デスポーズとは、恐竜鳥類化石の骨格が示す特徴的な姿勢の俗称である。

デスポーズを示すゴルゴサウルスの骨格。

恐竜や鳥類の骨格が連結した状態で見つかる場合、上体を仰け反らせ、尾を伸ばし、口を広く開けた状態で見つかることが多い。

生息年代や発見場所に関わらず確認される現象であることから、その原因は学術的な議論の対象になっている。当初は死亡したあとに頸部の背中側にある靭帯が乾燥・収縮するため[1]とされていたが、死後硬直の一種である弓なり緊張 (後弓反張英語版)を原因とする仮説もある[2]。また、体が川や海で押し流された際の水流の影響[3] とする説も存在したが、上記の弓なり緊張説の中で、時代や場所を問わず同じ姿勢である点、手足が同じ方向を向いていない点を説明できないと指摘されている。

デスポーズを示す骨格の例 編集

参考文献 編集

  1. ^ アーカイブされたコピー”. 2009年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月27日閲覧。
  2. ^ Padian K & Faux M (2007), "The opisthotonic posture of vertebrate skeletons: post-mortem contraction or deathe throes?", Paleobiology 33(2): p. 201-226.
  3. ^ アーカイブされたコピー”. 2010年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月27日閲覧。