[1]。収録放送。
- 平均世帯視聴率15.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[3]
- 司会:タモリ
- 出演:王貞治(福岡ソフトバンクホークス球団会長)[1]、栗山英樹(野球日本代表監督)[注 1][1]、天海祐希(女優)[1]
- 進行:大下容子(テレビ朝日アナウンサー)
- 進行補佐:安藤萌々(同上)
- ナビゲーター:大越健介(報道STATIONメインキャスター)[4]
- 放送内容:メジャーリーグベースボールの大谷翔平は2021年シーズン、46本塁打・9勝を挙げ、「二刀流」として活躍し、日本人選手としてイチロー以来20年ぶりのアメリカンリーグMVPを断トツの満票で受賞するなど、11のタイトルを受賞。高く評価されている。この番組では、テレビ朝日アメリカ支社の取材スタッフが全米各地に関係者を取材し、大谷が持つ規格外の肉体・技術・精神力、二刀流の元祖とされるベーブ・ルースとの共通点などを探った[5][1][6][7][8]。
- 受賞歴:2022年日本民間放送連盟賞 テレビエンターテイメント部門 優秀賞[9]
第2回「〜欧州とロシアの挟間で ウクライナ戦争の真実〜」 編集
- 2022年3月18日 20:00 - 21:54(JST) テレビ朝日系列全国ネット[10][11][12]。生放送[4]。
- 平均世帯視聴率13.5%、個人視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地方)[13]
- 司会:タモリ
- 解説:小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター専任講師)、兵頭慎治(防衛省防衛研究所)[2]
- 出演:岡部芳彦(ウクライナ研究会会長)、名越健郎(拓殖大学海外事情研究所教授)、 角茂樹(元駐ウクライナ日本国大使)
- 中継:大越健介(報道STATIONメインキャスター)
- アシスタント:大下容子(テレビ朝日アナウンサー)、小木逸平(テレビ朝日アナウンサー)
- 放送内容:ロシアのウクライナ侵攻の"真実"をテーマに、緊急生放送で放送[4]。ウクライナの現状や、ロシアが軍事侵攻に踏み切った背景など、通常の報道番組では伝えきれていない当事者たちの人物像、両国の歴史を深く掘り下げた。また、第1回の放送でナビゲーターとして登場した大越健介も出演し、国境地帯での取材内容などを、ポーランドから生中継でレポートした。このほか、キエフ、ワシントン、北京の各地と生中継を結びながら、ロシアのウクライナ侵攻の最新情報を送った[4][14]。また、タモリは途中、1時間以上も無言を貫き、話題となった。タモリは最後に「こうしている間も大勢の人がウクライナで亡くなっている、というより殺されているわけですから…いろいろありますけど、一日も早く平和な日がウクライナに来ることを祈るだけですね」と述べた。東国原英夫はTwitterで「タモリさんが何も喋らない。2時間生放送で、確か3カ所程で一言二言。ハシビロコウの様に動かず、ある意味遺影の様だった。しかし、その存在感は半端無く、『沈黙』が逆に『雄弁』を物語っていた。昔、TVタックルに覆面で出た立川談志師匠を彷彿させた」と投稿した[2]。
第3回「〜タモリ、カーリングを勉強する。〜」 編集
- 2022年7月1日 20:30 - 21:54(JST) テレビ朝日系列全国ネット[15]。収録放送。
- 平均世帯視聴率7.0%、個人視聴率3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地方)
- 司会:タモリ
- 出演:本橋麻里[16]、ロコ・ソラーレ[15]、山口剛史[17]、木村佳乃[17]、三村マサカズ(さまぁ~ず)[17]
- スタジオ進行:斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)[17]、安藤萌々(テレビ朝日アナウンサー)[17]
