ディブクイディッシュ語: דיבוק‎、英語: DybbukDibbuk)は、東欧のイディッシュ文化において信じられる悪魔憑きを行う悪霊

人間にのしかかるディブクの図(画:エフライム・リリエン

概要 編集

自殺などの罪業のため輪廻(ギルグル)を行う事ができず、現世をさまよい人に憑依し、憑いた人間に異常な言動をとらせる。悪魔払いを行うことによって、体から追い出すことができると信じられる。

ヘブライ語דיבוקdāḇaq(日本語でいう「しがみつく」)という単語に由来する。中世ユダヤ人社会の中の民俗信仰であったが、16世紀にイサク・ルリア英語版が自らのカバラ体系の中に取り入れ、ユダヤ教と習合した。

関連項目 編集