チェルシー (ロンドン)
チェルシー (Chelsea) は、ロンドンの南西に位置する地区でメイフェアに次ぐ高級住宅街である。
チェルシー
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![]() チェルシー王立病院 | |
グレーター・ロンドンにおけるチェルシーの位置 | |
英式座標 | TQ275775 |
ロンドン 特別区 | |
セレモニアル カウンティ | グレーター・ロンドン |
リージョン | |
構成国 | ![]() |
国 | ![]() |
郵便地域 | LONDON |
郵便番号 | SW3 |
市外局番 | 020 |
警察 | メトロポリタン |
消防 | ロンドン |
救急医療 | ロンドン |
欧州議会 | ロンドン |
英国議会 | |
ロンドン議会 | |
行政区ではケンジントン・アンド・チェルシー王立区に、下院選挙区ではケンジントン・アンド・チェルシー選挙区に属している。1965年の行政区域改正前にはチェルシー首都区 (Metropolitan Borough of Chelsea) を形成していた。
チェルシー地区をキングス・ロードが東西に走っており、チェルシーFCのホームスタジアムであるスタンフォード・ブリッジはこの道路と並行して走っているフラム・ロードにある。東西に走るナイツブリッジを基点に、ナイツブリッジ地区やチェルシー地区と東隣ベルグレイヴィアとの間を南北に走るスローン・ストリート(Sloane Street, 道路番号 A3216)一帯は、シャネルやジバンシィ、グッチなど世界的なハイブランド店が集積し、高感度なブティックや洗練されたレストランなどが連なる地区になる。
また、ナイツブリッジ地区の高級百貨店ハーベイ・ニコルズとハロッズとの距離およそ300m間は、スローン・ストリートの基点から南西に分岐するブロンプトン・ロード(Brompton Road, 道路番号A4)で結ばれ、チェルシー地区に入っていく。ブロンプトン・ロードを南側で並走するウォルトン・ストリート(Walton Street)は、同様に洗練されたレストランやブティックが軒を連ね、例えば、東京銀座にも進出しているアニヤ・ハインドマーチは1993年に同地で開業した。
チェルシーの名所としてはトーマス・カーライル邸、国立陸軍博物館(ナショナル・アーミー・ミュージアム)、スローン・スクエアにある中流向け百貨店ピーター・ジョーンズなどが存在する。
有名な居住者編集
チェルシーにはロンドンのほかの地区よりも多くのブルー・プラークがある。
- A・A・ミルン
- アガサ・クリスティ
- イザムバード・キングダム・ブルネル
- イングリッド・バーグマン(女優) - チェイニー・ガーデンズ (en) 9番地に居住し死去[1]
- エリザベス・ギャスケル
- エリザベス・ハーレイ
- オスカー・ワイルド
- カイリー・ミノーグ
- キャサリン (プリンセス・オブ・ウェールズ)(婚姻前、プリンス・オブ・ウェールズ・ウィリアムの恋人時代に居住)
- ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー[2]
- ジョニー・デップ
- スザンナ・ヨーク(女優)
- スティーヴ・クラーク(デフ・レパード)
- ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
- デビッド・ロイド・ジョージ(元英国首相)
- トマス・モア
- ニック・ローズ(デュラン・デュラン)
- バーニー・エクレストン
- ヒュー・グラント
- フランシス・ベーコン
- フレディ・マーキュリー(クイーン)
- ヘンリー・ジェイムズ
- ボブ・ゲルドフ(元ブームタウン・ラッツ)
- ボブ・マーリー
- マーガレット・サッチャー(元英国首相)
- マーク・シャトルワース
- マーク・トウェイン
- マーク・ノップラー
- マーク・イザムバード・ブルネル
- ミック・カーン
- ミック・ジャガー(ローリング・ストーンズ)
- リリー・アレン
脚注編集
- ^ HOLLYWOOD STARS' HOMES FOR SALE The Resident 29/4 2015
- ^ 荒川裕子 『もっと知りたいターナー 生涯と作品』東京美術、2017年、55頁。ISBN 978-4-8087-1094-1。