ツヴィッカウ

ドイツの都市
ツヴィカウから転送)
紋章 地図
kleines Wappen Zwickau Lage der kreisfreien Stadt Zwickau in Deutschland
基本情報
連邦州: ザクセン州
行政管区:
郡: ツヴィッカウ郡
緯度経度: 北緯 50度43分08秒
東経 12度29分46秒
面積: 102.54 km²
人口:

86,592人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 844 人/km²
失業率: 19.3 % (2006年9月現在)
最低地点: 海抜 241 m
最高地点: 海抜 444 m
郵便番号: 08001-08066 (旧 95xx)
市外局番: 0375
ナンバープレート: Z
自治体コード: 14 5 24 330
市の構成: 5 市区、 35 小街区
市庁舎の住所: Hauptmarkt 1
08056 Zwickau
ウェブサイト: www.zwickau.de
行政
上級市長: ピア・フィンダイス (Pia Findeiß) (SPD)
市議会議席数: 48議席

ツヴィッカウ(Zwickau)は、ドイツ連邦共和国ザクセン州(旧ケムニッツ行政管区)に位置する都市

ムルデ川風景

同州において、ライプツィヒドレスデンケムニッツに続いて第4の規模となる都市で、人口は約9万1000人(2015年)。作曲家ロベルト・シューマンの出生地としても知られる。


地勢・産業 編集

ムルデ川沿いに位置する工業都市。エルツ山地の北麓に位置する。近隣の都市としては、約35キロ北西にケムニッツ、70キロ北にライプツィヒ、60キロ南東にチェコカルロヴィ・ヴァリが位置している。フォルクスワーゲンのツヴィッカウ工場が立地しており、2022年ではEV専用工場として稼働している[2]

歴史 編集

7世紀初めにはスラブ人により開拓された。ツヴィッカウの名前は、スラブの神スヴァローグソルブ語派生名であるŠwikawaがゲルマン化したものと考えられている。 13世紀に都市特権を得た。15世紀初頭に火事で一旦壊滅的な打撃を受けたが復興を果たした。 1520年には、マルティン・ルターの推薦を受けたトマス・ミュンツァーが、この街の司祭になっている。 1810年には、ロベルト・シューマンがこの地で生まれた。 第二次世界大戦前は、超高級車メーカーのホルヒが、大戦後は、旧東ドイツ政権下で、この都市を生産拠点としてVEBザクセンリンクがトラバント(東ドイツを様々に象徴する東独製自動車)を盛んに生産した(この2社の生産工場は同じ)。

スポーツ 編集

FSVツヴィッカウ(FSV Zwickau)が、ツヴィッカウを本拠地とするサッカークラブである。旧東ドイツ時代には、DDRオーバーリーガ(東独1部リーグ)で優勝を果たしたこともある強豪であったが、東欧革命・ドイツ統一後は低迷を余儀なくされた。2005年、4部リーグからランデスリーガ・ザクセン(5部リーグ)に降格したが、1期で4部復帰を果たした。

現在はツヴィッカウの一部分であるプラニッツに、かつてSGプラニッツ(SG Planitz)というサッカークラブがあった。ソ連占領下の1947年から1948年にかけてのシーズンで、ソヴィエト占領地区の優勝を手にした。その後、クラブは統廃合や改名を経て、上述のFSVツヴィッカウへと至った。

姉妹都市 編集

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集