チェンレッド (ウェセックス)

チェンレッドCenred, 640年 - ?)は、七王国時代ゲウィスの王族。後にウェセックス王国の王族として列せられた。父はチェオルワルド、その始祖を辿るとチェルディッチキュンリッチまでさかのぼれる直系の子孫である。しかしながら傍流が王権を握っていたため、チェンレッド自身は王になることはなかった。生年は640年と書き残されているが、没年は分かってはいない。名は「コエンレッド」 (Coenred) と記されている場合もある。

少なくとも4人の子供がおり、イネインジルドの2人の息子、娘クスブルガ(ノーサンブリア王アルドフリス妃)、そして名は知られていないが、後にウェセックス王エゼルフリスに嫁いだ娘がいた。

イネは後にウェセックスの王位に就き、劣勢だったウェセックスを再興させることに成功する。インニルドは息子エオパへとウェセックス王族の血統をつなぎ、クスブルガはノーサンブリアアルドフリスに嫁いだ後、ウィンボーン (Wimbourne) の修道院長となった。