ティタノサウルス (Titanosaurus) は、中生代白亜紀後期のインドに生息していた竜脚類恐竜ティタノサウルス類の1属である。名はギリシア神話の巨神ティーターンに由来するが、竜脚類としては大型ではない。文献によってはチタノサウルス、あるいは英語式にタイタノサウルスと表記される。

ティタノサウルス
地質時代
白亜紀後期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 竜脚形亜目 Sauropodomorpha
下目 : 竜脚下目 Sauropoda
階級なし : ティタノサウルス類 Titanosauria
: ティタノサウルス属 Titanosaurus
学名
Titanosaurus
Lydekker1877

形態 編集

発見されたのは胴体後部の椎骨および肋骨の部分骨格のみであり、詳しい形態は判明していない。近縁のでは、体長12 - 19メートルほどで四肢は短く、背中に皮骨から構成される装甲を持っていたと推定されている[1]

2022年には岡山理科大学などがゴビ砂漠を調査して同類の1,000個以上もの足跡「行跡」を発見し、歩き方や姿勢の解明につながると期待されている[2]

出典 編集

参考文献 編集

  • ヘーゼル・リチャードソン、ディビット・ノーマン(監修)『恐竜博物図鑑』出田興生(訳)、新樹社〈ネイチャー・ハンドブック〉、2005年、124-125頁。ISBN 4-7875-8534-7 

関連項目 編集