トゥ・オブ・アス

トゥ・オブ・アス」(Two of Us)は、1969年ポール・マッカートニー[注釈 2]によって書かれた[1][2]ビートルズの楽曲。1970年に発売されたラスト・アルバム『レット・イット・ビー』にオープニング・トラックとして収録されている。

トゥ・オブ・アス
ビートルズ楽曲
収録アルバム レット・イット・ビー
リリース 1970年5月8日
録音 アップル・スタジオ:
1969年1月31日
ジャンル フォークロック
時間 3分37秒("Let It Be")[注釈 1]
3分21秒("Let It Be... Naked")
レーベル アップル, EMI
作詞者 レノン=マッカートニー
プロデュース フィル・スペクター

レット・イット・ビー 収録曲
A面
  1. トゥ・オブ・アス
  2. ディグ・ア・ポニー
  3. アクロス・ザ・ユニバース
  4. アイ・ミー・マイン
  5. ディグ・イット
  6. レット・イット・ビー
  7. マギー・メイ
B面
  1. アイヴ・ガッタ・フィーリング
  2. ワン・アフター・909
  3. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
  4. フォー・ユー・ブルー
  5. ゲット・バック
ザ・ビートルズ・アンソロジー3 収録曲
ディグ・ア・ポニー
(3)
トゥ・オブ・アス
(4)
フォー・ユー・ブルー
(5)
レット・イット・ビー...ネイキッド 収録曲
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
(4)
トゥ・オブ・アス
(5)
アイヴ・ガッタ・フィーリング
(6)
ミュージックビデオ
「Two of Us」 - YouTube

解説編集

レノン=マッカートニーの作品。主部はジョン・レノンとポール・マッカートニーのコーラス、中間部のリード・ヴォーカルはポール・マッカートニーである。

当初のタイトルは「On Our Way Home」で、音楽評論家のイアン・マクドナルドは、「You and I have memories/longer than the road that stretches out ahead」や「You and me chasing paper/getting nowhere」というフレーズから、この楽曲の歌詞はレノンに向けたものではないかと推測している[3]が、ポールは「リンダとの思い出」と語っている。

オリジナルではジョンによるナレーション

"'I Dig a Pygmy', by Charles Hawtrey and the Deaf Aids[注釈 3]... Phase One, in which Doris gets her oats!"[4]
チャールズ・ホートリーとデフ・エイズの「ピグミーをホる」です。第1段、ドリスがヤっちゃうよ。

が入って曲のイントロがかかるが、『レット・イット・ビー・ネイキッド』ではこのナレーションはカットされ、ギターのイントロから始まる。

本作は「ゲット・バック・セッション」の一環としてレコーディングされた。当初本作は基本編成でロックンロール調のアレンジとなっていたが、メンバーはこのアレンジには満足しなかった。1969年1月31日にアップル・スタジオでのスタジオ・ライヴにて、アコースティック・ギターを主体とした現在のアレンジでのレコーディング(およびフィルム撮影)が行なわれた。この日に撮影された映像は、『エド・サリヴァン・ショー』(1970年3月1日放送回)で放送された。

1月24日の本作のセッションの合間で、故郷のリヴァプールに伝わる民謡「マギー・メイ」が演奏された。この時の演奏も『レット・イット・ビー』に収録されており、同日に録音された本作のテイクは1996年に発売の『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録された[5]

この曲は元々アップル・レコードの所属グループでポールがプロデュースしたモーティマーの曲として予定されていた曲であるが、結局モーティマーのバージョンは発表されなかった[6]

1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』には、1969年1月24日に録音されたテイクが収録されている[5]

プレイヤー編集

カバー・バージョン編集

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 冒頭のジョンのお喋りも含まれているため、実際の演奏時間は若干短い。
  2. ^ 名義はレノン=マッカートニー
  3. ^ The deaf aids(補聴器)とはビートルズが当時使っていたVOXアンプにつけたニックネームであった。

出典編集

  1. ^ MacDonald, Ian (2003). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties. Pimlico. p. 335. ISBN 1-84413-828-3 
  2. ^ Lennon-McCartney: Who Wrote What?”. Beatlefan.Net. 2018年9月25日閲覧。
  3. ^ MacDonald, Ian (2003). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties. Pimlico. p. 335; he quotes the actual lines from the lyrics.. ISBN 1-84413-828-3 
  4. ^ Winn, John C. (2009). That Magic Feeling: The Beatles' Recorded Legacy, Volume Two, 1966-1970. New York: Three Rivers Press. p. 250. ISBN 978-0-307-45239-9 
  5. ^ a b Winn, John C. (2009). That Magic Feeling: The Beatles' Recorded Legacy, Volume Two, 1966-1970. New York: Three Rivers Press. pp. 252–253. ISBN 978-0-307-45239-9 
  6. ^ Dowdling, William J. (1989). Beatlesongs. New York: Fireside. p. 257. ISBN 978-0-617-68229-5