- ロケ進行:安藤萌々(テレビ朝日アナウンサー)[15]
- 放送内容:北京オリンピックの女子カーリングで日本史上初の銀メダルを獲得したロコ・ソラーレ、カーリングをテーマに放送。競技のルーツ、ルールを含め、さまざまな角度から深掘りしていった。ロコ・ソラーレ生誕の地である北海道常呂町に、タモリがロコ・ソラーレのメンバーとともにロケを実施。ロケでは、北見市カーリングホールにて、ロコ・ソラーレのメンバー、本橋麻里とロコ・ソラーレ結成秘話を含めたエピソードトークを行った[15][16]。スタジオパートでは、リンクづくりのプロフェッショナルとテレビ朝日の美術チームが、丸2日がかりで本格仕様のリンクを特設。本橋麻里と平昌オリンピックカーリング日本代表山口剛史による解説のもと、司会のタモリ、番組ゲストの木村佳乃、三村マサカズ(さまぁ~ず)が実際にカーリングに挑戦した[17][18]。このほか、常呂町がカーリングの聖地とされる背景にもフォーカス。"常呂町カーリングの父"・小栗祐治(常呂カーリング協会初代会長、2017年没)に関するエピソードなどを交えながら、カーリングの聖地とされる背景を紐解いていった[16]。
第4回「〜日本サッカー運命の大一番! 絶対に負けられないFIFAワールドカップ決戦直前SP〜」 編集
- 2022年11月27日(日曜日夕方) 17:00 - 18:40(JST)[19] テレビ朝日系列全国ネット[19]。生放送[19][20]。
- 平均世帯視聴率10.9%、個人視聴率6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地方)
- 司会:タモリ
- 出演:川渕三郎(日本トップリーグ連携機構会長)[19]、中山雅史(元サッカー日本代表・2023年度アスルクラロ沼津監督)[19]
- スタジオ進行:清水俊輔(テレビ朝日アナウンサー)[21]、斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)[21]
- 中継:内田篤人(元サッカー日本代表・サッカー解説者・「報道ステーション」サッカーキャスター)[19]、安藤萌々(テレビ朝日アナウンサー)[21]
- 放送内容:「FIFAワールドカップカタール2022」をテーマに、グループE第2戦のコスタリカ戦を直前にした生放送となる[19][20]。日本代表のスタメン発表、森保一監督へのインタビューなど、テレビ朝日FIFAワールドカップ フィールドキャスターを務める内田篤人による中継、レポートを交えながら、試合直前の日本代表の様子を伝えた[19][20]。また、コスタリカ代表の戦術分析のほか、地元の熱狂ぶりも中継。スタジオパートでは、日本代表とワールドカップの歴史を川渕三郎、中山雅史と共に振り返った[19][20]。このほか、ペレを含む数々のスターのワールドカップ秘話、リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドをはじめとするスーパースターのプレー、今大会のポイントもフォーカスした[19][20]。
スタッフ 編集
第2回・4回はスタッフロールを表示せず。また、一部のスタッフは『緊急特報!侍ジャパンWBC世界一の熱狂』も担当。
- ナレーション:中里雅子、大海吾郎
- 構成:小野晋、小杉四駆郎、市川篤(市川→第3回)
- TM:高田格
- TD/SW:石井豪(第3回)
- カメラ:宮内大翼
- 照明:岡本勝彦(第3回)
- 音声:猪俣晃(第3回)
- VE:山本夏実(第3回)
- 美術:小山晃弘
- デザイン:森みどり
- 美術進行:渡邊眞太郎、十時健太(十時→第3回)
- 大道具:竹内俊彰
- 小道具:中嶋誠宗(第3回)
- 電飾:竹原詩音
- アブスト:梶野明弘
- モニター:三浦恵太
- トラス(第3回):齋藤政利(第3回)
- 装飾(第3回):宇都宮沙織(第3回)
