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デビルメイクライシリーズ(Devil May Cry Series)は、カプコンが発売したアクションゲームのシリーズ。略称は「デビクラ」「DMC[1]デビル」など。

デビルメイクライ
Devil May Cry
ジャンル スタイリッシュアクション
開発元 カプコン
Ninja Theory(『DmC』)
発売元 カプコン
主な製作者 神谷英樹
小林裕幸
三上真司
土林誠
田中剛
伊津野英昭
大野芳弘
吉川達哉
森橋ビンゴ
柴田徹也
下村勇二
鈴村正樹
タミーム・アントニアデス(『DmC』)
1作目 PS2 デビルメイクライ
2001年8月23日
最新作 PS4、Xbox One、Steam デビルメイクライ5
2019年3月8日
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目次

概要編集

「Devil May Cry」を日本語に意訳すると「悪魔も泣きだす」となる。これは第1作『デビルメイクライ』公式サイト上のコラムでディレクターの神谷英樹によって語られている[2]。当初は『Devil May Care』というタイトルであったが、同名の映画があったため、改題することとなった[2]。この場合は「向こう見ずな」や「楽天家な」という意味になる。

ハードの性能を生かした映像と、銃や大剣などによる連続攻撃をいかにスタイリッシュに決められるかというコンセプトをセールスポイントとしており、格闘ゲームなどとは違い簡単な操作でコンボを繰り出せることも好評を博している要因であり、世界中から支持を得ている[3]。登場人物の台詞は、日本ではアニメを除いて基本的に英語音声・日本語字幕となっている。

シリーズは2019年現在、第5弾まで発売されている。『デビルメイクライ』『デビルメイクライ2』がPS2、『デビルメイクライ3(SE)』がPS2、PC、『デビルメイクライ4』はPS3Xbox 360で発売され、PC版も2008年7月24日に発売された[4]。『デビルメイクライ5』はPS4Xbox OneSteamで発売。PSPでも関連作品発売が予定されていたが、開発中止となった。『4』発売前には、テレビアニメ化されている。

外注作品でもある『DmC』は当初はダンテの若い頃の物語を描くことがスタッフから明かされたが、一部のファンが『DmC』の待遇に反発して署名運動まで起きた[要出典]。後のTGS(東京ゲームショウ)2011にて「続編ではない」として製作しているという[5][信頼性要検証]。2011年11月発売の『ファミ通』により、これまでとは違うパラレルワールドとして公式雑誌に明記され、メインタイトルの『デビルメイクライ』とは接点が無く、外伝ですらもないとされている[6][要ページ番号]。当初は2012年内に発売予定だったが、2013年1月17日に延期された。

『1』から『5』までのゲーム本編と2007年に放送されたテレビアニメ版のストーリーはつながっており、明確となっているのは『3(SE)』→『1』→『アニメ』→『2』→『4(SE)』→『5』である。なお、『2』に関しては当初は『4』の後に設定されていたが、『5』発売に伴い現在の設定に変更された。

2019年3月31日時点で、全世界シリーズ累計販売本数は2,000万本に達している[7]

なお、タイトルの日本語表記についてはカプコンの公式サイトでの「デビル メイ クライ」[7]など、半角空白を含めた表記も見られる。

ゲームシステム編集

ゲームの進行は全てミッション制で行われており、目標を達成するとミッションクリアとなり、次のミッションへ移行する。ミッションクリア中は攻撃や撃破、回避や挑発成功などで加算される8段階のスタイリッシュランクが随時評価され、ミッション終了後にはプレイしたステージの総評デビルハンターランクが決定される。

シリーズを通して難易度を選択できる。最初はノーマルとイージーのみ(『2』には存在しない)だが、クリアしていくごとにハード、ベリーハード(『3SE』のみ)、上位の難易度を選択可能となり、最高難易度のDANTE MUST DIE!(ダンテ死すべし)では敵の性能が跳ね上がる。『3』から自分と敵どちらも一度当たれば死亡するようになる特殊難易度のHEAVEN OR HELL、『4』と『DmC』では自分のみあらゆる攻撃で即死する特殊難易度HELL AND HELLが設定された。この難易度設定はヘビーユーザーには受けたがライトゲーマーには「難しすぎる」と言われた。

悪魔の力を持つ主人公ダンテは、その悪魔の力を使って魔人へと変身する能力デビルトリガー(以下DT)を持っている。DT発動時は攻撃力・防御力・速度上昇・ライフ回復などの恩恵が受けられ、戦闘を有利に進めることができる。なお前述の最高難易度のDANTE MUST DIE!では敵も使用する。

またシリーズの恒例として、各難易度をクリアしていくことにより、キャラクターの衣装が増え、『2』ではディーゼル社とのコラボレーション衣装も登場した。

シリーズ編集

メインタイトル編集

個別作品編集

テレビアニメ編集

2007年6月より9月までWOWOWで放送された。

携帯電話ゲーム編集

デビル メイ クライ
『3』の少し後のダンテの狩人としての動きを描く。基本的には『3』と同じで、ダンテを操作して敵を倒しミッションをクリアしていく。
デビル メイ クライ ダンテ×バージル
ダンテの兄バージルがプレイ可能になったバージョン。
デビル メイ クライ 4 リフレイン
iPhone/iPod touch専用ゲーム。2011年配信。『4』のストーリー、ミッションにアレンジが加わる。基本的には『4』と同じでネロ、ダンテを操作して敵を倒しミッションをクリアしていく。
デビル メイ クライ デッドショット
シリーズのキャラクターや世界観を生かしたシューティングゲーム。
クイズ デビルメイクライ
シリーズのキャラクターや世界観を生かしたクイズゲーム。
デビル メイ クライ リバーシ
シリーズのキャラクターや世界観を生かしたリバーシゲーム。

