ティミ・ザイツ(Timi Zajc、2000年4月26日-)はスロベニアスキージャンプ選手である。北京オリンピックノルディックスキー世界選手権およびスキーフライング世界選手権個人・団体のメダリスト。

ティミ・ザイツ
基本情報
フルネーム Timi Zajc
誕生日 (2000-04-26) 2000年4月26日(23歳)
出身地 スロベニアの旗 スロベニア
リュブノ
選手情報
クラブ SSK Ljubno BTC
最高記録 245.0m
ワールドカップ
シーズン 2017年–
優勝回数 2回
他の表彰台 8回
表彰台獲得数 10回
獲得メダル
男子 スキージャンプ
オリンピック
2022 北京 混合団体NH
2022 北京 男子団体LH
世界選手権
2023 プラニツァ 個人LH
2023 プラニツァ 男子団体LH
2023 プラニツァ 混合団体LH
フライング世界選手権
2022 ヴィケルスン 個人
2022 ヴィケルスン 団体
最終更新日:2023年3月6日
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経歴 編集

FISカップのデビューは2013年夏のフィラッハ大会で、69位とポイントを獲得できなかった。翌年夏の同地の大会で6位とポイント獲得。コンチネンタルカップのデビューは2016年2月のプラニツァ大会で2日ともポイントを獲得できなかったが、2017年1月のビショフスホーフェン大会1日目で17位に入りポイントを獲得した。

ワールドカップデビューは2017/18シーズンの開幕戦・ヴィスワ大会で、予選17位、団体戦6位のメンバーとなったが、個人戦では失格、ニジニタギル大会で予選28位、本戦12位となりこの年次の最高順位でポイントを獲得した。最終的には88ポイント、総合32位でシーズンを終えた。平昌オリンピックでは個人ノーマルヒルに出場し、33位であった。

2018/19シーズンはワールドカップ開幕戦よりほぼフル参戦し、札幌大会2日目で2位となり初表彰台を獲得し、翌週のオーベルストドルフのフライング大会1日目で初優勝し、総合9位となった。世界選手権ゼーフェルト大会に出場し、個人ラージヒル10位、男子団体6位、個人ノーマルヒル50位であった。

2019/20シーズンはサマーグランプリで2度の優勝があったものの、ワールドカップでは予選落ちから4度の表彰台までとやや不安定な成績で、総合14位となった。

2020/21シーズンはフライング世界選手権プラニツァ大会でのコーチ批判により[1]一時代表を外され、ワールドカップは総合46位で終えた。このコーチ批判は、コーチの辞任につながった[2]

2021/22シーズンはワールドカップにフル参戦し、オーベルストドルフのフライング大会1日目で2回目の優勝を果たし、3位2回、総合8位であった。北京オリンピックでは、個人ノーマルヒルは9位、混合団体ノーマルヒル金メダル、個人ラージヒル6位、男子団体ラージヒル銀メダルのメンバーとなり、フライング世界選手権ヴィケルスン大会は個人銀メダル、団体金メダルのメンバーとなるなど、飛躍の年となった。

2022/23シーズンはフライングで行われたワールドカップクルム大会で2位に入るなどし、自国開催となった世界選手権プラニツァ大会は、個人ノーマルヒル10位、混合団体ノーマルヒル銅メダル、個人ラージヒルおよび団体ラージヒルは金メダルと活躍した。

主な競技成績 編集

オリンピック 編集

世界選手権 編集

フライング世界選手権 編集

ワールドカップ 編集

  • 通算 1位2回、2位3回、3位5回(2022/23シーズンまで)
シーズン 順位 ポイント
2017/18 32. 88
2018/19 9. 833
2019/20 14. 544
2020/21 46. 60
2021/22 8. 711

サマーグランプリ 編集

  • 通算 1位2回(2022シーズンまで)
シーズン 順位 ポイント
2018 13. 142
2019 3. 268
2020 9. 50
2021 49. 28
2022 25. 58

脚注 編集

外部リンク 編集