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デイ・トリッパー」 (Day Tripper)は、1965年12月にビートルズが発表した11枚目のオリジナル・シングル曲(初の両A面シングル)である。片面は「恋を抱きしめよう[5]

デイ・トリッパー / 恋を抱きしめよう
ビートルズシングル
A面 恋を抱きしめよう(両A面)
リリース
録音 アビー・ロード・スタジオ (1965年10月16日)
ジャンル ロック[1]
ポップ・ロック[2]
時間
レーベル パーロフォン(イギリス)
キャピトル・レコード(アメリカ)
オデオン(日本)
プロデュース ジョージ・マーティン
チャート最高順位
ビートルズシングル盤 U.K. 年表
ヘルプ!
b/w
アイム・ダウン
(1965年)
デイ・トリッパー
両A面
恋を抱きしめよう
(1965年)
ペイパーバック・ライター
b/w
レイン
(1966年)
ビートルズシングル盤 U.S. 年表
イエスタデイ
b/w
アクト・ナチュラリー
(1965年)
デイ・トリッパー
両A面
恋を抱きしめよう
(1965年)
ひとりぼっちのあいつ
b/w
消えた恋
(1966年)
ビートルズシングル盤 日本 年表
アクト・ナチュラリー
b/w
イエスタデイ
(1965年)
恋を抱きしめよう
b/w
デイ・トリッパー
(1966年)
ひとりぼっちのあいつ
b/w
消えた恋
(1966年)
オールディーズ 収録曲
A面
  1. シー・ラヴズ・ユー
  2. フロム・ミー・トゥ・ユー
  3. 恋を抱きしめよう
  4. ヘルプ!
  5. ミッシェル
  6. イエスタデイ
  7. アイ・フィール・ファイン
  8. イエロー・サブマリン
B面
  1. キャント・バイ・ミー・ラヴ
  2. バッド・ボーイ
  3. デイ・トリッパー
  4. ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
  5. 涙の乗車券
  6. ペイパーバック・ライター
  7. エリナー・リグビー
  8. 抱きしめたい
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目次

解説編集

レノン=マッカートニーの作品で、ジョン・レノンポール・マッカートニーの2人でリード・ボーカルを担当している。ビートルズは、アルバム『ラバー・ソウル』のセッション時にこの曲を制作したが、アルバムには未収録となった。アメリカではシングルでリリースされた後、キャピトル編集アルバム『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』に収録された。

「デイ・トリッパー」の歌詞は、ジョンの言葉遊びによって構成されており、1980年に敢行されたインタビューで、ジョンは「僕の曲さ。ギターのフレーズやブレークも含めて全て僕が書いた。」「“デイ・トリッパー”というのは、日帰り旅行客のこと。フェリーとかで旅をする人間の事さ。つまり…週末のヒッピーということ。わかるかい?」と語っている[6]

しかし、1970年のローリング・ストーン誌のインタビューで、ジョンは「歌詞はポールが手伝ってくれた。」と語っている[7]。またポールは、「麻薬を題材にして、ジョンと“彼女はこうなんじゃないか?”みたいな曲を演奏してた。たいていジョンが持ってくるのだけど。」「この曲は日帰り旅行者、日曜画家、サンデードライバーという感じで、雑多な題材を寄せ集めたお遊びソングだった。」と語っている[8]。なお、「She's a big teaser」というフレーズは、「She's a prick teaser」とのダブル・ミーニングとなっている[8]

ミュージック・ビデオは、1965年11月23日ジョー・マクグラス英語版監督の下で3パターン撮影された。テレビ出演する代わりに、このミュージック・ビデオを各放送局に送っていた。これらのミュージック・ビデオは、2015年に発売された『ザ・ビートルズ1』に付属のDVDと『1+』にそれぞれ収録されている。

レコーディングとミックス編集

この曲は、1965年10月16日にレコーディングが行なわれた。3テイク録音された後に、コーラスパーカッションなどがオーバーダビングされて完成となった。なお、この後に「恋をするなら」のベーシック・トラックが録音された[9]

「デイ・トリッパー」のリアル・ステレオバージョンは上記『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』に初収録された。イギリスでは1966年12月にリリースされたコンピレーション・アルバムオールディーズ』ステレオ盤で初めてリリースされた[10]1973年に発売された『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』にも収録されているが、それぞれミキシングが異なる別ミックスである。CDでは1988年3月にリリースされたアルバム『パスト・マスターズ Vol.2』にイギリス・ミックスが収録された[10]

なお、これらのステレオ・ミックスには、顕著な技術的ミスが生じている。曲が始まって1分50秒付近で、一瞬途切れてしまっている[11]。これはジョージのギターの音が擦れてしまったために、一時的に消去したために生じたものである[10]2000年に発売されたベスト・アルバム『ザ・ビートルズ1』には、この部分が修正された音源が収録されている[10]

シングル盤編集

この曲はイギリスでは「恋を抱きしめよう」との両A面シングルで発売されたが日米ではB面扱いで、「恋を抱きしめよう」をA面に発表された。ビルボード(Billboard)誌では、1966年1月22日に週間ランキング最高位の第5位を獲得[12]。同1966年年間ランキングでは第97位。キャッシュボックス誌では最高位10位。年間ランキング100位以内には入っていない。

演奏編集

カバー・バージョン編集

この他、メイ・ウエストハービー・マンルルセルジオ・メンデス&ブラジル'66サンディ・ネルソン英語版モンゴ・サンタマリアホリーリッジ・ストリングス英語版イアン・ハンターランディ・カリフォルニア英語版ゲノ・ワシントン英語版ブッカー・T&ザ・MG'sらもカバーしている。

収録アルバム編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ a b ダブルトラック処理されている。

出典編集

  1. ^ The Beatles 'Day Tripper'”. AllMusic. 2018年11月10日閲覧。
  2. ^ Terence J. O'Grady (1983-05-01). The Beatles: A Musical Evolution. Twayne Publishers. p. 78. ISBN 978-0-8057-9453-3. https://books.google.com/books?id=n33uAAAAMAAJ. 
  3. ^ Day Tripper/We Can Work It Out”. Official Charts Company. 2019年4月19日閲覧。
  4. ^ The Beatles – Chart history (The Hot 100)”. billboard.com. 2019年4月19日閲覧。
  5. ^ Wallgren, Mark (1982). The Beatles on Record. New York: Simon & Schuster. p. 45. ISBN 0-671-45682-2. 
  6. ^ Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. p. 177. ISBN 0-312-25464-4. 
  7. ^ Wenner, Jann S. (2000). Lennon Remembers (Full interview from Lennon's 1970 interview in Rolling Stone magazine). London: Verso. ISBN 1-85984-600-9. 
  8. ^ a b Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. p. 209-210. ISBN 0-8050-5249-6. 
  9. ^ Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. p. 64. ISBN 0-517-57066-1. 
  10. ^ a b c d Winn, John C. (2008). Way Beyond Compare: The Beatles' Recorded Legacy, Volume One, 1962–1965. New York, NY: Three Rivers Press. p. 364. ISBN 978-0-3074-5239-9. 
  11. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). p. 168. ISBN 1-84413-828-3. 
  12. ^ The Beatles – Chart history (The Hot 100)”. billboard.com. 2018年11月10日閲覧。
  13. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). p. 167-168. ISBN 1-84413-828-3. 

外部リンク編集