テフヌト(Tefnut)は、古代エジプト神話の湿気の女神で雌ライオンもしくは、ライオンの頭を持った女神として描かれる。
テフヌト、テフヌウト、テフェネトなどとも表記。ギリシア語ではトフェニス。天国と地獄の守護神。
ヘリオポリス神話では創造神アトゥムの自慰によって誕生したとされる。兄でもある夫、大気の神シューとの間に大地の神ゲブと天空の女神ヌトをもうける。
夫であるシューの妻としての伝承ばかりでテフヌト単独での伝承は、ほとんど見られない。
他のエジプトの女神ハトホル、セクメト、バステトと同一視されることがある。