コミック版編集

DMC3
メディアファクトリーより刊行。1巻は平成17年2月28日、2巻は平成17年7月31日発行。茶屋町勝呂著作。カプコン完全監修。当初全3巻予定だったが3巻は発売されず未完のまま終わった。
『3』の一年前の物語となる公式オリジナルストーリー。1巻はダンテ、2巻はバージルが主人公。ゲームでは示唆されるのみだった2人の因縁が明らかになる。また、ゲーム内では特に語られない世界観についても、謎を解く鍵が作中に数多く散らばっている。『3』のヒロイン・レディも未だ一般人ながら登場する。
コミックス巻末にある『3』の設定資料では、ダンテは父スパーダを「冷酷な悪魔」と評している。
DMC5
タイトルは『Devil May Cry 5 -Vision of V-』。原作:カプコン、作画:尾方富生。LINEマンガにて連載。本編の前日譚を描く公式コミカライズ。謎の青年Vの視点から、彼の誕生の秘密やユリゼン出現の原因などが描かれる。

小説版編集

すべて角川スニーカー文庫刊。

DMC1
著:後池田真也 / イラスト:三輪士郎 / 監修:カプコン
ゲーム本編とコミック版以前の、ダンテが店を構えず、「トニー」と名乗って便利屋として働いていたころが舞台で、エピローグは『1』の直前となる。後にゲーム本編の『DMC3』が出たことによりストーリーの繋がりが矛盾してしまったが、『5』の前日譚小説でストーリーの補完が行われた。ゲームでは語られなかった、ダンテ愛用の拳銃エボニー&アイボリーの誕生秘話などが描かれる。1巻はゲーム1作目のディレクターである神谷英樹が綿密に監修を行っている。アニメ版におけるダンテの「トニー」やストロベリーサンデーの由来でもある。
DMC2
著:後池田真也 / イラスト:瑚澄遊智 / 監修:カプコン
ゲームにおける『2』の少し前の物語。一部『2』に繋がる描写が見られる。
DMC4
著:森橋ビンゴ / イラスト:THORES柴本 / ストーリー協力:安井健太郎 / 監修:カプコン
副題はDeadly Fortune。オリジナルストーリーを描いた後池田版とは違い、こちらは原作ストーリーのノベライズであり、シリーズ刊行が決定している。原作のストーリーとともに、ムービーでは表現し切れなかったキャラクターたちの性格や生い立ちなどが補完される形で描写されている。上下巻での刊行。上巻は2009年4月1日発売。下巻は2009年7月1日発売。
DMC5
著:森橋ビンゴ / イラスト:つよ丸 / 監修:カプコン
副題はBefore the Nightmare。ゲーム本編の前日譚の物語であり、ネロが悪魔の右腕を失った理由や相棒となるニコとの出会い、ダンテやVと共にレッドグレイブ市に導かれた理由が明らかになる。『5』本編には登場しない『2』のヒロインであるルシアやマティエなどのゲーム本編のキャラクターだけでなく、『1』小説版やテレビアニメ版や、名前のみだがドラマCD版のキャラクターも登場しており、『5』に至るまでの歴代作品の設定の補完が行われている。2019年03月01日発売。

パチスロ編集

2007年6月よりロデオからパチスロ機、『デビルメイクライ3』がリリースされ全国のパチンコ・パチスロ店に設置されていた。

実写映画編集

これまで何度か製作プロジェクトが立ち上がったが、いずれも実現には至っていない。以下、それらの列挙。

  • カプコン×ギャガ・コミュニケーションズによる実写映画が2005年より製作開始予定だったが中止になった。
  • 2010年代の初め頃にハリウッド版実写映画が製作・公開予定と報道されていた(業界紙デイリー・ヴァラエティが「SONY系映画配給会社Screen Gems社が製作を担当と記述)。その後imdbに「2016年公開予定」と記されていた[8]が、現在に至るまで続報は無い。

舞台編集

キャストは舞台版オリジナル。

舞台「DEVIL MAY CRY ーTHE LIVE HACKERー」編集

  • 公演日:2019年3月1日-3月10日(Zepp DiverCity(TOKYO))

