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テンプル大学ジャパンキャンパス(Temple University, Japan Campus, 略称TUJ)は、テンプル大学(本校の所在地はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア)の日本校。東京都港区の2つの建物に教室と施設を有している[3]。外国大学の日本校としては最古かつ最大の学校で、正規学生数は1,512人おり、そのうち約60パーセントは世界60の国から来た留学生である(日本人学生数は約40パーセント)[4]

テンプル大学ジャパンキャンパス
テンプル大学ジャパンキャンパス
テンプル大学ジャパンキャンパス
創立 1982年
学長(ディーン) ブルース・ストロナク[1]
学位課程[2]
学士課程 1,185人
エグゼクティブ
MBAプログラム
36人
教育学研究科 192人
学位取得を目的としない課程[2]
アカデミック・
イングリッシュ・
プログラム
117人
生涯教育 754人
学生数合計 2,326人
企業内教育 1,286人
英語特訓
プログラム
494人
教員 224人
職員 126人
所在地 東京都世田谷区/大阪市北区
通称 TUJ
公式サイト
英語 www.tuj.ac.jp/index.html
日本語 www.tuj.ac.jp/jp/index.html
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TUJは多くの学位課程を提供しており、短期大学士、学士、教育学修士、教育学博士、博士、MBA、法学修士のプログラムがある。また、アメリカの学部生やロースクール学生向けに1学期から1年間の海外留学プログラムもある。そのほか、英語、生涯教育、企業内教育といった学位取得を目的としないプログラムも提供している。2019年現在、学位取得を目的とした学生の数は1,512人である。内訳は、学部生1,186人、大学院生327人(EMBA44人、ロースクール78人、教育学研究科205人)。学位取得を目的としない数は受講者数2,462人で、内訳はアカデミック・イングリッシュ・プログラム132人、生涯教育プログラム663人、TUJの企業内教育プログラムの受講者数は年間1,286人、教育機関・関連団体向け英語研修プログラムの受講者数は年間381である[2]

沿革編集

創立編集

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は1982年、史上初のアメリカの大学日本校として、東京都港区芝公園に創立された。1996年まではいくつかの日本企業との協力のもと運営されていたが、それ以降はテンプル大学本校に完全に所有・運営されるようになり、港区南麻布にキャンパスを設置した。[5]2019年8月に世田谷区、昭和女子大学キャンパス内へ移転した。[6]

創立初期編集

 
ジェームス・ズムワルト駐日アメリカ合衆国臨時代理大使、卒業式でのスピーチの様子(2009年6月)

創立当初、TUJは集中英語プログラム(IELP)を東京にて、教育学修士課程(M.Ed.)を東京と大阪で提供していた。その後の10年の間に、学士課程、英語教授法分野の教育学博士課程(Ed.D.)、法学修士課程(L.L.M.)を提供し始めるとともに、IELPプログラムを大阪にも設置した。1996年、テンプル大学本校に完全に所有・運営されるようになったことを受け、TUJはエグゼクティブMBAプログラムを開始したが、この課程はこの種のプログラムとしては日本で最初のものである。また、それと同時に従来のオープン・カレッジ・プログラムとグローバリゼーション・プログラムをそれぞれ生涯教育プログラムと企業内教育プログラムとして装い新たに再開した[5]

現在の地位を獲得編集

2005年、日本の文部科学省はテンプル大学ジャパンキャンパスを日本初の外国大学日本校として公式に認可した[7]。これにより、TUJはアメリカの大学としてだけではなく、日本の大学としても認められるようになり、TUJで取得された単位や学位は日米両国で通用するものとなった[5]

大学間協定編集

TUJは武蔵大学、東洋大学国際地域学部、明治大学文学部と単位互換プログラムを設けている。さらに、香港バプティスト大学コミュニケーション学部と国立台北大学と協力合意書を交わしているほか、海外大学や日本にある外国大学日本校への進学を予定している中学生・高校生向けの武蔵・テンプルREDプログラムも運営している[2]

