チェリーブラッサム
「チェリーブラッサム」は、1981年1月にリリースされた松田聖子の4枚目のシングルである。
「チェリーブラッサム」 | ||||||||||
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松田聖子 の シングル | ||||||||||
初出アルバム『Silhouette 〜シルエット〜(#1) Seiko Box(#2)』 | ||||||||||
B面 | 少しずつ春 | |||||||||
リリース | ||||||||||
ジャンル | アイドル歌謡曲 | |||||||||
レーベル |
CBS・ソニー (8cmCD含む) ソニー・ミュージックレコーズ (12cmCDのみ) | |||||||||
作詞・作曲 | 三浦徳子、財津和夫 | |||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||
松田聖子 シングル 年表 | ||||||||||
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解説編集
- 品番:07SH 911(レコード)
- アナログ盤のレーベルは初版プレスのみ重厚なブルーレーベルになっており、従来のCBSソニーのオレンジレーベルと2種類が存在している。この他にもレッドレーベルが存在するらしい。
- 1989年には8cmCDとして、2004年には紙ジャケット仕様の完全生産限定盤12cmCDとして再びリリースされている。また、2010年には「Seiko Matsuda Single Collection 30th Anniversary Box 〜The voice of a Queen〜」に含まれる一枚として、2010年デジタル・リマスタリング音源が、高品質Blu-spec CD仕様で再発された。
収録曲編集
- チェリーブラッサム(3:20)
- (作詞:三浦徳子/作曲:財津和夫/編曲:大村雅朗)
- 作詞は前3作から三浦徳子が続投したが、作曲は小田裕一郎から財津和夫に交代した。アイドル歌手がデビュー翌年に飽きられて人気が落ちる「2年目のジンクス」を警戒して、ネームバリューがあった財津を起用したものである。財津は本曲のメロディーについて、「従来の歌謡曲と比較して"新しくはないが進んだメロディー"をつくろうとした」とコメントしている[2]。
- 松田はそれまでニューミュージックは聴いたことがなかったため、従来の曲と比べて複雑なメロディーに苦労し、レコーディングにも日数を取られた。完成後も曲の発表に不安があったが、しかし、結果としてこの曲はヒットし、自分の認識を改める機会になったという。そしてその後は自分も好きな楽曲になったと語っている[2]。
- 『ザ・ベストテン』(TBSテレビ)では、1981年3月26日の放送中、当時の国鉄静岡駅の東海道新幹線プラットホーム上から生中継出演する演出があった。移動中の松田が駅に到着した新幹線から降りてくると、すぐにイヤーモニターを付けてこの曲を歌唱し始めた。終盤、電車の発車時間が迫ると、ワイヤレスマイクを持ったまま車内に戻りながらもそのまま歌い続け、なんとかドア越しで歌い切るが、最後の伴奏が終わる間も無く電車は去って行った。
- 少しずつ春(3:28)
- (作詞:三浦徳子/作曲:小田裕一郎/編曲:大村雅朗)
カバー編集
関連作品編集
- チェリーブラッサム
- Silhouette 〜シルエット〜
- 聖子・fragrance
- Seiko・index
- 金色のリボン
- Seiko・plaza
- Seiko Box
- Seiko Monument
- Bible
- Bible III
- Complete Bible
- Seiko Matsuda 1980-1995
- SEIKO SUITE
- Best of Best 27 (13)
- Premium Diamond Bible
- Diamond Bible
- SEIKO STORY〜80's HITS COLLECTION〜
- We Love SEIKO -35th Anniversary 松田聖子究極オールタイムベスト50Songs-
- Seiko Matsuda Sweet Days
- SEIKO MEMORIES 〜Masaaki Omura Works〜
- Seiko Matsuda 40th Anniversary Bible -bright moment-
- 少しずつ春
出典編集
参考文献編集
- 中川右介『松田聖子と中森明菜 1980年代の革命』朝日新聞出版〈朝日文庫〉、2014年12月30日。ISBN 978-4-02-261814-6。
関連項目編集
- 春歌 (アルバム) - 春がテーマの音楽を集めたコンピレーション・アルバム
- さくら銀行 - 銀行名が太陽神戸三井銀行だった時代にCMソングとして起用された。