キャスト(舞台)編集

本家シリーズ主要キャラクター編集

プレイアブルキャラクター編集

ダンテ(Dante)
- ドルー・クームス(1) / マット・カミンスキー(2) / ルーベン・ラングダン(3、3SE、アニメ、4、5・英語、MVC3・英語、UMVC3・英語、鬼武者Soul、ユーロ・ヒストリア) / 森川智之(アニメ、4SE、5・日本語、MVC3・日本語、UMVC3・日本語、PXZ、PXZ2)
『1』〜『3』『5』の主人公。表向きは「Devil May Cry」の看板を掲げた便利屋だが、本業は悪魔絡みの事件を解決するデビルハンター。
赤を基調としたロングコートを身に纏い、背負った巨大なリベリオンと、二丁拳銃エボニー&アイボリーをはじめとした、様々な魔具や重火器を操って戦う。
悪魔スパーダと、人間エヴァの間に生まれた半人半魔。並外れた怪力や魔力、心臓や脳を破壊されたり全身を貫かれても死ぬことのない肉体を有しており、青年期を描いた『3』にて『デビルトリガー』に覚醒、自らの意思で魔人の姿に化身することができるようになる。しかし大事なものとの別離や死に直面すると、心を有している証である涙を流すシーンがあり、半身半魔でありながら紛れもなく人間の心を持っている存在。
いかなる時も余裕たっぷりで、強敵相手でも挑発する姿勢を崩さない。父の誇り高き魂と母の優しさを受け継いでおり、両親のことを誇りに思っている。人間の可能性を信じ、下衆な行いに対しては怒りを露わにする正義感を燃やすタフな男。音楽はハードロック、食べ物はオリーブ抜きのピザやストロベリーサンデーが好みで、煙草を嫌う。
『デビルメイクライ』と同様に神谷英樹がディレクターをつとめた『ビューティフルジョー』をはじめ、『CAPCOM FIGHTING Jam』のジェダのエンディングや、他メーカーのゲームである『真・女神転生III-NOCTURNEマニアクス』にもゲスト出演している。
MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』にもプレイヤーキャラクターとして登場。こちらの服装などは『3』のダンテがモデルになっている(キャラクターとしては『1』以降の位置付け)。『PROJECT X ZONE』にもプレイアブルキャラクターとして登場する。こちらの服装は『1』のダンテがモデルとなっている。
名前の由来は詩人であり『神曲』の登場人物でもある、ダンテ・アリギエーリ[9]
トリッシュ(Trish)
声 - サラ・ラフルール(1、2) / リュシー・クリスチャン(アニメ) / ダニエル・バージオ(4、MVC3・英語、UMVC3・英語) / ウェンディー・リー(5・英語) / 田中敦子(アニメ、4SE、5・日本語、MVC3・日本語、UMVC3・日本語) / CAPCOM[10](鬼武者Soul)
『1』のヒロインであり、それ以降の時間軸においてはダンテの相棒として活躍する美貌の女悪魔。彼女もまた涙を流す悪魔である。
ダンテをマレット島へと招いた長身の美女。性格は気まぐれで奔放なために単独行動が多く、知識欲にも非常に旺盛。思い立ったらすぐ行動に移す。
正体は魔帝ムンドゥスが作り出した電撃を自在に操る悪魔でもあり、姿はダンテの母親・エヴァに酷似している。『1』ではダンテを油断させ、殺す使命を負っていたが、それに失敗した直後にダンテに命を救われたことで改心。ムンドゥスの攻撃から彼をかばい、瀕死の状態から生還した後は彼の相棒を務める。
『2』と『4SE』において、隠しキャラ扱いで操作することが可能。近接武器「スパーダ」、二丁拳銃「ルーチェ&オンブラ」を使用し、魔人化状態では姿が変わらないものの体が黄金に輝き、雷を操ることができる。『2』ではダンテと相通ずるモーションで、ラウンドトリップ中は通常攻撃が格闘攻撃になる。『4SE』では災厄兵器パンドラも扱い、スタイルアクションボタンでスパーダ、近接攻撃ボタンで格闘(ベアナックル)を使い分ける操作性になっている。
『ビューティフルジョー』出演時には人間の女性と仲良くするダンテに嫉妬し映画館の中で彼を押し倒してキス、家に帰ったらさらに深く迫ろうとダンテに約束させるというかわいげのある面を見せた。
名前は『神曲』に登場するベアトリーチェに由来する[9]
ルシア(Lucia)
声 - フランソワーズ・グラリュースキー
『2』のヒロインであり、デュマーリ島で悪魔を討つ力をもった「護り手」。先祖代々からスパーダとともに悪魔と戦った護り手であるマティエの娘でもある。赤髪の褐色肌の美女でフランス語訛りが強い。ダンテと同様、デビルトリガーを引くことができ、白い羽の生えた鳥人のような姿になる。武器は短刀の二刀流、遠距離攻撃に関しては対悪魔用のダガーや爆弾等を使う。覇王アルゴサクスを復活させ、その力で万物の王になろうと目論むアリウスの野望を止めるべく、アルゴサクス復活の儀式に必要な4つの「アルカナ」を保護するためにデュマーリ島を駆ける。
実はアリウスによって作られたセクレタリーというホムンクルス(人造悪魔)であり、名前はΧ・χ(カイ)。出来損ないとして廃棄されるところをマティエに救われ、以後はマティエの下で戦士と同時に娘として育てられた。彼女もトリッシュと同様に涙を流す悪魔である。
因縁の敵であるアリウスから、その残酷な出生を告げられ、護り手の誇りと生きる意志を失いかけるが、例え本当の娘でなくとも自分を愛してくれるマティエやルシアを一人の人間として見てくれたダンテの支えで希望を取り戻り、人間として生きる道を選ぶ。終盤では復活したアルゴサクスを倒すためにコイントスの賭け[11]で勝ったダンテの魔界への旅立ちを見送り、その直後に不完全ながらもアルゴサクスの力を取り込んで復活したアリウスを倒し、自身の呪われた宿命に終止符を打った。その後はダンテの帰りを信じて「Devil May Cry」の事務所でダンテから預かったコインを片手に待ち続け、魔界からバイクで帰還したダンテと再会を果たす。
『5』のゲーム本編では登場しないが、前日譚小説でアルゴサクスの配下であった大悪魔バルログの出現を受け、マティエの依頼でデュマーリ島に訪れたダンテと長年ぶりに再会する。ダンテには思慕の念を抱いていたが、『2』で魔界から帰還したダンテとの再会を喜ぶ暇もなく、「合言葉アリ」の仕事にすぐさま向かってしまったダンテに憤慨して、以降は島に戻って護り手としての役目に専念していた。そのため、ダンテとの再会時にはやや辛辣な態度をとっていた。ダンテとの共闘の末にバルログとの闘いの決着を見届けた後は、長年抱いていたダンテへの想いを心の奥底に封じ込み、別れを告げた。
レディ(Lady)
声 - カリ・ウォールグレン(3、3SE、4) / メリッサ・デイビス(アニメ) / ケイト・ヒギンズ(4SE、5・英語) / 折笠富美子(アニメ、4SE、5・日本語、PXZ) / CAPCOM[10](鬼武者Soul)
『3』のヒロインであり、『4』にも登場する、オッドアイの女デビルハンター。人間。本名はメアリ・アン・アーカム[12]だが、父親との確執からその名で呼ばれることを嫌い、ダンテが呼ばわった『お嬢さん(レディ)』と名乗る。
