ダイアン・キートン
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ダイアン・キートン(Diane Keaton, 本名: Diane Hall、1946年1月5日 - )は、アメリカ合衆国の女優、映画監督、映画プロデューサー、脚本家。カリフォルニア州ロサンゼルス出身。1977年の『アニー・ホール』でアカデミー主演女優賞を受賞した[1]。
ダイアン・キートン Diane Keaton | |||||||||||||||||||||||||||||||
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2011年撮影 | |||||||||||||||||||||||||||||||
本名 | Diane Hall | ||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1946年1月5日(78歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国ロサンゼルス | ||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||||||||||||||||||||
職業 | 女優、映画監督、映画プロデューサー、脚本家 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 | ||||||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1968年 - | ||||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||
出演 『ゴッドファーザー』シリーズ 『ボギー!俺も男だ』 『スリーパー』 『ウディ・アレンの愛と死』 『アニー・ホール』 『ミスター・グッドバーを探して』 『インテリア』 『マンハッタン』 『レッズ』 『赤ちゃんはトップレディがお好き』 『花嫁のパパ』シリーズ 『ファースト・ワイフ・クラブ』 『マンハッタン殺人ミステリー』 『ラストフライト』 『マイ・ルーム』 『恋愛適齢期』 『最高の人生のつくり方』 製作・製作総指揮 『エレファント』 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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略歴
編集カリフォルニア州ロサンゼルスにて、ダイアン・ホールとして生まれる[2]。父親はアイルランド系カトリックの背景を持ち、母親はメソジストであった[3]。
1963年に高校を卒業し、オレンジ・コースト・カレッジに通うが1年で中退してマンハッタンに移る[4]。俳優協会に加入する際、すでに「ダイアン・ホール」で登録があったため、母親の旧姓から「ダイアン・キートン」で登録する[5]。ニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスで演技を学び、ブロードウェイのミュージカル『ヘアー』に出演。
1969年2月、ブロードウェイで行われたウディ・アレンの『Play It Again, Sam』の舞台に出演。同作品は1970年3月まで453公演開催され、キートンはトニー賞にノミネートされた。
1970年、『ふたりの誓い』で映画デビュー。この作品における演技がフランシス・フォード・コッポラの目に止まり、『ゴッドファーザー』のケイ・アダムズ役に抜擢された[6]。
1972年、『Play It Again, Sam』の映画版『ボギー!俺も男だ』に出演。その後アレンとは公私にわたるパートナーとなり、彼の多くの映画に出演。1977年の『アニー・ホール』でアカデミー主演女優賞を受賞した。
私生活
編集ブロードウェイのオーディションを受けた時に出会ったウディ・アレンと交際するが後に別れる。1979年から『レッズ』で共演したウォーレン・ベイティと交際していた[7]。その後アル・パチーノとも交際していた事がある。これまで結婚歴はなく、50歳を過ぎてからとった養子が2人いる[8]。
主な作品
編集出演
編集公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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1970 | ふたりの誓い Lovers and Other Strangers |
ジョーン | ||
1972 | ゴッドファーザー The Godfather |
ケイ・アダムス・コルレオーネ | 鈴木弘子(日本テレビ版) 山像かおり(DVD版、BD版) | |
ボギー!俺も男だ Play It Again, Sam |
リンダ | 上田みゆき | ||
1973 | スリーパー Sleeper |
ルナ | 小原乃梨子(TBS版) | |
1974 | ゴッドファーザー PART II The Godfather Part II |
ケイ・アダムス・コルレオーネ | 鈴木弘子(日本テレビ版) 山像かおり(DVD版、BD版) | |
1975 | ウディ・アレンの愛と死 Love and Death |
ソニア | (吹き替え版なし) | |
1976 | ダイアン・キートン 可愛い女 I Will, I Will... for Now |
ケイティ・ビンガム | 上田みゆき(テレビ朝日版) | |
ニューヨーク 一攫千金 Harry and Walter Go to New York |
リッサ | |||
1977 | アニー・ホール Annie Hall |
アニー・ホール | アカデミー主演女優賞 受賞 英国アカデミー賞 主演女優賞 受賞 ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞 |
小原乃梨子(TBS版) |
ミスター・グッドバーを探して Looking for Mr. Goodbar |
テレサ | 小柳ルミ子 | ||
1979 | インテリア Interiors |
レナータ | 田島令子(TBS版) | |
マンハッタン Manhattan |
メリー | 高島雅羅(TBS版) | ||
1981 | レッズ Reds |
ルイーズ・ブライアント | 安藤麻吹(U-NEXT版) | |
1982 | シュート・ザ・ムーン Shoot the Moon |
フェイス | ||
1984 | リトル・ドラマー・ガール The Little Drummer Girl |
チャーリー | (吹き替え版なし) | |
燃えつきるまで Mrs.Soffel |
ケイト・ソフェル | |||
1986 | ロンリー・ハート Crimes of the Heart |
レニー | ||
1987 | ラジオ・デイズ Radio Days |
新年の歌手 | ||
赤ちゃんはトップレディがお好き Baby Boom |
J・C・ワイアット | 弥永和子(TBS版、機内上映版) | ||
1988 | 情熱の代償 The Good Mother |
アンナ | ||
1990 | ゴッドファーザーPARTIII The Godfather Part III |
ケイ・アダムス・コルレオーネ | 鈴木弘子(ソフト版、フジテレビ版) | |
