ナイトロNitro )は、クライスラー(現:ステランティス)が製造、ダッジブランドで販売していた乗用車である。

ダッジ・ナイトロ
フロント
リア
概要
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国トレド
販売期間 2006年8月[1]2011年12月(生産終了)
ボディ
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 後輪駆動
四輪駆動
プラットフォーム クライスラー・KAプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 3.7L PowerTech V型6気筒
4.0L SOHC V型6気筒
2.8L VM Motori 直列4気筒 ディーゼル(輸出のみ)[2]
変速機 6速MT(NSG-370、2006年–2008年)
4速AT(42RLE)
5速AT(A580/5G-Tronic)
車両寸法
ホイールベース 2,764 mm
全長 4,544 mm
全幅 1,857 mm
全高 1,775 mm
車両重量 1,888 kg
系譜
先代 ダッジ・レイダー
後継 ジープ・チェロキー(KL)
ダッジ・ジャーニー
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概要 編集

原型は、2005年シカゴモーターショーに登場したコンセプトカー。ジープ・チェロキー(アメリカ国内ではジープ・リバティ)のコンポーネントを流用し、よりカジュアルに、より若者向けの設定がなされている。ナイトロは、爆発性や危険性を連想させる意味のニトロ化合物を意味する。好評を博したことからキープコンセプトのまま2006年2007年モデル)より製造が開始。乗用車に近い感覚が受けて、ヒット作となった。

搭載するエンジンはV6 SOHCで3,700cc2バルブと4,000cc4バルブ。チェロキーに用いられているエンジンをボアアップし、より高回転型にしたものが搭載されている。日本仕様では全グレードが右ハンドルのみの導入となったが、右ハンドル化によるエンジンの構造上の関係から4,000ccのエンジンは搭載されず3,700ccのエンジンのみ導入となった。

しかしながらも北米地域では、コンポーネントの供給元であるチェロキーの方が売り上げが好調で逆にナイトロの方が販売不振が続き、2011年をもって生産が終了した。

脚注 編集

  1. ^ Dodge Nitro production begins”. autoblog.com. 2009年5月1日閲覧。
  2. ^ 2008 Dodge Nitro”. media.chrysler.com. 2011年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月26日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集