ダイヤブロック
日本のカワダが製造販売するブロック玩具
ダイヤブロック(DiaBlock)とは日本のカワダが発売しているブロック玩具の商品名である。
1962年に発売開始され、今では日本においてはデンマーク企業のレゴと並ぶシェアを占めている。
原形編集
1955年、とある文具メーカーから、二股に分かれて鉛筆を2本同時に差し込めるキャップが発売されていた。これは本来の用途では売れず大量の在庫を抱えてしまい、「ブロックキャップ」と名付けられキャップを積み重ねて遊ぶ玩具として、在庫処分のような形で販売されていた。これに、創業間もないゲーム問屋だったカワダが注目。百貨店での夏休み向けの実演工作用の商材として大量に買い付けて販売したところ、好調な売れ行きとなった。1958年には、カワダが正式に代理店として、これを扱うこととなった。
当時のカワダにとって、玩具販売の繁忙期である年末以外にも売り上げの取れる自社商品の開発が急務だった。そこで、ブロックキャップをヒントに社内での開発が進められ、より積み重ねて造形し易いといった改良を加えられて、ダイヤブロックか誕生した。ダイヤブロックの凸部が他社のブロック玩具に比べて長いのは、鉛筆キャップが原型である事の名残である。
1990年代には、ロボット・キャラクター系のブロックトイを製品化。これは2000年代以後に発売された、大手メーカーのレゴ・バイオニクルやタカラトミーのゾイドブロックスなどに先行していた。2010年にはタカラトミーのトミカのトミカタウンとのコラボレーションした商品を販売した。
主な種類編集
- ダイヤブロック
- 1980年代から続いている「みんなのまち」シリーズを中心に、90年代からの「つくろう!!ブロック探険隊シリーズ」などが販売されている。
- ダイヤブロックジュニア
- 小さな子供向けの大きなブロック。
- ダイヤブロックソフト
- 赤ちゃん向けのソフトなブロック。
関連商品編集
- 2008年に登場した、世界最小級のブロック。
- 2014年に登場したブロック。立方体で、ナノブロックとダイヤブロックの中間サイズであることが特徴。
関連項目編集
- ピスタチオ (お笑いコンビ)#メンバー - ツッコミの小澤が株式会社カワダ創業メンバーの孫
- 津久井教生 - 声優。幼い頃、隣人がダイヤブロックを開発した社長だった縁で広告やパッケージのモデルに起用された。