ダイアログ・イン・ザ・ダーク

ダイアログ・イン・ザ・ダーク(Dialog in the Dark)とは、照度ゼロの暗闇空間で、聴覚触覚など視覚以外の感覚を使って日常生活のさまざまなシーンを体験するエンターテイメント。「DID」と略称されている。

参加者は数人のグループとなり、事前に白杖を渡され、完全に光を遮断した照度ゼロの暗闇空間を探検。視覚以外の感覚を研ぎ澄まし様々なシーンを体験する。暗闇内では「アテンド」と呼ばれる視覚障害者のスタッフが参加者を案内する。

1988年ドイツ哲学博士アンドレアス・ハイネッケ英語版の発案によって誕生。世界41か国以上で開催されており、900万人を超える人々が体験。日本では1999年11月の初開催以降、21万人以上が体験している。現在は東京「Tokyo Diversity Lab.」で企業・団体向けの暗闇でのビジネスワークショップと、大阪「対話のある家」にて体験が可能。

日本での開催状況 編集

企業研修としての活用 編集

こどものための体験 編集

  • 2013年から2014年に神戸市、2016年から「東京都オリンピック・パラリンピック教育」の一環として渋谷区の小学生・中学生を対象とした「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を開催。
  • 2015年から佐賀県と一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティの「協働型委託事業」としてこどものための「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を連続開催。佐賀県の進める「子育てし大県“さが”」の取組みの一部として行われ、これまでに約2000名が体験。
  • 2017年12月、熊本県「学校における交流及び共同学習を通じた障害者理解(心のバリアフリー)」の推進事業として、熊本県の盲学校と県立高校の交流及び共同学習の場として講演会及びダイアログ・イン・ザ・ダークを開催。

日本での受賞歴 編集

関連書籍 編集

類似のイベント 編集

外部リンク 編集