『3』の舞台となった人間界と魔界をつなぐ塔「テメンニグル」を起動させるために必要な、鍵のひとつである「巫女の血」を受け継いでいる。ミサイルランチャー「カリーナ=アン」をはじめ、多数の近代兵器を巧みに駆使して戦う。その特異な目は父アーカムから受け継いだ。悪魔になるために母を生贄にした父と、父を変貌させた「悪魔」そのものをすべて滅ぼす決意をしていたが、人を愛したスパーダの意志を受け継ぐ決意をしたダンテを目の当たりにしたことにより、悪魔のような人間がいれば、人間のような悪魔もいることを知ることとなる。『3』終盤、魔界でダンテとバージルに敗れ瀕死の傷を負って人間界に堕ちてきた父と再会し、自らの手で因縁に止めを刺した。散々憎んできた父を討ったものの、それに涙を流している自分に気付く。
『3』より後の物語であるアニメや『4』では、ダンテとデビルハンター仲間として友人のような付き合いをしている。日常的にダンテに大金を貸しつけており、彼が仕事を終えると報酬の大半を取り立てる。また、取り掛かっていた案件が自分の手に負えなくなるとダンテに押し付けて多額の仲介料を巻き上げている。賞金首の悪魔達が魔剣教団に捕らえられて横取りされ、ハンター稼業の支障になっているという彼女の依頼が、『4』でダンテたちが行動を起こす起因となった。
『4SE』において操作することができる。近接攻撃ボタンではカリーナ=アンに装着されたバヨネットを扱い、様々な重火器を扱う。悪魔の血を引いていないためデビルトリガーを使うことはできないが、代わりにデビルトリガーボタンで周囲に火器をばらまく『バーストアタック』を行う。
『PROJECT X ZONE』にはプレイヤーキャラクターとしてダンテと共に登場する。こちらの服装は『3』のレディがモデルになっている。
バージル(Vergil)
声 - David Keeley(1) / ダン・サウスワース(3、3SE、5・英語、UMVC3・英語) / 平田広明(4SE、5・日本語、UMVC3・日本語、PXZ2)
ダンテの双子の兄。初登場時は『1』においてダンテの行く先に立ちはだかる正体不明の騎士ネロ・アンジェロとして。『3』および『4SE』ではムンドゥスの麾下へ堕ちる前の青年期の姿が描かれる。
人間の武器である銃火器を使わないことをポリシーとし、閻魔刀と、遠距離攻撃魔術幻影剣を駆使して戦う。本編中でも涙を流すことはなく、時に共闘することはあっても、最後まで悪魔として生きることを選ぶダンテのライバルキャラクター。幼少期に母の死によって己の無力に絶望し、力こそ世の全てと信じて悪魔としての生涯を貫くことを決意した。そのためにはいかなる犠牲を厭わず、非道な手段がダンテが正義に目覚めるきっかけのひとつとなった。『3』以前の時間軸を描く『4SE』のバージル用エンディングムービーにおいては『神(スパーダ)を超えた神の子』になる野望を抱いていたことを仄めかしている。
『3』のエピローグにおいて母の仇でもある魔帝ムンドゥスに遭遇、戦いを挑むも敗北し、時間軸ではその後に当たる『1』においてムンドゥスの傀儡「ネロ・アンジェロ」としてダンテと敵対することになる。
『3』以降におけるビジュアルは、逆立てた髪型以外の外見はダンテと瓜二つだが、開発陣のコメントによると「顔つきはダンテよりも若干怖い」とされている。ダンテ同様に圧倒的な戦闘能力を誇るうえ、彼よりも先に悪魔の力を使いこなしていた。
『4』ではゲーム中では登場しないが、小説版にてスパーダの足跡を追うためにフォルトゥナを訪れていた事が明らかになり、当時の回想シーンで何度か登場している。その際にフォルトゥナの女性との間に息子のネロをもうけていた。[13]
『1』及び小説版第一巻時点での設定では幼い頃にエヴァとともにムンドゥスに殺害され、以後は魔帝配下の刺客として行動していたという設定になっており、『3』以降の設定とは明確に矛盾がある。[14]『1』に準拠した小説版第一巻では、包帯を全身に巻き付けた謎の男ギルバを名乗り、ムンドゥスの走狗としてダンテと接触している。ギルバという名は「VERGIL」のスペルを「GILVER」に置き換えたアナグラム
『3』ではボスキャラクターだったが(特定のミッションで特殊な条件に限り操作自体はできる)、『3SE』では正式にプレイヤーキャラクターとして使用可能になった。『4SE』でも同様に追加プレイアブルキャラクターとして実装されており、専用のオープニングデモが追加されているが(それ以外のムービーは全面的にカットされている)プレイできるミッションはダンテ・ネロと同一である。使用技は『3』無印からボスとして使用していた既存のものは性能やモーションが手直しされているものが多い。しかしボス時に使用していた一部の技、挑発は諸事情により使用不可。
『5』でも『3』と同様、ラスボスとして登場する。
名前はウェルギリウスに由来する[9]
ネロ(Nero)
声 - ジョニー・ヨング・ボッシュ(4、5・英語) / 石川界人(4SE、5・日本語)
『4』『5』の主人公。魔剣教団に所属する騎士。実力だけは周囲から一目置かれているものの、厭世的で皮肉屋、協調性に欠ける性格故、任される任務はいつも単独行動で汚れ役が多い。とある事件の際、右腕が「悪魔の腕」に変貌してしまった。
天涯孤独の孤児で、黒い布に包まれて捨てられていたことから「Nelo(黒)」と名付けられた。クレドやキリエと家族同然に育ったものの、善良であった二人の両親が悪魔に殺されたことから魔剣教団への信仰を失い、弱い者を護るための力を欲するようになった。
本人は預かり知らないことだがバージルの息子[15]であり、ダンテの甥にあたるスパーダの血族である。ネロの台詞や仕草、「力」に執着する有り様には、バージルを彷彿とさせる描写も目立つ。
ダンテやバージルと違い武器を持ち変えることはなく、悪魔の右腕「デビルブリンガー」以外の武器は機械式の大型剣「レッドクイーン」と二連銃身の回転式拳銃ブルーローズ」、教団の研究室から手に入れたバージルの愛刀「閻魔刀」。悪魔の力を解放するデビルトリガーは、ダンテやバージルのような魔人への変身ではなく、自身の背後に青白い武人の姿をした魔力を具現化させるもの。この武人は「閻魔刀の鞘と同化した左腕」など、魔人バージルとの共通点がある。
『4』の数年後を描く『5』では、小説版でダンテから「Devil May Cry」の看板を送られデビルハンターとして活躍していたが、フォルトゥナに訪れたフードをかぶった謎の悪魔によって右腕ごと閻魔刀を奪われ、その影響によってデビルトリガーの力も失ってしまう。肉体にほとんど魔力は残っていないものの、パートナーであるニコから対悪魔用義手型兵装「デビルブレイカー」を受け取り、機械の力で悪魔の軍勢に戦いを挑む。
当初の予定では、フードを被らせる案もあったが却下され、フードを被った姿は魔人ネロのデザインに使用された[16]
名前の由来は『1』に登場した魔界騎士ネロ・アンジェロとローマ帝国第五皇帝の通称「暴君ネロ」から採られたもの[17]
V(ブイ)
声 - ブライアン・ハンフォード(5・英語) / 内山昂輝(5・日本語)
『5』の主人公の一人。
全身に入れ墨を施し、杖を携えた黒髪の青年。手にした書物からウィリアム・ブレイクの詩の一節を引用してみせる癖がある。ダンテやネロの依頼人であり、二人を魔王ユリゼンの元へと導く謎多き男。
かつてムンドゥスの配下であった者と同名の「グリフォン」「シャドウ」「ナイトメア」といった悪魔を使役して戦闘する。

