トッピング・アウト

建物の建設の際に主要構造を完成させた時点で式典を行うこと(トッピングアウト)
トッピングアウトから転送)

建設工事においてトッピング・アウト(Topping out)とは、建物の主要構造が出来たことを祝う儀式的な式典である。西洋の上棟式とも呼ばれる。

デンマークのトッピング・アウト(rejsegilde)、常緑樹の葉で作った飾りや旗を屋根に飾る

概要編集

建物の建設の際に、主要構造を完成させた時点で式典を行う。これをトッピング・アウトという。これは元々、古代のスカンジナビアで木造建築を作る際、木の霊を鎮めるために行われた宗教儀式であり、ノルマン人の進出とともに各地に伝わった[1]。スカンジナビア諸国、ドイツ(「Richtfest」と呼ぶ)、ポーランドチェコ、イギリスなどヨーロッパ北部では盛んな行事であり、アメリカへは移民たちがこの風習を持ち込んでいる。

木建築編集

一般的には、最後のを建物の最上部に設置して屋根を完成させる際に行われ、梁に大工や建築主らが署名した後、梁を屋根に引き上げて固定し、その上に常緑樹の葉や枝で作った飾りやなどを設置し、その後は一同で飲食を行う。

常緑樹には、成長や幸運を祈る意味合いがある。

鉄筋コンクリート造編集

 
鉄筋コンクリートのトッピング・アウト

鉄筋コンクリート造のビルの場合でも、主要な構造ができあがった時期に行われることがある。式典には建設作業員や建設会社幹部、建築家、建物の所有者が集まり、超高層ビルなど大きな建物の場合は市長などの政治家や地元の名士なども招かれメディアなどにも公開される[2]

中国語では建設中の鉄筋コンクリート建物の屋根が完成した時に行われる建築儀礼を封頂式という[3]

由来編集

元々は、古代のスカンジナビアで木造建築を作る際、木の霊を鎮めるために行われた宗教儀式であり、ノルマン人の進出とともに各地に伝わった。

ドイツ(「Richtfest」と呼ぶ)、スカンジナビア諸国、ポーランドチェコ、イギリスなどヨーロッパ北部では盛んな行事であり、アメリカへは移民たちがこの風習を持ち込んでいる。

脚注編集

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  1. ^ CUSSW: News:: History of the 'Topping Out' Ceremony”. Columbia University School of Social Work. 2012年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月20日閲覧。
  2. ^ The Hoary Tradition of Topping Out Archived 2017-01-09 at the Wayback Machine.. The New York Times, 21 October 1984.
  3. ^ “マカオ国際空港旅客ターミナルビル南側拡張部で封頂式…今年第4四半期見通し…年間旅客輸送量キャパシティ1000万人に増強”. マカオ新聞. (2021年2月11日). https://www.macaushimbun.com/news?id=33829 2021年2月22日閲覧。 

関連項目編集