ダービーニュース

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ダービーニュースとは、中央競馬専門新聞を発行していた東京都文京区湯島にある会社。また通常は同社がかつて発行していた、同名の競馬新聞を指す。

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概要編集

中央競馬の新聞と地方競馬南関東公営競馬)の新聞を発行していた。中央競馬は東京中山福島新潟札幌函館開催について発行し、同時開催の西の競馬場のレースについては、競馬ニホンとの提携により一部レースを掲載していた(なお、ダービーニュース創業者は、競馬ニホン発行元の株式会社前夜通信社の東京支社長であった)。北海道から静岡までの範囲で発売していた。名称が類似しているダービー社とは関連がない。

メイン開催の本紙予想担当はアール・エフ・ラジオ日本などで評論家活動をしている長谷川仁志。そのほか、グリーンチャンネルでパドック解説を務める山本博之別所偉らのトラックマンを擁した。かつては大川慶次郎阿部一俊といった有名予想家を輩出している。“攻撃予想”を標榜し、回収率重視の傾向にあった。

地方競馬の新聞は南関東のほか、南関東競馬の場外発売を行っている各地の競馬場でも発売していた。東京MXテレビ大井競馬中継』の解説を務める青木博美らがいた。

会社のロゴカラーは緑色。見やすさ1番・楽しさ2倍キャッチフレーズ[1]を掲げていた。

歴史編集

1946年創刊。同年には第二次世界大戦により休刊に追い込まれた競週競馬研究が復刊しており、新たに創刊したに次いで戦後4番目の競馬新聞となる。その後、競争の激化にともない発行部数が低迷するが、1963年大川慶次郎を含めた勝馬の編集スタッフ群が移籍すると、1パーセント前後だったシェアが8パーセントまで上昇し知名度が高まった。

1964年、社長に荒木由太郎が就任すると、新聞が刷り上がった直後に人海戦術で配送する流通改革を実施。他紙よりも格段に速く店頭に並ぶことから売れ行きが伸び、一時は33パーセントのシェアを誇った。その後、他紙も同様の流通体制に切り替えたこと、競馬欄を充実させた安価な夕刊紙(1969年夕刊フジ1975年日刊ゲンダイ)の登場により、高シェアの維持は難しくなった。

2013年3月末にて[2]中央・地方とも競馬新聞発刊を中止することになり、地方競馬版は同年3月29日、中央競馬版は同年3月31日付でそれぞれ休刊、67年間の歴史に幕を閉じた[3]。なお今回の休刊は「赤字基調から抜け出せる見込みがないことから、傷の浅いうちの撤退」という経営判断によるものとされており、自社ビルなどは残っているという[3]

参考文献編集

  • 日本競馬闇の抗争事件簿(渡辺敬一郎、講談社+α文庫)

脚注編集

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  1. ^ 【ダービーニュース】最後の新聞 「当てちゃいMAX 酔っちゃいMAX」 とよおかかなこ(豊岡加奈子)
  2. ^ 水上学 (2013年4月3日). “水上学のこれだけは言わせて!! 第163回「ダービーニュース休刊」” (日本語). keiba@nifty. ニフティ. 2013年4月8日閲覧。
  3. ^ a b 競馬最強の法則』(KKベストセラーズ2013年5月号・pp.126 - 127

外部リンク編集