その他の重要キャラクター編集

キリエ(Kyrie)
声 - ステファニー・シェー(4、5・英語) / CAPCOM[10](鬼武者Soul) / 早見沙織(4SE、5・日本語)
『4』のヒロイン。天涯孤独のネロとは家族同然に付き合っている。魔剣教団の騎士団長クレドの妹であり、その歌唱力で魔剣祭の歌姫の役を担う。
ニコ(Nico)
声 - フェイ・キングスリー(5・英語) / Lynn(5・日本語)
『5』のヒロイン。ネロの相棒をつとめる女性。本名はニコレッタ・ゴールドスタイン
「45口径の芸術家」と謳われた一流の武器職人ニール・ゴールドスタインを祖母に[18]、『4』でネロと敵対した科学者アグナスを父に持つ、「兵器アーティスト」を自称する天才メカニック。興奮すると父譲りのどもり癖が出る。武器職人としての躍進のために、父の故郷であるフォルトゥナに訪れネロと接近し、彼と相棒関係を結ぶことになる。
赤いフレームのメガネと男性な口調が特徴で、喫煙者。デビルブリンガーを奪われたネロに対悪魔用義手型兵装「デビルブレイカー」を渡した。
スパーダ(Sparda)
ダンテとバージルの父親。二千年前、悪魔でありながらムンドゥス率いる悪魔の軍勢と戦い、人間界を守った伝説の魔剣士。その後、魔界もろとも自らの強大すぎる力や魔へと変じた者達も封印し、以後は人間界を見守りつつ生涯を終えたとされている。現代においては半ばおとぎ話のように捉えられ信じる者は少数だが、城塞都市フォルトゥナでは神として信仰され、デビルメイクライ事務所のある街のとある公園にも彼を模した銅像が存在する。
魔帝ムンドゥス、覇王アルゴサクスを倒したことから、その存在は伝説的なものとなっている。かつてはムンドゥスの右腕として活躍しており、ムンドゥスが魔界統一を成し得たのもスパーダの働きが在ったこそとされ、当時の悪魔達にとっては憧れの存在だったらしい。正義に目覚めた時期や動機等の詳細はシリーズを通じて不明だが、『2』のデュマーリ島、『3』のテメンニグル、『4』のフォルトゥナなど、その生涯で様々な因縁や伝説を残している。ムンドゥスへの離反によって魔界の住人から「裏切り者」として憎まれており、ダンテが悪魔と出会い頭に襲われる原因でもある。『4』の小説版では、当時のスパーダは冷徹で寡黙な性格だとされていた。アニメ版では、かつてスパーダの弟子だったバアルとモデウスが登場している。
『1』『3』ではクリア特典としてこのスパーダの衣装でプレイ可能。容姿は左目にモノクル、髪型はオールバックと西洋貴族風な出で立ち。胸のスカーフ部にパーフェクトアミュレットが飾られている。『1』での基本装備は「閻魔刀」と「ルーチェ&オンブラ」。魔人化すると本来の姿に戻り、二本の角と二対の羽を持った「魔剣士スパーダ」になる。『3』では使える武器はダンテと変わらないが、リベリオンのグラフィックがフォースエッジに置き換わる。スパーダ自身とそれに直接関係しているアイテムのみ、全作品を通してデザインに大きな変化が無い。
閻魔刀やリベリオンなど、ダンテとバージルが形見として持つ武器は元々彼が所有していたもの。生前使っていた最強の剣は彼と同じ「スパーダ」の名を冠している。『5』において新たに明かされたスパーダの伝承では、スパーダは己の強大な力を三つの剣に分かち、一つに自身の名をつけ、残りの二振りにはそれぞれ「復讐」の銘と「死の神」の銘を付けていたという[19]
「スパーダ」とはイタリア語で「剣("spada")」を意味する。アメリカ人が発音しにくいという事で、"r"を入れ、表記は"sparda"となっている[9]
エヴァ(Eva)
声 - サラ・ラフルール(1) / ウェンディー・リー(5・英語) / 田中敦子(5・日本語)
ダンテとバージルの母親。純粋な人間の女性。二人がまだ幼い頃、悪魔によって殺害されている。トリッシュは彼女の外見に似せて造られた。小説版『4』のダンテによると、怒らせると怖いところもトリッシュと似ているという。
マティエ
声 - Flo Di Re
『2』に登場したルシアと同じ護り手であり、ルシアを義理の娘として育てた老婆。スパーダとは面識があり、先祖代々からデュマーリ島を守るために、スパーダと共に悪魔と戦っていた。スパーダの息子であるダンテにアリウスとアルゴサクスの倒滅を依頼する。
『5』の前日譚小説にも登場しており、アルゴサクスの片腕であったバルログを倒すために、ダンテに再び依頼をした。『2』の頃から外見に変化がなく、ダンテから年齢を尋ねられた時は「百から先は数えていない」とのこと。スパーダにはよく他の女性と名前を間違われていたらしい。ダンテは以前から、マティエに苦手意識を抱いており、普段は軽口の減らない彼も、マティエの独特な雰囲気の前では無口になってしまうことを彼女から指摘されている。
エンツォ・フェリーニョ
声 - 松本保典(ドラマCD)
ダンテに仕事を提供していた元情報屋。現在の所ゲーム本編には登場しておらず解説書でダンテの強さを語るのみだが、小説やコミックなどの外伝作品には登場。小太りのイタリア人。
ドラマCDでは、過去に何度か悪魔絡みの事件に出くわしていたが、頑なに悪魔の存在を認めようとしないリアリストだった。
