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ラグランジュ点の位置。特にL4とL5は安定している。

トロヤ惑星英語: trojan planet)とは、中心恒星とその周りを公転する大質量天体(巨大ガス惑星や伴恒星など)のラグランジュ点(L4とL5)に位置する仮説上の惑星。大質量天体と同じ軌道を、比較的質量の小さな惑星が、角度にして60度先行するかあるいは60度遅れる形で公転するものである。

概要編集

トロヤ惑星は2009年の時点では純粋に理論上の存在だが、太陽系内ではより小規模な天体として、土星とその衛星のラグランジュ点を周回するトロヤ衛星や、太陽と木星のラグランジュ点を周回するトロヤ群小惑星が発見されている。また月の起源を説明するジャイアント・インパクト説において地球に衝突したとされる原始惑星テイアは、地球と太陽のラグランジュ点(L4またはL5)で形成された後、不安定な軌道を経て地球に衝突したというモデルがある[1]

太陽系内にトロヤ惑星が現存する可能性は低いが、太陽系外惑星としてのトロヤ惑星は検出可能かもしれない。食検出法を利用すれば、巨大惑星に先行あるいは追随する地球サイズのトロヤ惑星を発見できるという研究がある[2]

参考文献編集

  1. ^ Edward Belbruno, J. Richard Gott III (2004年). “Where Did The Moon Come From?”. arXiv:astro-ph/0405372. 
  2. ^ Eric B. Ford and Matthew J. Holman (2007)

関連項目編集