- メイク:飛田真知子(第3回)
- 技術協力:テイクシステムズ、MJ、東京オフラインセンター、ロッコウ・プロモーション、共立ライティング、ピースリー本舗、miruca(共立・ピースリー・miru→第3回)
- 美術協力:/tv asahi create、株式会社パティネレジャー(パティネレジャー→第3回)
- CG・デザイン:清野啓太、青木崇、藤岡美栄子(青木→第3回)
- バーチャルCG:加藤喬、時津魅羅、菊間俊介、小杉純子、寺門竜輔、辻聖太(時津以降→第3回)
- EED:北澤孝司
- MA:樋口奈巳(第3回)
- 音効:矢部公英
- TK:高橋由佳
- 編成:柳井寛史、小宮立千
- 宣伝:村上理絵(第3回)
- ホームページ:櫻井健介
- デスク:薮田早加
- 制作協力:テレビ朝日映像、文化工房、u-com(u-com→第3回)
- リサーチ・コーディネート:小谷野だいあ、大徳道行 Wonder Tours Inc.(共に第3回)
- 協力:ジーワン、常呂カーリング倶楽部、常呂漁業協同組合、松平斉之、斉藤正美、SC軽井沢クラブ、HTB北海道テレビ(共に第3回)
- 制作スタッフ:立花龍介、楠田康平、西本圭希、弘中葵、松本航和、山本翼、木村剛、甲斐小百合、平野達也、福田涼太、鈴木琢也(弘中・山本・木村・甲斐・平野・鈴木→第3回、平野→第1回はディレクター)
- アシスタントプロデューサー:加藤卓也、堀切夕香子、鈴木園子、梶原亜季、河井丈郎(加藤・鈴木・梶原・河井→第3回)
- ディレクター:菅原悠平、山田俊介、佐藤剛、大岩タカユキ、山本結城、芳賀善之、石永遊、今泰之、萩原正雄、片山陽、庄司金之助、岡田大輔、小泉貴子、今泉真由、笹森大玄(芳賀・石永・庄司・小泉・今泉→第3回)
- チーフディレクター:長田誠(第3回)
- プロデューサー:大沢解都、加藤暁史、齋藤隆平、木下智貴、陣代適、名古屋陵(木下・名古屋→第3回)
- ゼネラルプロデューサー:樋口圭介
- 統括:若林邦彦(第3回、第1回はプロデューサー・総合演出)
- 制作協力:田辺エージェンシー
- 総合演出:久保信広(第3回、第1回はチーフディレクター)、酒井秀行(第3回)
- 制作総指揮:早河洋
- 制作著作:テレビ朝日
過去のスタッフ 編集
- 構成:小野寺雅之(第1回)
- TD/SW:時田将光(第1回)
- 照明:舟越利紗(第1回)
- 音声:細川美枝(第1回)
- VE:齋藤弘幸(第1回)
- デザイン:佐藤朝美(第1回)
- 美術進行:寺岡悠介(第1回)
- 小道具:高橋吉彦(第1回)
- メイク:川口カツラ店(第1回)
- 水墨画・題字:西元祐貴(第1回)
- CG・デザイン:冨田良磨(第1回)
- MA:寺田朋美(第1回)
- 宣伝:岸田慎介(第1回)
- リサーチ・コーディネート:岡本佳文、深作真紀(共に第1回)
- 制作スタッフ:長嶺由一郎、石田涼子(共に第1回)
- アシスタントプロデューサー:上田航平、小嶋悠介(共に第1回)
- ディレクター:竹嶋正明、谷地俊太郎、青山賢治、岡田直也、渡邊崇、大野瑠哉、野呂優太、谷口治、比嘉孝之、本田健一、小畑祐紀(共に第1回)
- プロデューサー:山下達也、窪田大吾、中丸徹(共に第1回)
- 統括:秦聖浩、奥川晃弘、菰田勇男(共に第1回)
脚注 編集
注釈 編集
- ^ 大谷が北海道日本ハムファイターズ時代に監督を務めていた。
出典 編集
- ^ a b c d e f g タモリMCの大型スポーツ特番『タモリステーション』始動!大谷翔平、二刀流の軌跡に迫る, テレ朝POST, (2021-12-14) 2022年1月31日閲覧。
- ^ a b c “タモリ“無言”がメッセージだった? 「タモステ」の“聞く姿勢”に称賛の声 東国原英夫「沈黙が雄弁に」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年3月24日閲覧。
