テレビ名画座』(テレビめいがざ)は、1961年1月9日から1968年3月29日まで、フジテレビ系列で放映されていた映画番組である。提供はニッサン石鹸

概要

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当時、放送休止時間だった時間帯に穴埋めのような形で放送。日本でそれまでは単発枠での放送だった映画を、最初に常設枠を設けて放送したといわれている。

初期は輸入料や外貨問題から、フランス映画などヨーロッパの作品が放送されることが多かった。1966年7月以降はそれまで五社協定のため無かった邦画の放送も行われた。

番組冒頭では「名画座手帖」と題して、作品の詳細や歴史背景などをフジテレビアナウンサーであった角谷優辻川一徳が解説するコーナーがあった他、番組オリジナルの主題歌も作られ放送されている。

放送時間について、放送開始からしばらくは、基本的に月曜日から金曜日までの午後3時から5時頃までの枠で、その5日間は同じ作品を放送していた[1]。放送する映画は1962年から月曜から水曜、木・金曜の週二作品になり、最終的には日替わりで異なる作品を放送していた。また、画面には時刻表示があり、録画機器が発達していなかった当時は、用事等で途中から見逃しても時間をメモしておけば、翌日の同じ時間から続きが見られるというものだった。

放送時間

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(参考:『タイムテーブルからみたフジテレビ50年史』フジテレビ編成制作局 知財情報センター調査部、2009年、7 - 35頁。 

放送期間 放送時間(JST
月曜日
1961年1月 - 3月 15:00 - 17:40
1961年4月 - 9月 15:00 - 17:00
1961年10月 - 1962年3月 15:00 - 16:45
火曜日・水曜日
1961年1月 - 9月 15:00 - 17:40
1961年10月 - 1962年3月 15:00 - 16:45
木曜日・金曜日
1961年1月 - 9月 15:00 - 17:40
1961年10月 - 1962年3月 15:00 - 17:00
平日
1962年4月 - 1963年5月 15:00 - 16:55
1963年5月 - 1966年3月 15:00 - 16:45
1966年4月 - 1968年3月 15:15 - 17:00

開始当初は曜日によって放送時間が決まってなかったが、1962年4月からは全曜日一定する様になった。

主な放送作品

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脚注

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  1. ^ 読売新聞』1961年1月16日付朝刊

外部リンク

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