ダンテの事務所の名前が“Devil Never Cry”だった頃のある事件に巻き込まれて以来はその存在を認めるようになった。この事件で隻腕となった為に情報屋を辞めて、現在は質屋を営んでおり、自らの店にダンテの魔具を質草として収めている。モリソンとは面識があり、彼が事件の経緯を昔話としてパティとレディに語り、後に彼女らを引き合わせている。モリソンによればダンテはエンツォへの借金の返済日にだけは遅れたことはなく、トリッシュもエンツォが先述の件で隻腕となった事に対しての罪悪感からの罪滅ぼしである事を指摘している[20]
なお、『ベヨネッタ』シリーズにも同名の情報屋が登場している。
J・D・モリソン
声 - ロブ・マングル(アニメ・英語) / ジョーイ・カメン(5・英語) / 大塚明夫(アニメ、5・日本語)
テレビアニメ版で初登場した情報屋。スマートな装いの紳士。悪魔絡みの情報も取扱うダンテのお得意様。常にもって言いまわす皮肉屋の一面もあるが、誰よりもダンテの腕を買っている。ダンテとは彼がトニー・レッドグレイヴと名乗っていた頃からの付き合いであり、便利屋の溜まり場である「ボビーの穴倉」の常連で、便利屋たちに仕事を斡旋する仲介屋だった。
『5』では色黒となっており、依頼主のVとダンテらを仲介する。
パティ・ローエル
声 - ヒラリー・ハーグ(アニメ・英語) / ハビランド・スティルウェル(5・英語) / 福圓美里(アニメ・日本語) / 嶋村侑(5・日本語)
テレビアニメ版のヒロイン。ダンテが護衛の仕事で助けた少女で、ダンテを慕って「Devil May Cry」に通い詰めている。人間でありながら悪魔を使役していた錬金術師アラン・ローエルを先祖に持つ。
『5』では電話越しにボイスだけ登場する。 アニメ版では幼い少女だったが、『5』で18歳の誕生日を迎えたことと、誕生日会にダンテを招待していたことが語られる。
ニール・ゴールドスタイン
『1』小説版で登場したガンスミスの女性。外見年齢は30代後半であるが、実年齢は40代後半。『1』本編では既に故人であり、かつて45口径の芸術家と謳われた伝説のガンスミスであり、ダンテの愛銃エボニー&アイボリーの生みの親である。作中では当時トニー・レッドグレイブと名乗っていた便利屋のダンテが常連客となっており、拳銃の耐久力を超えたマシンガン並みの連射で銃を壊しては何度も店に訪れる彼の無茶ぶりに呆れていたが、一方では不器用ながらもダンテを息子のように可愛がっていた。しかし、ダンテを抹殺するために便利屋に潜り込んでいたギルバに殺害される。のちに『5』では彼女の孫娘のニコが登場しており、ネロの相棒となっている。小説版『1』の時点で息子が存在しており、『5』の前日譚小説では息子の名はロック・ゴールドスタインと判明した。ニールは若い頃からガンスミスであり、資産家のロイ・マーティンと結婚して息子ロックをもうけたが、ある日、幼かったロックが好奇心で作業場に忍び込んで誤って銃を暴発させて右目の視力を失い、夫からは責任を追及されて一気に夫婦仲が悪くなった末に離婚し、 親権を夫に取られ、ロックとは離れ離れになって表舞台から引退。以後、最期まで息子と再会する事なく生涯を過ごした。 なお、店の看板が「.45 ART WARKS」とスペルミスをしているが、これはロックとの別れ際に渡されたお手製の勲章が由来であり、紙製の粗い作りながら、一生懸命作ってくれたロックへの愛着からあえて間違ったまま使用している。『4』までのエボニー&アイボリーの銃身にもこのままの店名が彫られていたが、『5』以前にロックの店を訪れたダンテの依頼によりロックの手でスペルミスが修正された。
魔帝ムンドゥス
声 - トニー・ダニエルズ(1)
魔界に君臨する強大な力を持った大悪魔。2000年前に人間界へ侵攻するも、裏切ったダンテの父スパーダによって封印された。詳細に関しては『デビルメイクライ』およびムンドゥスを参照。
直接登場、対決するのは『1』のみだが、以後のシリーズ中でも名前が度々語られている。
マキャヴェリ
アニメ版ドラマCD、『5』にて名前や設定のみで登場した悪魔。ドラマCD(『1』終了後)の時点ですでに故人。
初登場したドラマCD版では魔界で名を馳せた銃の名手、銃工であり、トリッシュも説明の際に同じく魔界で名を馳せていたスパーダを引き合いに出すほどの名工であったという。彼の製作する魔銃はいずれも強力な物で、中には「使用者の精神を乗っ取る」、「使用者の体と融合し、最終的には取り込んでしまう」といった危険な物も存在する。作中時点でもマキャヴェリの魔銃を狙った悪魔が数多く登場する。
『5』本編や前日譚小説『Before the Nightmare』にも名前が登場。魔帝の依頼によりスパーダの血族に対抗するための生きた鎧「黒騎士」を作成していたことが明かされ、『1』小説版のギルバ、『1』のネロ・アンジェロの誕生に間接的に関わっていたことが判明した。遺された黒騎士は『5』本編にもプロトアンジェロ、スクードアンジェロ、キャバリエーレアンジェロが登場している(他者によって複製された物としては『4』のビアンコアンジェロ、アルトアンジェロも含まれる)。また、『3』や『4』でダンテが入手したアルテミスやパンドラ[21]も彼の作品であることが判明した。

