ダッシュ・クラッシュ・バタンキュー

ダッシュ・クラッシュ・バタンキュー(原題:Stop! Look! And Hasten!、1954年8月14日)とは、アメリカ合衆国映画会社ワーナー・ブラザースの短編アニメシリーズ「メリー・メロディーズ」の作品である。NETテレビ版の邦題は『腹ペコ狼』、ぶっぎりステージでの邦題は『走れ!コヨーテ』。

ダッシュ・クラッシュ・バタンキュー
Stop! Look! And Hasten!
監督 チャック・ジョーンズ[1]
脚本 マイケル・マルチーズ
製作 エドワード・セルツァー
出演者 ポール・ジュリアン
音楽 カール・スターリング
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 1954年8月14日
上映時間 7分02秒
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 悪魔の呼び声
次作 バニーのアメリカ物語
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概要 編集

ある日、虫を食いながらロード・ランナーを捕まえる作戦を考えていたコヨーテ、突然後ろからロードランナーに突き飛ばされる。ロードランナーを見るコヨーテは、今夜は鶏肉にしようと考え、ロード・ランナーを追いかけるも、ロード・ランナーには追い付けない。そこでコヨーテは、ロード・ランナーを崖から突き落とす作戦に出たが大失敗。次の作戦では、ロープを道路に置き、隠れられる場所に隠れるも、車に引っ張られて大失敗をする。その次の作戦では、『ビルマタイガー入り 落とし穴の作り方(How to build a burmese Tiger trap)』という本を読んで土に落とし穴を作るが、ロード・ランナーは捕まらず自分で引っかかる。その後も罠を作り、ロード・ランナーが来るのを待ったが、ロード・ランナーは障害物をすり抜けた。コヨーテは疑問を持ち、急いで走り、踏切に止まり、その途中、ロード・ランナーが線路を走ってきたため、コヨーテは急いで追いかけたが、列車が突然走ってきて、コヨーテは『情けがあるなら止まって![2](STOP in The Name of Humanity)』という看板を持って衝突。その後、道路の中で爆弾を仕込んでる最中にTNT爆弾が爆発し失敗、その後はバイクでロード・ランナーを追いかけるも失敗(捕まえられず)、今度は『アクメ社の鳥の餌(ACME BIRD SEED)』で橋に掛け、ロード・ランナーに食わせ、コヨーテがノコギリで穴を開けるも、橋全体が落ちてしまい作戦に失敗する。今度はコヨーテが、『アクメ社のウルトラ・ストロング足の筋肉増強ビタミン剤(ACME TRIPLE-STRENGTH FORTIFIED LEG MUSCLE VITAMINS)』を飲んで筋肉を増強させ、ロードランナーを追いかけるも、自分で仕掛けた罠に引っかかる。その姿を見たロードランナーは、『ミッミッ!』と鳴らして急発進し、『That's all folks!(これでおしまい!)』を作って物語は終わる[3]

キャスト 編集

キャラクター 原語版 NETテレビ カートゥーン ネットワーク
ロード・ランナー ポール・ジュリアン 武藤礼子  原語流用
ワイリー・コヨーテ - 鈴木やすし -
ビルマ・タイガー[4] - 相模武 -
ナレーション - - 梅津秀行

脚注 編集

  1. ^ Beck, Jerry; Friedwald, Will (1989). Looney Tunes and Merrie Melodies: A Complete Illustrated Guide to the Warner Bros. Cartoons. Henry Holt and Co. p. 285. ISBN 0-8050-0894-2 
  2. ^ NETテレビ版では『お願い止まって!』だった。
  3. ^ NETテレビおよびまんがキッドボックス放送時では『That's all folks!』の部分がカットされた。
  4. ^ NETテレビ版では『大トラ』だった。

関連項目 編集