- ^ “「タモリステーション」 平均世帯視聴率15・9% 大谷翔平の二刀流の軌跡に迫る - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年3月24日閲覧。
- ^ a b c d “「タモリステーション」第2弾で大越健介キャスターが緊迫の国境地帯を取材”. WEBザ・テレビジョン. (2022年3月14日) 2022年3月18日閲覧。
- ^ タモリ×大谷翔平! 怪物二刀流の軌跡&秘密に迫る 『タモリステーション』2022年1月放送(テレビライフ)
- ^ タモリ、憧れの王貞治氏と初共演で大興奮!「芸能界に入ってよかった」, テレ朝POST, (2022-1-21) 2022年1月31日閲覧。
- ^ タモリも仰天!大谷翔平×ベーブ・ルース、100年の時空を超えた“意外な共通点”, テレ朝POST, (2022-1-24) 2022年1月31日閲覧。
- ^ 大谷翔平、ドラフト舞台裏!タモリも感動した日本ハム球団渾身の“プレゼン資料”, テレ朝POST, (2022-1-28) 2022年1月31日閲覧。
- ^ 表彰番組・事績 2022年日本民間放送連盟賞 日本民間放送連盟、2022年9月15日配信・閲覧
- ^ “「タモリステーション」第2弾は「〜欧州とロシアの挟間で ウクライナ戦争の真実〜」18日放送”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2022年3月10日) 2022年3月11日閲覧。
- ^ “「タモリステーション」第2弾を緊急生放送 ウクライナ侵攻の〝真実〟を特集”. SANSPO.COM. 産経デジタル. (2022年3月10日) 2022年3月11日閲覧。
- ^ “『タモリステーション』第2弾 タモリ、ロシアのウクライナ侵攻を生放送で読み解く”. ORICON NEWS. オリコン. (2022年3月10日) 2022年3月11日閲覧。
- ^ “司会タモリが無言貫き話題「タモリステーション」世帯平均13・5%の高視聴率 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年3月24日閲覧。
- ^ 『タモリステーション』第2弾、緊急生放送決定 ウクライナ情勢に迫る, テレ朝POST, (2022-3-10) 2022年3月18日閲覧。
- ^ a b c d “タモリ、ロコ・ソラーレの故郷でメンバーと初ロケ!「彼女たちの強さの秘密がわかった」”. テレ朝POST. (2022年6月9日) 2022年7月3日閲覧。
- ^ a b c “タモリ×ロコ・ソラーレのスペシャル対談!知られざるチーム誕生秘話にメンバーも涙”. テレ朝POST. (2022年6月27日) 2022年7月3日閲覧。
- ^ a b c d e f “『タモリステーション』スタジオに巨大カーリングリンク出現!タモリ「これはスゴイ」”. テレ朝POST. (2022年6月22日) 2022年7月3日閲覧。
- ^ “タモリ、カーリング初体験で奇跡のスーパーショット!「明日は筋肉痛確定です」”. テレ朝POST. (2022年7月1日) 2022年7月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “『タモリステーション』最新作決定!FIFAワールドカップ“コスタリカ戦”直前に生放送”. テレ朝POST. (2022年11月1日) 2022年11月14日閲覧。
- ^ a b c d e “絶対に見逃せない「タモリステーション」 テレ朝系27日、森保日本W杯運命のコスタリカ戦直前生放送”. サンスポ. (2022年11月1日) 2022年11月14日閲覧。
- ^ a b c “【きょうの注目番組】11月27日(日)放送のおすすめテレビ番組まとめ”. TV LIFE公式サイト. (2022年11月27日) 2022年11月28日閲覧。
外部リンク 編集
- タモリステーション テレビ朝日