株式会社トクホン英語TOKUHON Corporation)は、東京都豊島区高田に本社を置く、外用消炎鎮痛薬の製造を主とする日本の製薬企業である。また、同社が製造し、大正製薬が販売する消炎鎮痛プラスターの商品名も「トクホン」である。

株式会社トクホン
TOKUHON Corporation
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
105-0014
東京都豊島区高田3-28-2
ダヴィンチ高田三丁目ビル6F
設立 1948年9月30日
業種 医薬品
事業内容 医薬品医薬部外品の開発・製造・販売
代表者 代表取締役 社長執行役員 加藤隆彦
資本金 3億00百万円(2012年3月31日現在)
発行済株式総数 600万株(2012年3月31日現在)
従業員数 211人(2013年4月現在)
主要株主 大正製薬株式会社:100%(2012年7月2日現在)
関係する人物 鈴木由太郎永田徳本
外部リンク http://www.tokuhon.co.jp/
特記事項:創業は1901年、当時の社名は鈴木日本堂。1989年に現社名に変更。
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目次

概要編集

創業者の鈴木由太郎が、1901年(明治34年)に東京・本所にて医薬品製造をおこなう「鈴木日本堂」を創業する。当時はかぜ薬「オピトリン」、頭痛膏「乙女桜」、萬金膏「シカマン」などを製造ならびに販売していたが、1933年(昭和8年)に、室町時代後期から江戸時代初期にかけて活動した医師で、「医聖」の異名を取る永田徳本から名を取った「トクホン」を発売。これがロングセラーとなったことで、外用消炎剤分野での地位を確立させると共に、1948年(昭和23年)には株式会社へと改組する。

「トクホン」はライバル会社の久光製薬が製造・販売する「サロンパス」と並ぶ外用消炎剤のトップブランドとして広く親しまれている。

長年にわたり、外用消炎剤での地位を維持する一方、1989年(平成元年)には現社名に改めると共に、一時内服液分野にも進出したことがあるが、こちらは業績的に振るわず、1993年(平成5年)に撤退。以後は外用消炎剤一本で同社の経営を維持している。

2012年(平成24年)7月2日に、株式交換により大正製薬完全子会社となった[1]

沿革編集

  • 1901年明治34年) - 「鈴木日本堂」として東京・本所にて創業。
  • 1933年昭和8年) - 「トクホン」発売。
  • 1948年(昭和23年) - 法人化し、株式会社鈴木日本堂となる。
  • 1950年(昭和25年) - 海外進出開始。ハワイと米本土に輸出。
  • 1953年(昭和28年) - 東京都中央区日本橋本町四丁目に本社ビル竣工。
  • 1989年平成元年) - 株式会社トクホンに商号(社名)変更。
  • 2008年(平成20年)1月 - 本社を港区芝二丁目に移転。
  • 2009年(平成21年) - 田邉芳男が創業家以外で初めての社長に就任。
  • 2012年(平成24年)7月 - 簡易株式交換により大正製薬株式会社の子会社となる。
  • 2013年(平成25年)4月 - 医療用医薬品「ヤクバンテープ」、「ステイバンパップ」、「フルルバンパップ」に関し、販売委託先を田辺三菱製薬株式会社及び祐徳薬品工業株式会社(祐徳薬品工業は「ステイバンパップ」のみ)から大正製薬のグループ会社である大正富山医薬品株式会社に変更。代表取締役 社長執行役員 加藤隆彦が就任。
  • 2013年(平成25年)10月 - OTC医薬品の販売を大正製薬株式会社へ移管。これにより、「トクホン」をはじめとする当社のOTC医薬品が大正製薬の製品として扱われることとなる。また、OTC医薬品の販売移管に先立ち、名古屋営業所並びに大阪営業所を同年9月末をもって閉鎖。
  • 2014年(平成26年)2月 - 本社を東京都豊島区高田三丁目に移転。
  • 2014年(平成26年)4月 - 医療用医薬品「ヤクバンテープ」の科研製薬株式会社での販売を同年3月末で終了し、販売委託先を大正富山医薬品株式会社に一本化。

主要商品編集

一般用医薬品編集

当社が製造している製品は販売移管に伴って2013年10月より大正製薬の製品となった。現行製品は大正製薬製品一覧#外用鎮痛・消炎剤を参照。本稿では製造・販売を終了した製品を述べる。