用語編集

デビルメイクライ
ダンテの事務所の名前。『初代』のラストで名前は“デビルネバークライ”に変わったが、ある出来事を経て、元の名前に戻している(理由はアニメ版ドラマCDにて描かれている)。『4』の事件後、レディからの報酬を用いて同名の青いネオンサインの看板をネロに送り付けており、『5』ではネロの所有するトレーラー側面に取り付けられている。
ネロは当初ダンテと同様に自宅に事務所を構えた便利屋として活動していたが、近所付き合いの多いフォルトゥナでは大抵の面倒事は住民同士で解決するか、お人好しのキリエがタダ同然で引き受けてしまう為に商売にならず、収入を得るためにトレーラーで出張できる現在の移動式便利屋の形式となった経緯が小説『Before the Nightmare』で語られた。
スパーダ
魔剣士スパーダと同じ名の片刃の大剣。絶大な力を持っている魔剣でありそれを危険視した持ち主のスパーダによって魔剣フォースエッジと2つのアミュレットに分割され、そのアミュレットの力を用いてフォースエッジ毎魔界への門を封印した。
四天王
アニメ版で悪魔シドによって語られた4人の大物悪魔。魔帝ムンドゥス亡き後の魔界の覇権を巡って互いに勢力争いをしているらしいが、『5』の時点では登場していない。
魔具
悪魔絡みの武器やアイテム。上記のスパーダなどが該当。プレイヤーの武器として登場する魔具の詳細に関しては各作品の項目を参照。
基本的に『悪魔の魂や力が具現化した物』か『魔界の技術を用いて作成された物』に大別される。前者の場合は、『悪魔が相手の実力を認め、自ら魂を捧げる』『敗北し、魂の底から相手に屈服する』パターンが確認されている。後者の場合は、道を開くためのキーアイテムや、魔界製の武器が当てはまる。特にアニメ版ドラマCDでは、魔界の名銃工と名高い悪魔マキャヴェリの魔銃がいくつか登場している。
いずれも魔力を込めることで掌サイズの光球のような形に圧縮でき、必要に応じて本来の姿に展開することが可能[22]
魔界
シリーズを通して登場する悪魔達の故郷。作品ごとに様々な場所が登場するが、瘴気に満たされた禍々しくグロテスクな風景は概ね共通している。場所によっては時間の流れが狂っている箇所も存在し、『1』のマレット城や『3』の魔界等で確認できる。かつては『4』に登場した地獄門によって人間界と繋がっていたが、約2000年前、魔界の軍勢に反旗を翻したスパーダによって「人と魔を分かつ魔剣」を用いて分断された。『4』小説版にて人間界と魔界の境界は「目の粗い網目のような物」と説明されており、時折境界の薄い部分(網目の大きい部分)を通して悪魔や魔界の物が出現するなど、完全に断絶しているわけではない。このような性質を持つ土地は『1』のマレット島や『2』のデュマーリ島、『4』のフォルトゥナが該当する。また、特殊な儀式や装置、魔具を用いることで「網目」を広げ、魔界への入り口を開くことも可能で、『2』のウロボロス社や『3』のテメンニグル、『4』の小地獄門がこれに該当する。
魔界の瘴気は人間界の存在には極めて有害であり[23]、生物、無生物問わずに耐性のない存在が瘴気に晒され続けると悪魔化、魔界化する。前者は『3』『5』のゲリュオン、後者は『1』のマレット城や『2』のウロボロス社内、『5』のレッドグレイヴ市が該当する[24]
悪魔
シリーズを通して主人公たちが敵対する存在。『5』にて魔界の住人の総称とされた「ヘル」と呼ばれるボロ布を纏い大鎌を携えた骸骨のような姿の悪魔を初めとして、多種多様な姿や能力を持つ悪魔が存在するが、皆一様に残虐で無慈悲な性質を持つ。『4』小説版のダンテにより、悪魔は己の生存本能よりも相手に対する殺戮本能、破壊衝動が大きいと説明されており、窮地に陥ると自身の生存を度外視した攻撃手段を取る悪魔も存在する[25]。このような性質のため、魔界では力こそが全ての弱肉強食の過酷な世界であり、力の無い者は生き残れない[26]。だが一部には力に敬意を払う武人気質な悪魔や慈悲の心を持ち涙を流す悪魔などが稀に存在し、ダンテはこのような存在は基本的には殺さない。
上記の魔界の項の通りに、入り口を開かない限りは人間界と魔界は行き来が出来ず、基本的に人間界の砂や人形、仮面などを依り代にして現界する方法を取るが、稀に境界の薄い土地で「網目」の大きい箇所を抜けて現界することがある[27]。ただし、これは悪魔が持つ魔力の量によって可否が分かれる。例として、強力な魔力を持たない下級悪魔などは「網目」を容易に抜けることが出来るが、ボスのような大悪魔は自身の持つ魔力が仇となって境界の「網目」を抜けることが出来ない。魔帝ムンドゥスでさえ、自身の持つ強大な魔力ゆえに人間界へ実体を伴った移動が出来ず、マレット城内の石像を依り代にして現界していた。

