チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!

和田たけあきのボーカロイド楽曲

チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!』は、和田たけあき(くらげP)ボーカロイド曲である。使用VOCALOIDは結月ゆかり[1]

チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!
和田たけあき楽曲
時間3分16秒
作詞者和田たけあき
作曲者和田たけあき
ミュージックビデオ
チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ! - 和田たけあき(くらげP) - YouTube

概要 編集

当時、『わたしのアール』で注目を集めていた和田たけあきが、活動6年目となる2016年2月22日に公開した楽曲である[2][3][4]。内容としては、1クラス内での生徒たちの蹴落とし合いを軽快なリズムで描いた[5]もので、YouTube上の再生数は、2017年9月時点で520万回超[6]、2018年3月時点で710万回超[7]、2018年5月時点で800万回超[2]、2019年1月時点で2316万超[8]、2022年1月時点では3675万回超[9]を記録した。

和田たけあきによれば、『わたしのアール』『キライ・キライ・ジガヒダイ!』『チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!』などは、本来の自分がやりたい音楽ではなく人のために作った、いわゆる「自分」を捨てて作った楽曲だという[6]。これは、自身がやりたかった情緒的なロックを題材としたボカロを出すn-bunaOrangestarなどのボカロPが人気になったのに対して、自身の評価が低かったことから、敢えて「天才に対してカウンターをしなければ凡人の自分が人を楽しませることはできない」と考えたことが原因だったという[6]。そのため、『チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!』は当時の流行とは違い、情緒的ではない激しいタイプの曲となっている[6]。和田たけあきによれば、『チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!』はストレートなロックであり、エレキギターを使ってメロディを考えたという[8]

『チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!』は、和田たけあきにとっては自身初の100万回再生を突破した曲となった[1]。この曲で自身の認知度が上がったことを受けて、和田たけあきは「聴く人」「受け手」をより意識するようになり、音楽で世間に知られるようになるためには、自身の中での正義を貫くよりは無理にでも自分が歌うしかないと思って歌い始めたという[10]

ゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』に収録され、2022年1月26日にはセカイver.のフルサイズ2DMVが公式チャンネルで公開された[11]

収録 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 「音楽業界への道標」第12回 和田たけあきさんインタビュー”. 日本最大級のDTMメディアサイト DTMレッスン・スクール Sleepfreaks. 2022年1月26日閲覧。
  2. ^ a b 和田たけあき”. KarDiaN. 2022年1月26日閲覧。
  3. ^ 和田たけあき – 衝撃曲「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」でシーンを震撼させたボカロPとは…? カルチャ[Cal-cha]” (2021年8月15日). 2022年1月26日閲覧。
  4. ^ 【結月ゆかりの】チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!』2016年2月22日https://www.nicovideo.jp/watch/sm282762382022年1月26日閲覧 
  5. ^ 「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」行き過ぎた正義の行く末を歌詞から考える | 歌詞検索サイト【UtaTen】ふりがな付”. UtaTen. 2022年1月26日閲覧。
  6. ^ a b c d Inc, Natasha. “初音ミクの10年~彼女が見せた新しい景色~|和田たけあき(くらげP)が考えるボカロ衰退論の真相「むしろ2012年の状態が異常だった」 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー. 2022年1月26日閲覧。
  7. ^ Inc, Natasha. “和田たけあき(くらげP)”. 音楽ナタリー. 2022年1月26日閲覧。
  8. ^ a b 「正義には醜い部分もあるなと思っていて」和田たけあきのミニアルバム『ピカロス』のテーマとは【インタビュー】”. 超!アニメディア. 2022年1月26日閲覧。
  9. ^ (日本語) チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ! - 和田たけあき(くらげP) / Chururira Chururira Daddadda! - KurageP, https://www.youtube.com/watch?v=_j0kfGNwIlw 2022年1月26日閲覧。 
  10. ^ 和田たけあきが語る、メインストリームに近づくボカロシーン | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)”. Rolling Stone Japan (2021年3月31日). 2022年1月26日閲覧。
  11. ^ Inc, Aetas. “「プロセカ」“チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!”セカイVer.のフルサイズ2DMVが公開”. www.4gamer.net. 2022年1月26日閲覧。

外部リンク 編集