  • 医薬品
    • オピトリン - 初期の頃に発売された風邪薬
    • 乙女桜 - 初期の頃に発売された頭痛膏
    • シカマン(初期の頃に発売された萬金膏) → キクマン(「シカマン」から名称変更した貼付薬)
    • トクホンダッシュ → トクホンダッシュA → トクホンVダッシュ - スプレー式鎮痛消炎剤。現在は「トクホンダッシュエアロ」。
    • トクホンチール - 液タイプの鎮痛消炎剤。現在は「チールA(商品名:トクホンチールA)」
    • ジャガー - ゲル状軟膏タイプのかゆみ止め薬
    • トクホンカロップ - 軟膏タイプの鎮痛消炎薬
    • トクホンケイラクテン - 鎮痛消炎ペレット剤
    • トクホン-ハイクリア - 透明タイプの鎮痛消炎プラスター。
    • トクホンクリアー(販売名:トクホンクリア)【第3類医薬品】 - 貼っても目立たず、通気性に優れた穴あき・透明タイプの鎮痛消炎プラスター。発売当初は「トクホンクリア」として発売したが、2000年に現在の商品名となった。2013年9月をもって製造・販売を終了。
    • セーフワン - 解熱鎮痛薬
    • トクホン内服液 - ドリンク剤
    • トクホンA - 外用鎮痛プラスター
    • トクホンリキ - ドリンク剤
    • トクホンシップA - 外用鎮痛消炎パップ剤。現在は「トクホンシップ(冷)」に統合。
    • トクホンID - インドメタシン配合の軟膏タイプの鎮痛消炎薬。「チールメタシンゲル」へ継承
    • インテパップ → 新インテパップ- インドメタシン配合の鎮痛消炎パップ剤。「トクホンシップ(冷)ID」へ継承。
    • トクホンハップ(冷)ID【第2類医薬品】 - インドメタシン0.5%配合の冷感パップ剤。大正製薬の製品に「メンフラアイスα<IM>【第2類医薬品】」があるため、2013年9月をもって製造・販売を終了(なお、2015年に「メンフラ」ブランドのパップ剤の製造終了に伴い、「メンフラアイスα<IM>」も製造を終了している)。
    • トクホンハップ(温)ID【第2類医薬品】 - インドメタシン0.5%にトウガラシエキスも配合した温感パップ剤。大正製薬の製品に「メンフラホットα<IM>【第2類医薬品】」があるため、2013年9月をもって製造・販売を終了(なお、2015年に「メンフラ」ブランドのパップ剤の製造終了に伴い、「メンフラホットα<IM>」も製造を終了している)。
    • チールメタシン【第2類医薬品】 - インドメタシン1%・l-メントール3%をダブル配合した液タイプの鎮痛消炎薬。2013年9月をもって製造・販売を終了。
    • チールメタシンゲル【第2類医薬品】 - インドメタシン1%・l-メントール3%をダブル配合したゲルタイプの鎮痛消炎薬。
    • トクホンフェルビナローション【第2類医薬品】 - フェルビナク、l-メントール、ビタミンE酢酸エステルを配合したローションタイプの鎮痛消炎薬。2013年9月をもって製造・販売を終了。
  • 医薬部外品
    • トクホンの湯 - 薬用入浴剤。元々貼り薬「トクホン」のプロモーションの一環として添付したオリジナル入浴剤が反響を呼び、製品化を望む声があったため、より効果の高い処方を行って製品化したものであった。(製造販売元:北陸化成
  • 衛生雑貨品
    • トクホンサポーターMOOVY(ムーヴィー) - 厚さ0.5mmの極薄生地に特許取得のシリコン加工を施し、筋肉靭帯を圧迫・保護する機能性サポーター。シリコンの塗布位置は整形ドクター監修のもとで特定している。ひじ専用、ひざ専用、ふくらはぎ専用の3タイプがあり、それぞれにふつうサイズと大きめサイズの2サイズを用意していた。
    • トクホン極冷ジェルシート - 貼り薬の技術を用いた冷却ジェルシート。10時間の冷却テスト(当社試験)をクリア。さらに、ジェル特有の嫌なニオイをマスキングするため、ユーカリオイルを配合している。

医療用医薬品編集

当社が製造する医療用医薬品は大正富山医薬品が販売を行う。

  • ヤクバンテープ 20mg/40mg/60mg
  • ステイバンパップ 40mg

トクホン歴代広告 (TV-CM) キャラクター編集

スポンサー番組編集

テレビ編集

現在
過去

ほか

ラジオ編集

現在
過去

脚注編集

  1. ^ 当社株主の異動と株式交換契約締結に関するお知らせ (PDF, 株式会社トクホン、2012年4月27日)
  2. ^ 「トクホン製品」新TVCM放映のご案内 (PDF, 株式会社トクホン、2012年4月19日)

関連項目編集

関連団体編集

外部リンク編集