関連作品編集

  • ビューティフル ジョー - ダンテなどがゲストキャラクターとして登場。
  • CAPCOM FIGHTING Jam - ジェダのエンディングにダンテ(後姿)が登場。
  • 真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス - 主人公の敵としてダンテが登場。
  • 戦国BASARAシリーズ - アラストルなど一部の武器が登場。
  • ストリートファイターシリーズ - ダンテ、ネロの一部の技は、このシリーズに登場する必殺技を基にしている。
  • SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS - ダンテ、ルシア、トリッシュ、バージルが登場。
  • ベヨネッタシリーズ - 『デビルメイクライ』一作目のディレクターである神谷英樹が手がけたアクションゲーム。一作目はセガ、二作目は任天堂から発売。一部に本作との関連を示唆する設定が盛り込まれているが、あくまでもベヨネッタ側のみの設定であり、公式ではデビルメイクライシリーズと同一の世界であるとは明言されていない。
  • MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds - ダンテ、トリッシュがプレイヤーキャラクターとして登場。また、ダウンロードコンテンツとして、ダンテのコスチュームにスパーダの衣装が存在する。
  • ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3 - 上記2人に加え、バージルもプレイヤーキャラクターとして登場。
  • マーベル VS. カプコン:インフィニット - ダンテがプレイヤーキャラクターとして登場。また、ダウンロードコンテンツとして、ダンテのコスチュームに『DmC Devil May Cry』版のダンテに変更できる衣装が存在する。
  • PROJECT X ZONE - カプコン側のキャラクターとしてダンテとレディ、一部の敵キャラクターが登場。ダンテはデミトリとペアを組んでいる。
  • PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD - カプコン側のキャラクターとしてダンテとバージルがペアを組んで登場し、ネロ・アンジェロなど一部の敵キャラクターも登場。
  • 鬼武者Soul - コラボイベントクエストでダンテや、ネロ・アンジェロなど一部の敵キャラクターが登場。シナリオは本シリーズに携わった森橋ビンゴが担当している[28]。また、カプコンヒロインズとしてトリッシュ、レディ、キリエが登場する。敵キャラクター以外は武将として使用可能。
  • モンスターハンター フロンティア オンラインG - 一時契約ラスタとしてダンテが登場。また、ダンテとレディをモチーフとした装備「Devil May Cryキット」も登場する。
  • ストリートファイター×オールカプコン - 参戦タイトルに本シリーズがあり、ダンテやバージルを始めとしたキャラクターが登場。
  • 百年戦記 ユーロ・ヒストリア - 『デビルメイクライ3』コラボクエストでダンテが登場し、英雄として使用可能。
  • セブンナイツ -『デビルメイクライ4SE』コラボイベントで、ネロ、ダンテ、バージル、トリッシュ、レディが登場。
  • モンスターハンター:ワールド - コラボイベントにてダンテのコスチュームが登場。
  • ロックマン11 運命の歯車!! - 『5』とのコラボでネロのデビルブレイカーに「ロックバスター」が追加[29]
  • D×2 真・女神転生 リベレーション - 『デビルメイクライ5』とのコラボイベントでネロ、ダンテ、Vが参戦した。また、期間中にセブン-イレブンの各店舗にログインすることでアイテムや召喚札を入手できた。

脚注編集

  1. ^ 『デビル メイ クライ 5』開発陣インタビュー! 10年ぶりのナンバリングタイトルはどのように作られる?(1/2)ファミ通
  2. ^ a b COLUMN 1.はじめまして”. デビルメイクライ. 2001年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月15日閲覧。
  3. ^ WORLD”. デビルメイクライ. 2011年11月8日閲覧。
  4. ^ ベンチマーク機能付きの体験版が『デビルメイクライ4』公式サイトで配布されており、ベンチマークのみのバージョンも同時に配布。
  5. ^ カプコンオフィシャルyoutubeのTGSショーで発表されたDmC披露動画内で初発言、他海外記事
  6. ^ デビルメイクライシリーズとはまったくの別物に変更し、開発の旨の発表、雑誌発表時点で30%の開発中と明記されている。
  7. ^ a b シリーズソフト販売本数”. 株式会社カプコン (2019年3月31日). 2019年5月22日閲覧。
  8. ^ 当時の新人脚本家「カイル・ウォード」という人物が初稿を執筆したともあった(2011年3月、デイリー・ヴァラエティが報道)。
  9. ^ a b c d 「Devil May Cry」(デビルメイクライ)/ TECHNIQUE - 3.「名前の由来」
  10. ^ a b c ゲーム内の表記より。声優名は伏せられている。
  11. ^ 表が出ればダンテが魔界へ行き、裏が出ればルシアが魔界へ行くというルールだったが、実際は両面とも表だった。
  12. ^ テレビアニメ版ドラマCD Vol.2より
  13. ^ 3・1・4・2グラフィックアーツより。
  14. ^ 『3』以降の小説版では、トニーと名乗っていたダンテと戦った悪魔はバージルではなく、ムンドゥスが作り上げた試作型の『黒騎士』という悪魔であったという設定に改変されていることが、『5』の小説版で明かされている。
  15. ^ 『4』小説版で示唆する描写があり、3・1・4・2グラフィックアーツにて息子と明記された
  16. ^ 3・1・4・2グラフィックアーツ 214 - 215ページのスタッフのインタビューより。
  17. ^ 小説版二巻のあとがきより
  18. ^ 正しくはニールの息子であるロックの異母妹アリッサとアグナスの間に生まれた子供であるため、ニールとの血縁関係はなく、父親代わりに自分を養育したロックの母であるから「すなわち自分の祖母でもあるということ」と解釈している。
  19. ^ 『5』のギャラリー内にて言及
  20. ^ 作中の騒動でエンツォへの借金をチャラにした後も、騒動の収束後も引き続き魔具の管理を任せている
  21. ^ 『4』小説版でパンドラの制作者は様々な魔銃を作り出した魔界の銃工と語られている。
  22. ^ この描写その物は『3』の段階で登場し、『4』の小説版にて原理が明確に説明された。
  23. ^ 『1』小説版では、まだ完全な悪魔の力に覚醒していなかったとはいえ、超人的な体力と回復力をもつダンテですら、魔界の瘴気で強烈な眩暈と吐き気に苦しみ、歩くことすら困難だったほどである。
  24. ^ 『1』のマレット城の蔵書室の記録より、マレット島では昔から四季や時間の乱れや領主の乱心が相次いでおり、魔界化が進んだストーリー後半では城内の構造が変化したり、老朽化していた筈の複葉機が万全の状態まで回復するなどの怪奇現象が起こっていた
  25. ^ 『1』のシャドウや『2』のスピセーレ、『3』のヘル=レイス、『4』のブリッツ等が該当
  26. ^ ドラマCDのピーターパンやアニメ版のシドのように、強大な力を持てずに人間界に潜伏する悪魔も存在する。
  27. ^ 『4』のスケアクロウ(布袋の中に入り込んでいる魔界の虫の群れ)が該当
  28. ^ “ナインストーリーズ 森橋ビンゴ氏へのインタビューを掲載。「鬼武者Soul」のシナリオ執筆の裏話や,カプコン在籍時のエピソードを聞いてきた”. 4Gamer.net. (2013年6月28日). http://www.4gamer.net/games/150/G015000/20130628015/ 2014年1月11日閲覧。 
  29. ^ “『デビル メイ クライ 5』に“トリッシュ”と“レディ”が登場! 『ロックマン』とのコラボも発表【TGS2018】”. ファミ通.com. (2018年9月20日). https://www.famitsu.com/news/201809/20164419.html 2018年9月20日閲覧。 

外部リンク編集