ツクイヨシヒサ(つくい よしひさ 1975年9月23日 - )は、日本マンガ評論家ライター編集者栃木県足利市[1]出身。本名は津久井幹永。有限会社アンド・エーシー代表[2]津久井幹久という別名義で幼児教育ライターとしても活動している[3]

ツクイヨシヒサ
(つくい よしひさ)
誕生 (1975-09-23) 1975年9月23日(48歳)
日本の旗 日本栃木県足利市
職業 マンガ評論家
ライター
編集者
言語 日本語
国籍 日本
代表作 『ラストイニング 勝利の21か条 ─彩珠学院 甲子園までの軌跡─』(共著,2011年)
デビュー作 『あだち充は世阿弥である。─秘すれば花、『タッチ』世代の恋愛論』(2009年)
公式サイト http://tsukui.blog.jp/
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経歴 編集

栃木県立足利高等学校駒澤大学文学部卒業。大学在学中からライターとしての活動を始める。編集プロダクションを経て、フリーライター編集者として活躍後、2004年に有限会社アンド・エーシー設立[4]

主にマンガ野球、各種サブカルを中心に、書籍、雑誌、Webサイト、ムックなどで幅広い執筆活動を行っている。戦国時代江戸時代幕末三国志時代劇などの歴史分野も手がける。

特に野球マンガへの造詣は深く、メディアに登場する場合は「野球マンガ評論家」という肩書きが使用されることも多い。あだち充の評論を得意とすることで知られる[5]野球マンガのコレクションは1000冊以上[6]

QJWebほかにて『この野球マンガがすごい!』[7]の選者を務める。

ポッドキャスト番組『野球マンガ談義 BBC(ベースボール・コミック)らぼ」[8]主宰。

人物 編集

小学生のときに出会った『タッチ』と、PL学園のKKコンビによる影響で甲子園に憧れるが、プレイヤーとしては高校時代にあっさりと挫折した[1]

あだち充好きは以降も続き、最高傑作は『ラフ』だと主張[9]。10代の頃に読んだ『やったろうじゃん!!』も、野球マンガ評論家に至ったきっかけのひとつだと語っている[10]

著作 編集

  • あだち充は世阿弥である。─秘すれば花、『タッチ』世代の恋愛論(飛鳥新社,2009年)
  • ラストイニング 勝利の21か条 ─彩珠学院 甲子園までの軌跡─(石黒謙吾、中村計、樫本ゆき、村瀬秀信、田口元義、菊地高弘との共著 小学館,2011年)
  • ヤンキーマンガガイドブック(共著、稲田豊史編、DU BOOKS,2014)

寄稿 編集

雑誌 編集

  • 『あぶさん』栄光の41年史(「ビッグコミックオリジナル小学館,2014)
  • 野球マンガが描いたパ・リーグ80年代(「僕たちが愛したプロ野球 80年代パ・リーグ」スコラマガジン,2014)
  • 珠玉のベスト9発表! これが「最強の野球マンガだ!」(「週刊大衆ヴィーナス双葉社,2014)
  • 漫画界の名将たち(「野球太郎No.010 高校野球監督名鑑号」廣済堂出版,2014)
  • 子どもに見せたい野球の名作(「野球太郎育児」廣済堂出版,2015)
  • キャプテンと私(「マンガ アルチーボ」スポーツニッポン新聞社,2016)
  • 球児の熱いハートに学べ! 高校野球マンガ ベストナイン(「スタンダードネクスト」ノースショア,2017)
  • アメリカに野球マンガはない? ベースボール大国の気になるコミック事情(「文春野球コラム ウィンターリーグ」,2017)
  • 『今日から俺は!!』作品論(「漫画家本vol.8 西森博之本」小学館,2018)

編集 編集

出演・協力 編集

テレビ 編集

ラジオ 編集

出典 編集

  1. ^ a b 『あだち充は世阿弥である。』飛鳥新社。 
  2. ^ アンド・エーシー 公式ホームページ”. 21.4.3閲覧。
  3. ^ 〝園〟は異なもの味なもの”. 21.4.3閲覧。
  4. ^ アンド・エーシー 公式ホームページ”. 21.4.3閲覧。
  5. ^ この野球マンガがすごい 2021”. 21.4.3閲覧。
  6. ^ twitter”. 21.4.3閲覧。
  7. ^ この野球マンガがすごい 2021”. 21.4.3閲覧。
  8. ^ 野球マンガ談義「BBCらぼ」”. 21.4.3閲覧。
  9. ^ コミックナタリー”. 21.5.4閲覧。
  10. ^ みんなのランキング”. 21.4.3閲覧。
  11. ^ 文化放送ライオンズナイター”. 21.4.3閲覧。
  12. ^ 渋谷のライトスタンド”. 21.4.3閲覧。

外部リンク 編集