キャンパス編集

所在地編集

テンプル大学ジャパンキャンパスは東京と大阪に合計3つの拠点を擁している。大阪府北区梅田にある大阪センターには、教育学研究科が設置されている[8]2019年8月に世田谷区昭和女子大学のキャンパス内に校舎を移転[9][10]

施設編集

TUJには6つのコンピューター室があり、WindowsMacUNIX のコンピューターが使用できる。図書館の蔵書数は50,000冊を超え、大量の学術雑誌にアクセスすることができる[11]。就職部、カウンセリング室があるほか、ポスト・プロダクション・スタジオでは映像編集や音声録音が可能である。教育・学習センターでは、学生向けに無料の学習補助サービスを提供している[12]

住居編集

TUJは新入学生全員が部屋を見つけられるように支援を行っている。東京都内に2つの男女共用の大学寮があるほか、ホームステイも紹介している[13]

学科構成編集

学位課程編集

プログラム 学位
学士課程 B.A.(文学士号) / B.S.(理学士号) / A.A.(短期大学士号)

学科
美術学科 / アジア研究学科 / コミュニケーション学科 / 経済学科 / 教養学科 / 国際関係学科 / 国際ビジネス学科 / 政治学科 / 心理学科 / 日本語学科 / 2+2年課程: 計算機科学科

教育学修士・博士課程 M.S.Ed. in TESOL(英語教授法教育学修士号)

Ph.D. in Applied Linguistics(応用言語学博士号)

エグゼクティブMBAプログラム MBA(経営学修士号)
ロースクール(法科大学院) LL.M.(法学修士号)

その他
Certificates(履修証明書)
C.L.E.(継続的法曹教育制度)

英語プログラム編集

概要
アカデミック・イングリッシュ・プログラム 英語で授業が行われる大学・大学院への進学準備を行う英語プログラム。

生涯教育編集

分野
生涯教育 言語
アカデミック・スキル
文化・芸術
専門技能
トレーニング
ビジネス・マネジメント
コンピューター・技術

企業内教育編集

概要
企業内教育 国際的企業向けにカスタマイズされた従業員研修プログラムの開発・実施・運営

現代アジア研究所(ICAS)編集

2004年、現代アジア研究所(ICAS、前身は現代日本研究所)が設置された。この研究所はTUJに運営されており、世界中の研究者が研究成果を発表し学術的議論を活発に行うプラットフォームとして機能している[14]。毎年約30の講演やシンポジウムを主催しており、その全てが無料で一般公開されている。講演テーマは現代アジアならびにアメリカに関するものから選ばれ、政治、経済、外交、軍事、映画、ポップカルチャー、医療制度、環境問題などテーマは多岐にわたる。国内外のメディア関係者、ビジネスパーソン、政府関係者、学者など多様な参加者がいる[15]

学生生活編集

学生編集

TUJの学生は世界約60の国からの留学生から構成されている。日本とアメリカ合衆国だけではなく、東アジア、東南アジア、ロシア、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパ出身の学生も在学している[2]

TUJは留学生向けにビザを発行することができる[16]。また日本国内で有効な学生証を発行しており、在学生は電車運賃の学生割引を受けることができる[17]ほか、携帯電話会社との契約の補助やその他の学生生活に必要な支援を行っている。加えて、世界中の協定校への交換留学プログラムも数多く存在する[18]

学生部編集

学生部はTUJの学生向けに日々の学生生活に関連した支援を提供しており、ビザ発行、奨学金・GIビル、住居のサポートを行う。また学生部は学生がTUJでの生活に適応できるよう、毎学期オリエンテーションを実施している。学生部は学生自治会やその他の学生団体とも協力し、多様な背景を持つ学生たちが交流できるよう、様々なイベントやアクティビティを企画している[19]

学生自治会編集

学生自治会は、選挙によって選出された代表者を通じて全学生の利害を代弁する組織である。学生自治会はまた、毎年様々なイベントを企画し、活発な学生生活を促進している[20]

学生団体編集

TUJには学生が主体となって運営する多くの学生団体(部活動・サークル等)があり、学生部の監修を受けている。学生たちが自分と関心を共有する友人を見つけられるようにするのが団体の目的である[21]

