ジョン・テレンス・ドイルJohn Terence Doyle[1] , 1985年11月2日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州コンコード出身の元プロ野球選手投手)。

テリー・ドイル
Terry Doyle
ソフトバンク時代
(2012年7月16日、福岡Yahoo!JAPANドーム)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 マサチューセッツ州コンコード
生年月日 (1985-11-02) 1985年11月2日(38歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
255 lb =約115.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト37巡目
初出場 NPB / 2012年7月16日
最終出場 NPB / 2012年8月23日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入りとホワイトソックス傘下時代 編集

2007年MLBドラフトで、ロサンゼルス・ドジャースから21巡目(全体656位)で指名を受けたが、入団しなかった。

2008年MLBドラフトで、シカゴ・ホワイトソックスから37巡目(全体1110位)で指名を受け入団。ルーキー級ブリストル・ホワイトソックス英語版で中継ぎとしてデビュー。

2009年以降は先発として起用され、2011年はA+級ウィンストン・セーラム・ダッシュ英語版とAA級バーミングハム・バロンズ合計で8勝10敗、防御率3.07の成績を残した。

2011年オフにルール5ドラフトミネソタ・ツインズに移籍するも、2012年スプリングトレーニングでメジャー40人枠に残れずホワイトソックスに返還され、AAA級シャーロット・ナイツでプレー。6月まで12試合に登板し、6勝3敗、防御率2.83の成績を残した。

ソフトバンク時代 編集

2012年6月14日福岡ソフトバンクホークスが獲得を表明した[2]。背番号はこのシーズン途中に退団となったブラッド・ペニーが着用していた「31」。7月16日の対オリックス戦に来日初登板で初先発し、5回82球5奪三振1失点と好投、初勝利を飾った。だが次第にコントロールが定まらなくなる試合が続き、結局この年は初登板で上げた1勝のみに終わる。シーズン終了後の10月25日に退団が発表され[3]、11月1日付で自由契約となった[4]

ソフトバンク退団後 編集

2012年11月9日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ[5]

2013年はレッドソックス、2014年はシカゴ・ホワイトソックスとアトランタ・ブレーブス2015年ボルチモア・オリオールズ[6]の傘下マイナー球団でプレーしたが、メジャーに昇格することはなかった。

2016年は4月27日にオリオールズを自由契約となり[7]、5月に独立リーグアトランティックリーグランカスター・バーンストーマーズと契約した。8月26日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。オフの11月7日にFAとなった[7]。この年のオフにドミニカのウィンターリーグ(LIDOM)でプレーしたのを最後に現役を引退した。

現役引退後 編集

2019年1月よりニューハンプシャー州にあるニューイングランド大学英語版のヘッドコーチを務めている[8]

プレースタイル・人物 編集

最速93mph(約150km/h)の速球ツーシーム、フォーシーム)とスライダーカーブチェンジアップを投げ分ける[9]。球速に欠けるため、ツーシーム主体のコントロールと緩急で打者を打ち取る投球を持ち味としているが[9][10]、マイナーでの通算奪三振率7.3と奪三振も多く、また与四球率が2.2、シーズン防御率が通算で3.31と安定感もあった。

大学時代には数学を専攻し、オフには高校の数学教師を務める[10]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2012 ソフトバンク 3 3 0 0 0 1 1 0 0 .500 60 12.2 14 1 9 0 1 7 1 0 7 5 3.55 1.89
通算:1年 3 3 0 0 0 1 1 0 0 .500 60 12.2 14 1 9 0 1 7 1 0 7 5 3.55 1.89

背番号 編集

  • 31 (2012年)

記録 編集

脚注 編集

  1. ^ http://www.thebaseballcube.com/players/profile.asp?ID=55810
  2. ^ テリー・ドイル投手入団のお知らせ”. 福岡ソフトバンクホークス (2012年6月14日). 2012年6月15日閲覧。
  3. ^ 退団のお知らせ”. 福岡ソフトバンクホークス (2012年10月25日). 2012年11月3日閲覧。
  4. ^ 2012年度 自由契約選手”. 日本野球機構オフィシャルサイト (2012年11月1日). 2012年11月3日閲覧。
  5. ^ http://news.soxprospects.com/2012/11/red-sox-agree-to-terms-with-pitcher.html
  6. ^ http://bostonsportsforlife.sportsblog.com/posts/1295185/terry_doyle_signs_with_baltimore_orioles.html
  7. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2021年12月25日閲覧。
  8. ^ Baseball Coaches”. New England College Athletics. 2021年12月25日閲覧。
  9. ^ a b Terry Doyle: Rule 5 Twin”. FanGraphs (2012年2月16日). 2012年6月15日閲覧。
  10. ^ a b Chicago White Sox: Terry Doyle's career starting to add up - Chicago Tribune”. Articles.chicagotribune.com (2011年10月29日). 2012年6月15日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集