チャーリー・ティルソン

チャールズ・エバレット・ティルソンCharles Everett Tilson, 1992年12月2日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州クック郡ウィルメット出身の元プロ野球選手外野手)。左投左打。

チャーリー・ティルソン
Charlie Tilson
シカゴ・ホワイトソックス時代
(2019年6月4日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州クック郡ウィルメット
生年月日 (1992-12-02) 1992年12月2日(31歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2011年 MLBドラフト2巡目
初出場 2016年8月2日
最終出場 2019年7月16日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入りとカージナルス傘下時代 編集

2011年MLBドラフト2巡目(全体79位)でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・カージナルスでプロデビュー。アパラチアンリーグのルーキー級ジョンソンシティ・カージナルス英語版でもプレーし、2球団合計で8試合に出場して打率.333、5打点、1盗塁を記録た。

2012年は右肩の手術のため[1]、全休した。

2013年はA級ピオリア・チーフスとA+級パームビーチ・カージナルス英語版でプレーし、2球団合計で109試合に出場して打率.302、4本塁打、30打点、15盗塁を記録した。

2014年はA+級パームビーチとAA級スプリングフィールド・カージナルスでプレーし、2球団合計で120試合に出場して打率.289、7本塁打、53打点、12盗塁を記録した。

2015年はAA級スプリングフィールドでプレーし、134試合に出場して打率.295、4本塁打、32打点、46盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス英語版に所属した。11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐためにカージナルスの40人枠入りした[2]

2016年は開幕からAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、100試合に出場して打率.282、4本塁打、34打点、15盗塁を記録した。

ホワイトソックス時代 編集

2016年7月31日にザック・デュークとのトレードで、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[3]。直後の8月2日にメジャー初昇格を果たすと、同日のデトロイト・タイガース戦にて「8番・中堅手」で先発出場してメジャー初打席で初安打を放った。だが、5回裏にミゲル・カブレラが放った右中間への打球をダイビングキャッチしようとした際、左のハムストリングを痛めて途中退場して故障者リスト入り[4]。以降の出場は無く、この1試合(2打数1安打で打率.500)でシーズン終了となった。

2019年1月10日にジョン・ジェイの加入に伴ってDFAとなり[5]、16日にマイナー契約で傘下のAAA級シャーロット・ナイツへ配属された。シーズン開幕後、5月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[6]。5月22日のヒューストン・アストロズ戦でジョシュ・ジェームズからメジャー初本塁打となる満塁本塁打を放った。この年は54試合に出場して打率.229、1本塁打、12打点、4盗塁を記録した。レギュラーシーズン終了後の10月3日にマイナー契約でAAA級シャーロットへ配属され、翌4日にFAとなった[7]

ホワイトソックス退団後 編集

2020年1月31日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[8]新型コロナウイルスの感染拡大によりマイナーリーグが開催中止となったため、公式戦に出場することなく、6月9日に自由契約となった[7]

2021年5月20日にメキシカンリーグモンクローバ・スティーラーズと契約したが[7]、7試合に出場して24打数3安打、打率.125、0本塁打、0打点という結果に終わり、5月29日に解雇された[7]。6月8日に独立リーグ・アトランティックリーグロングアイランド・ダックスと契約して8試合に出場した[7]。6月19日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ[7]。AAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで59試合に出場して、打率.296、1本塁打、27打点、13盗塁の成績を残した。オフの11月7日にFAとなった[7]

2022年2月14日に北米独立リーグ・アメリカン・アソシエーションシカゴ・ドッグス英語版と契約した[9]。この年は92試合に出場して打率.286、5本塁打、32打点、20盗塁を記録した。2023年2月3日に退団が発表された。

現役引退後 編集

2023年3月に地元イリノイ州のデポール大学に入学し、心理学を専攻している[10]

詳細情報 編集

年度別打撃成績 編集

















































O
P
S
2016 CWS 1 2 2 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .500 .500 .500 1.000
2018 41 121 106 7 28 1 1 0 31 11 2 3 2 1 10 0 1 20 2 .264 .331 .292 .623
2019 54 157 144 16 33 5 0 1 41 12 4 0 0 0 10 1 3 38 1 .229 .293 .285 .578
MLB:3年 96 280 252 23 62 6 1 1 73 23 6 3 2 1 20 1 4 58 3 .246 .310 .290 .600
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績 編集



左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2016 CWS - 1 1 0 0 0 1.000 -
2018 32 55 1 1 1 .982 5 14 0 0 0 1.000 -
2019 19 5 0 0 0 1.000 14 35 0 1 0 .972 30 54 4 2 0 .967
MLB 51 60 1 1 1 .984 20 50 0 1 0 .980 30 54 4 2 0 .967
  • 2021年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 24(2016年)
  • 22(2018年 - 2019年)

脚注 編集

  1. ^ Lee Enterprises (2012年5月15日). “Prospect Tilson headed for shoulder surgery” (英語). St. Louis Post-Dispatch. 2017年3月27日閲覧。
  2. ^ Cards add Diaz, Kiekhefer, Tilson to roster
  3. ^ Jennifer Langosch (2016年7月31日). “Cardinals get lefty Duke in deal for OF Tilson” (英語). MLB.com. 2017年3月27日閲覧。
  4. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017』廣済堂出版、2017年、165頁頁。ISBN 978-4-331-52084-0 
  5. ^ Scott Merkin (2019年1月10日). “White Sox ink Jay to 1-year, $4 million deal” (英語). MLB.com. 2019年2月7日閲覧。
  6. ^ Scott Merkin (2019年5月6日). “White Sox activate Burr, call up Tilson” (英語). MLB.com. 2019年5月7日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。2022年1月5日閲覧。
  8. ^ Steve Adams (2020年1月31日). “Pirates Sign Charlie Tilson, Andrew Susac” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年2月1日閲覧。
  9. ^ 2022 Transactions”. American Association of Professional Baseball. 2022年3月19日閲覧。
  10. ^ Josh Frydman (2023年6月8日). “Former White Sox outfielder Charlie Tilson takes another swing at school”. WGN-TV. 2024年4月7日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集