1991 | 花嫁のパパ Father of the Bride |
ニーナ・バンクス | 宗形智子 | |
立候補/ダーティ・トリックス Running Mates |
アギー・スノウ | テレビ映画 | ||
1993 | マンハッタン殺人ミステリー Manhattan Murder Mystery |
キャロル・リプトン | ||
ベイビー・トーク3 ワンダフル・ファミリー Look Who's Talking Now |
ダフネ | 声の出演 | 藤田淑子(ソフト版) 鈴木弘子(フジテレビ版) | |
1994 | ラストフライト Amelia Earhart: The Final Flight |
アメリア・イアハート | テレビ映画 | (吹き替え版なし) |
1995 | 花嫁のパパ2 Father of the Bride Part II |
ニーナ・バンクス | 宗形智子 | |
1996 | ファースト・ワイフ・クラブ The First Wives Club |
アニー・パラディス | 高島雅羅 | |
マイ・ルーム Marvin's Room |
ベッシー | 鈴木弘子 | ||
1997 | イン・マイ・ライフ The Only Thrill |
キャロル・フィッツシモンズ | ||
1999 | カーラの結婚宣言 The Other Sister |
エリザベス・テイト | 立石涼子 | |
2000 | 電話で抱きしめて Hanging Up |
ジョージア | 監督兼任 | 宮寺智子 |
2001 | フォルテ Town & Country |
エリー | 鈴木弘子 | |
2002 | クロスオーバー ふたりの女 Crossed Over |
ベヴァリー | テレビ映画 | |
2003 | 恋愛適齢期 Something Gotta Give |
エリカ・バリー | ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞 | 松岡洋子 |
2005 | 幸せのポートレート The Family Stone |
シビル・ストーン | 唐沢潤 | |
2007 | 恋とスフレと娘とわたし Because I Said So |
ダフネ | ||
ママ男 Mama's Boy |
ジャン・マナス | (吹き替え版なし) | ||
2008 | デンジャラスな妻たち Mad Money |
ブリジット・カーディガン | 野村須磨子 | |
2010 | 恋とニュースのつくり方 Morning Glory |
コリーン・ペック | 松岡洋子 | |
2013 | グリフィン家のウエディングノート The Big Weding |
エリー・グリフィン | 一城みゆ希 | |
2014 | ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります 5 Flights Up |
ルース | (吹き替え版なし) | |
最高の人生のつくり方 And So It Goes |
リア | |||
2015 | クーパー家の晩餐会 Love the Coopers |
シャーロット | 松岡洋子 | |
2016- | ピウス13世 美しき異端児 The Young Pope |
シスター・メアリー | テレビシリーズ | 谷育子 |
2016 | ファインディング・ドリー Finding Dory |
ジェニー | 声の出演 | 高島雅羅 |
2017 | ロンドン、人生はじめます Hampstead |
エミリー・ウォルターズ | (吹き替え版なし) | |
2018 | また、あなたとブッククラブで Book Club |
ダイアン | ||
2019 | チア・アップ! Poms |
マーサ | 兼製作総指揮 | |
2023 | ブッククラブ/ネクストチャプター BOOK CLUB: THE NEXT CHAPTER |
ダイアン | 小山茉美 |
製作
編集公開年 | 邦題 原題 |
担当 | 備考 |
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1987 | ダイアン・キートンの ウェルカム・トゥ・ヘヴン Heaven |
監督 | ドキュメンタリー |
1991 | ツイン・ピークス Twin Peaks |
監督 | テレビシリーズ、Episode #2.15を監督 |
ワイルドフラワー Wildflower |
監督 | ||
1995 | 想い出の微笑 Unstrung Heroes |
監督 | |
2000 | 電話で抱きしめて Hanging Up |
監督・出演 | |
2003 | エレファント Elephant |
製作総指揮 |
受賞歴
編集- 受賞
- 1978年 アカデミー主演女優賞:『アニー・ホール』
- 受賞
- 1978年 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『アニー・ホール』
- 2004年 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『恋愛適齢期』
- ノミネート
- 1978年 主演女優賞 (ドラマ部門):『ミスター・グッドバーを探して』
- 1982年 主演女優賞 (ドラマ部門):『レッズ』
- 1983年 主演女優賞 (ドラマ部門):『シュート・ザ・ムーン』
- 1985年 主演女優賞 (ドラマ部門):『燃えつきるまで』
- 1988年 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『赤ちゃんはトップレディがお好き』
- 1994年 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門):『マンハッタン殺人ミステリー』
- 1995年 女優賞 (ミニシリーズ・テレビ映画部門):『ラストフライト』
参照
編集- ^ “Diane Keaton Wins Best Actress Oscar: 1978 Oscars”. Oscars. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “Diane Keaton Biography (1946–)”. Filmreference.com. March 8, 2010閲覧。
- ^ Stated in Then Again, by Diane Keaton, 2011
- ^ Diane Keaton: A Nervous Wreck on the Verge of a Breakthrough. Movie Crazed. 1974. Retrieved February 22, 2006.
- ^ Dominic Dunne. "Hide and Seek with Diane Keaton". Vanity Fair. February 1985.
- ^ ハーラン・リーボ 著、河原一久、鈴木勉 訳『ザ・ゴッドファーザー』ソニーマガジンズ、2001年11月22日、98頁。ISBN 978-4789717748。
- ^ Diane Keaton biography. The New York Times. Retrieved February 21, 2006.
- ^ Brad Stone. "Defining Diane". More magazine. July/August 2001.