地域連携編集

港区編集

テンプル大学ジャパンキャンパスはいくつかの地域連携事業に参加しており、主に教育的支援を提供するという形をとっている。校舎が設置されている港区との協働で、TUJは港区在住の子どもや大人を対象としたサポートを行っている。これは、2006年に港区との間で締結された共同事業同意書に基づく事業である[22]

文化・教育編集

TUJは港区にある学校に外国人学生・教職員を派遣し、それぞれの出身国を紹介する機会を設けている。そのほか、小学生・中学生や初等・中等教育機関教員向けに短期の教育プログラムを提供し、日本の英語教育水準向上に貢献しようとしている。加えて、港区の成人教育プログラムの一環として、現代日本に関する公開講演を定期的に開催している。TUJの図書館は港区民と港区内の学校教員向けに開放されている[22]

イベント編集

学生・教職員は毎年、港区が主催する様々なイベントに協力している。例えば、港区民祭り、港南区民文化センターの英語プログラム、港区内の数多くの神社の祭りなどである[22]

ソーシャルメディア編集

テンプル大学ジャパンキャンパスは各種のソーシャルメディアアカウントを運営している。日英両言語によるブログ、フェイスブック、インスタグラム、リンクトイン、ツイッターに加え、公式ユーチューブチャンネルが運営されている[23]

大学関係者と組織編集

歴代学長編集

  • リチャード・ジョスリン(1996年~2001年)[24]
  • カーク・パタソン(2001年~2007年)[24]
  • ブルース・ストロナク(2008年~2017年現在)[24]

主な教職員編集

主な出身者編集

脚注編集

  1. ^ TUJ Communications. “Dean's Profile”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e TUJ Communications. “Basic Facts about Temple University, Japan Campus”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  3. ^ TUJ Communications. “Maps and Directions, Tokyo”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  4. ^ TUJ Communications. “Expand your horizons at Temple”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2016 Edition 平成28年度版. 2017年3月18日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。
  5. ^ a b c TUJ Communications. “About Temple, History”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  6. ^ TUJ Communications. “新校舎について”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2019年8月14日閲覧。
  7. ^ TUJ Communications (2005年2月14日). “MEXT designates TUJ Japan's First Foreign University, Japan Campus”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  8. ^ TUJ Communications. “Maps and Directions, Osaka”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  9. ^ Campus, Temple University, Japan (2017年6月5日). “昭和女子大学とテンプル大学ジャパンキャンパスが共同でスーパーグローバルキャンパスを創出:日本の大学のグローバル化に強力なインパクト | TUJニュース” (日本語). ニュース. 2019年1月28日閲覧。
  10. ^ テンプル大学ジャパンキャンパス. “新キャンパスプロジェクト - テンプル大学ジャパンキャンパス” (日本語). www.tuj.ac.jp. 2019年1月28日閲覧。
  11. ^ TUJ Communications. “Services and Facilities, The Collection”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  12. ^ TUJ Communications. “Services and Facilities”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  13. ^ TUJ Communications. “Housing Options - Dorms and Homestays”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  14. ^ TUJ Communications. “Institute of Contemporary Asian Studies (ICAS)”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  15. ^ Temple University, Japan Campus General Information. 2016, pg. 11.
  16. ^ TUJ Communications (2005年3月15日). “TUJ Eligible to Sponsor Student Visas”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  17. ^ TUJ Communications (2005年3月1日). “Railway Companies in Eastern Japan Grant Student Rail Discounts to TUJ Students”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  18. ^ TUJ Communications. “About the Main Campus”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  19. ^ TUJ Communications. “Student Services”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  20. ^ TUJ Communications. “Student Government”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  21. ^ TUJ Communications. “Student Activities, Clubs and Organizations”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  22. ^ a b c TUJ Communications. “About Temple, Community Relations”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  23. ^ TUJ Communications. “Official TUJ Social Media Accounts”. TEMPLE UNIVERSITY Japan Campus. 2018年3月7日閲覧。
  24. ^ a b c Campus, Temple University, Japan. “35周年記念シンポジウム - テンプル大学ジャパンキャンパス” (日本語). Temple University, Japan Campus. 2018年4月7日閲覧。

外部リンク編集