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アルテン・フィヨルド (Alten Fjord) で攻撃を受けるティルピッツ

タングステン作戦 (Operation Tungsten) は、第二次世界大戦中のイギリス軍空母搭載機によるドイツ戦艦ティルピッツに対する航空攻撃作戦。1944年4月にイギリス海軍により実行された。

背景編集

ドイツ軍がソ連に侵攻を開始すると、ノルウェーの北を回ってソ連へ支援物資を運ぶ連合国の船団が運航されるようになった。就役後ノルウェーに配備されたドイツ戦艦ティルピッツはそれらの船団にとって非常に脅威であり、何度も攻撃が試みられた。1943年9月に行われたソース作戦によりティルピッツは大損害を受けたが、その修理が近く完了しそうであったためイギリス軍は次の攻撃を計画した。それが空母搭載機によるティルピッツ攻撃であるタングステン作戦である。

作戦経過編集

作戦に参加したのは空母ヴィクトリアスフューリアス、護衛空母サーチャーエンペラーパーシュアーフェンサー、戦艦デューク・オブ・ヨークアンソン、巡洋艦4隻、駆逐艦12隻である。また、攻撃部隊の指揮するのはヘンリー・ムーア少将であった。

イギリス艦隊は二つに分かれて3月30日にスカパ・フローから出撃し、4月2日に合流後、攻撃部隊はノルウェー沿岸へ接近した。

4月3日朝、2波の攻撃部隊が空母から発進した。攻撃に参加したのは爆弾搭載のバラクーダ42機と戦闘機51機(コルセア21機、ヘルキャット20機、ワイルドキャット10機)であった。8時30分までに攻撃隊は帰還し、部隊は帰投した。

ティルピッツは14発の命中弾を受けた。ティルピッツは至近弾によって浸水を生じたが機関部への被害はなかった。また命中弾によって対空兵器などに被害が生じたが装甲は貫通されなかった。122名が戦死して316名が負傷した。

一方、イギリス側はバラクーダ2機が撃墜され、損傷したヘルキャット1機が着水した。9名の搭乗員が戦死した。