ツーリストトラップ

ツーリストトラップ英語: Tourist trap)とは、旅行者(特に訪日外国人旅行)を狙った詐欺などの悪質な行為()もしくは旅行者の目的・意図と迎え入れる側の観光地との間に生じるギャップのことを意味する。

詐欺などの事例としては、出入国審査税関あるいは市中における警察官といった公務員による賄賂の要求、タクシー飲食店土産屋などでのぼったくり偽物コピー商品)の斡旋押し売りひったくり強盗強姦といった犯罪などが上げられ、総じて途上国に多くみられる。

ギャップの事例としては、メディアで取り上げられた観光地のイメージ撮影用の演出であったり何日も待った上での気象条件であるにも関わらず、そこへ行けば同じ景色が見られ同じ体験ができると勝手に思い込み出向き、結果として落胆する事象がある。特にテレビ番組タレントなどがレポーターを務め現地で優遇される映像を、訪れた全ての旅行者が追体験できるとの誤認によるトラブルも増えている。

また近年では、インターネットの普及でブログSNSなどでの旅行者個人の情報発信が増え、それを参考にする旅行者も増えたが、記載情報の間違えも多く、個人の感性の差は見方を大きく左右させてしまう。

さらに言葉が通じない、物価が高い、衛生状態が悪い、気候に馴染めないといったこともツーリストトラップになる場合がある。

観光業で成り立つ自治体、あるいはこれから観光でまちおこしを計画する地域では、ツーリストトラップの解消が重要となる。マスコミによる「がっかり観光地ランキング」のようなマイナス評価や、ネットを介しての口コミ批判は瞬く間に広がり、簡単にイメージダウンを招いてしまう[1]観光立国を目指す日本国政府も、「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」(議長安倍晋三首相)においてツーリストトラップの軽減が議論されている。[2]

脚注編集

関連項目編集