チャタム (イングランド)

イングランドの都市

チャタム (Chatham) は、イングランドケントのタウン。行政上は単一自治体のメドウェイ英語版に属している。ロンドンの東南55km、ケント州の北部にある。

チャタム
Chatham
イングランドの旗
座標 : 北緯51度23分 東経0度31分 / 北緯51.383度 東経0.517度 / 51.383; 0.517
行政
イギリスの旗 イギリス
 連合王国 イングランドの旗イングランド
 リージョン サウス・イースト・イングランド
 カウンティ ケント
 ディストリクト サウス・レイクランド
 タウン、行政教区 チャタム
地理
面積  
  タウン、行政教区域 14.03 km2
人口
人口 (2021年現在)
  タウン、行政教区域 76,983人
  備考 [1]
その他
等時帯 西ヨーロッパ時間 (UTC+0)
夏時間 西ヨーロッパ夏時間 (UTC+1)
郵便番号 ME4, ME5
市外局番 01634

概要 編集

ヘンリー8世イギリス海軍チャタム工廠を置き、チャールズ1世が整備して以来、イギリス海軍工廠の町として発展してきた。

小説家チャールズ・ディケンズは、父親が海軍の事務職員であったため1817年ー1821年までチャタムで暮らしており、いくつかの作品の舞台にもなっている。

1939年9月には第二次世界大戦が開戦。同月6日、ドイツ空軍は初のイギリス空爆の目標にチャタム海軍工廠を選び、攻撃を仕掛けたが、チャタム上空には濃密な阻塞気球が展開しており、引き返したとされる[2]

海軍基地やドックヤードは1984年閉鎖され、HMSオセロットという有名な潜水艦を中心とした博物館ができ、ビジネスエリア、居住エリアへの再開発が進行中であるものの、以前栄えた観光業にスポットを当てた海軍の主要な施設が残っている。チャタムは海軍との関連も強く、多くの海軍用のバラックがあり、ドックヤードを防御するための19世紀の城壁も存在する。

出身人物 編集

姉妹都市 編集

脚注 編集

  1. ^ city population”. 2023年5月13日閲覧。
  2. ^ 英独空軍、最初の空中戦(『東京日日新聞』昭和14年9月7日)『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』p362 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年

外部リンク 編集