タルタオ島 西海岸

タルタオ島タイ語: เกาะตะรุเตา)は、タイ王国サトゥーン県マレーシア国境に程近いタルタオ海洋国立公園最大のである。南北に 26km、東西に 11kmの広さを持ち、タイ国内やアンダマン海周辺で最も手付かずの自然が残る。島の名は、マレー語で「古い」「原始的」を意味する。

地理編集

島を南北に貫くコンクリート舗装路があるが、地形は、起伏が多く 500mを超えるいくつかの山々が広がる。最も高い地点は 713mあり、島の大部分は密生した原生林のジャングルで覆われ、マングローブと石灰岩の崖が海岸の大部分を囲んでいる[1]。西海岸は、古くからのカメの産卵場所である長く広い白浜を持つ。ラングールやカニクイザルと野生のブタが島に多く生息している。

島の西部にある Ao Sonビーチは、4km以上の長さで、幅は 200mを超える。

タルタオ島の東側は、沖合いに10以上の小さな島と石灰岩のカルストの小島に囲まれている。

タイ王国領のタルタオ島とマレーシア領のランカウイ島の間には、チンチン海峡が通っている。

歴史編集

 
島の東側に位置する旧刑務所の近くの桟橋と高さ 30mの石灰岩の絶壁。

タルタオ島は、歴史的に重要な場所である。1938~1948年に、ラーマ7世の息子「Sittiporn Gridagon」を含む、3,000人以上のタイの刑事上、政治上の犯罪者がここで収監されていた。第二次世界大戦の間、本土からの食料と医薬品の供給は滞り、そして、多くの囚人はマラリアで死亡した。生き残った囚人や警備員の多くは、近くのマラッカ海峡の海賊になったが、後の1944年にイギリス軍によって討伐された[1]

2002年、アメリカCBSのバラエティ番組「サバイバー」の撮影場所として島が使用された。

2013年8月16日掲載の英字日刊紙バンコック・ポストの社説は、人身売買のギャングが「奴隷として売り渡す前の身代金の強要を目的として、イスラム教徒のロヒンギャ・ボートピープルを投獄するために、島の南端を使っていた」と報じた[2]

脚注編集

  1. ^ a b Williams, China (2012). Thailand Travel Guide. Worldwide: Lonely Planet. pp. 816. ISBN 9781741797145. 
  2. ^ A nghtmare in paradise

外部リンク編集

座標: 北緯6度37分 東経99度39分 / 北緯6.617度 東経99.650度 / 6.617; 99.650