デゼニワールド』は、1986年ハドソンから発売されたコンピュータゲーム[1]。デザイナーは岡本敏郎[2]

デゼニワールド
ジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 PC-8801
FM-7
FM77AV
X1
S1
開発元 ハドソンソフト
発売元 ハドソンソフト
人数 1人
発売日 1986年
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概要 編集

198X年、オリンピックの誘致に敗れた名古屋では、デゼニランド以上の巨大遊園地をつくるべく、「デゼニワールド」(ディズニーワールドのパロディ)計画が立案・建設される。しかし、その裏では人工知能を持つスーパーコンピュータ「HAL3(ハルミ)」(『2001年宇宙の旅』に登場する「HAL 9000」のパロディ)が暴走し、これを食い止めるために「デゼニマン」が立ち上がる、というストーリー。

同社による『デゼニランド』の続編にあたり、中本伸一竹部隆司によるこれらの本作品は『デゼニランド』、『サラダの国のトマト姫』と併せてハドソンソフトのアドベンチャー3部作と称されることがある。 本作品の主人公「デゼニマン」は高橋利幸がモデルと謂われることが多いが、実際は岡本敏郎がハドソン入社前に所属し、ハドソンに営業として出入りしていた関連会社の社長である[2]

当作品は1984年に雑誌広告にて発表されてから、実際に発売されるまでおよそ2年が経過するという経緯を持つ。パッケージにはサントラカセットテープが付属していた。

ゲーム内容 編集

コマンド入力型のアドベンチャーゲーム。

画面表示は『デゼニランド』、『サラダの国のトマト姫』同様、ライン&ペイントによる画面描画の方式をとっている。全体的には謎解きよりもストーリーやパロディ、ギャグを楽しむような趣向になっている。

ゲーム中は『サラダの国のトマト姫』に登場したパンプキン大王も登場する。『スーパーマン』、『ウルトラマン』、『バットマン』、『ゴルゴ13』を思わせる、多くのキャラクターがパロディとして登場する。

その他 編集

ファミリーコンピュータ版『ボンバーマン』の2000万点ボーナス隠しキャラは、本作品のデゼニマンである。

脚注 編集

関連項目 編集