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トーヨーシアトル[1]アメリカ合衆国生産・日本調教の競走馬。主な勝ち鞍は東京大賞典(1997年)主戦騎手松永昌博

トーヨーシアトル
欧字表記 Toyo Seattle[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栃栗毛[1]
生誕 1993年4月4日(26歳)[1]
抹消日 2001年3月2日(NAR)[2]
Deputy Minister[1]
City Dance[1]
母の父 Seattle Slew[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
生産 Wooden Horse Investment, Inc. & Joseph Allen[1]
馬主 (有)トーヨークラブ
→藤田利勝
[1]
調教師 松永善晴栗東
→田中満(上山
[1]
競走成績
タイトル ダートグレード競走最優秀馬(1997年)[1]
生涯成績 29戦7勝
うち地方競馬9戦2勝
[1]
獲得賞金 2億9337万3000円[1]
 
勝ち鞍
GI 東京大賞典 1997年
GII 東海菊花賞 1997年
GIII ウインターステークス 1996年
GIII 平安ステークス 1997年
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来歴編集

3歳秋に京都競馬場・芝コースで行なわれた新馬戦に勝利するが、それ以降は苦戦が続き、4歳冬までの戦績は芝コースばかりで12戦2勝と芳しいものではなかった。

そこで陣営はダート戦に照準を切り替え、12月に中京競馬場で行なわれた「矢作川特別(900万下特別戦)」に出走。すると2着のセタノキングに3馬身1/2の差を付ける圧勝。勢いに乗って中5日の連闘、格上挑戦で臨んだウインターステークスではデュークグランプリに3馬身差を付け優勝[3]。ダートコースでの適性を確信した陣営はこれ以降、全てのレースをダート戦とした。

4歳になったシアトルは平安ステークスに挑み、シンコウウインディと同着ながら1着となり3連勝(重賞での同着1着は1988年阪神大賞典以来)とする。そしてGIIからの格上げで「JRA初のダートGI」として施行されたフェブラリーステークスは不良馬場でのレースとなってしまい11着と大敗する。以降はこの年から始まったダートグレード競走への出走が続くが勝ちきれないレースが続いた。トンネルを抜けたのは11月、名古屋競馬場での東海菊花賞(統一GII)であった。このレースでは既に東京大賞典などに勝っているキョウトシチーに3馬身差で勝利。続く東海ウインターステークス(前年のウインターステークスから改称)ではアブクマポーロに2連覇を阻まれるが僅差の2着となる。

そして大目標であった年末の東京大賞典(大井競馬場、統一GI)ではアブクマポーロ・キョウトシチーらを直線でちぎり見事優勝。鞍上の松永は騎手生活21年目で初のGI制覇となった。これをきっかけにシアトルは1997年度ダートグレード競走最優秀馬を受賞した。なお東京大賞典はこの年まで2800メートルで行なわれていたが、翌年から2000メートルに短縮されることとなる。

5歳時は6戦するが川崎記念オグリキャップ記念でそれぞれ3着に入ったのが最高だった。その後、上山に移籍するが一度も出走せず2001年に引退した。

競走成績編集

以下の内容は、netkeiba.com[4]およびJBISサーチ[5]地方競馬全国協会[2]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量(kg) 勝ち馬/(2着馬)
1995.10.07 京都 3歳新馬 芝1600m(良) 9 6 6 04.2(2人) 1着 1:36.3 (35.9) -0.1 松永昌博 53 (スプリングエイト)
0000.10.21 京都 デイリー杯3歳S GII 芝1400m(良) 13 6 8 07.5(3人) 10着 1:23.3 (36.9) -1.1 松永昌博 53 ロゼカラー
0000.11.12 京都 京都3歳S OP 芝1800m(良) 13 3 3 12.2(5人) 8着 1:49.1 (36.0) -0.4 松永昌博 54 ロングシコウテイ
1998.03.03 阪神 ゆきやなぎ賞 500 芝2000m(良) 14 2 2 15.8(6人) 12着 2:04.4 (36.0) -1.8 松永昌博 55 ドングリ
0000.03.16 阪神 さわらび賞 500 芝1600m(良) 16 1 1 43.7(10人) 6着 1:35.6 (35.1) -1.3 松永昌博 55 ファビラスラフイン
0000.03.30 阪神 アザレア賞 500 芝2000m(不) 16 2 3 10.7(5人) 1着 2:04.6 (37.9) -0.2 松永昌博 55 (マルカダンガン)
0000.04.20 東京 ニュージーランドT4歳S GII 芝1400m(重) 17 1 1 97.8(14人) 12着 1:24.1 (36.6) -1.7 松永昌博 56 ファビラスラフイン
0000.05.19 中京 白藤S 900 芝2000m(良) 11 1 1 12.0(6人) 7着 2:01.4 (36.0) -0.6 松永昌博 55 フサイチシンイチ
0000.06.16 阪神 白丁花S 900 芝1600m(良) 11 5 5 19.7(8人) 8着 1:34.7 (36.1) -1.0 松永昌博 55 ミナミノテスコ
0000.07.07 阪神 やまゆりS 900 芝2000m(良) 16 5 10 23.4(11人) 11着 2:02.5 (35.5) -0.9 松永昌博 52 マークリマニッシュ
0000.11.10 京都 醍醐特別 900 芝1800m(良) 15 8 15 20.0(6人) 8着 1:47.7 (36.0) -1.7 松永昌博 55 ゲイリーイーグル
0000.11.24 京都 4歳以上900万下 芝1600m(良) 8 8 8 13.5(5人) 2着 1:36.2 (34.8) -0.4 松永昌博 55 マヤノデンプシー
0000.12.08 中京 矢作川特別 900 ダ1700m(良) 16 6 12 13.4(7人) 1着 1:45.1 (39.0) -0.6 松永昌博 55 セタノキング
0000.12.14 中京 ウインターS GIII ダ2300m(良) 16 3 5 10.6(6人) 1着 2:24.9 (37.9) -0.5 松永昌博 53 デュークグランプリ
1997.01.06 京都 平安S GIII ダ1800m(稍) 16 8 15 03.7(2人) 1着 1:49.9 (36.7) 同着 松永昌博 56 シンコウウインディ
0000.02.16 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(良) 16 6 12 06.5(3人) 11着 1:38.9 (38.3) -2.9 松永昌博 56 シンコウウインディ
0000.03.05 船橋 ダイオライト記念 南関G1 ダ2400m(良) 9 1 1 00.0(2人) 4着 2:36.4(00.0) -1.4 松永昌博 56 デュークグランプリ
0000.05.28 船橋 かしわ記念 GIII ダ1600m(良) 11 7 9 00.0(6人) 4着 1:39.5(00.0) -1.6 松永昌博 55 バトルライン
0000.06.08 中京 東海S OP ダ1700m(良) 16 8 15 06.6(3人) 7着 1:45.8 (38.6) -1.0 松永昌博 57.5 エムアイブラン
0000.10.11 京都 オパールS OP ダ1800m(良) 9 8 9 05.2(3人) 3着 1:50.2 (37.4) -0.4 松永昌博 57 オースミレパード
0000.11.03 名古屋 東海菊花賞 GII ダ2500m(良) 11 4 4 00.0(2人) 1着 2:43.1(00.0) -0.6 松永昌博 57 キョウトシチー
0000.11.30 中京 東海ウインターS GII ダ2300m(重) 16 1 2 03.4(2人) 2着 2:24.8 (37.7) -0.0 松永昌博 57 アブクマポーロ
0000.12.28 大井 東京大賞典 GI ダ2800m(良) 13 8 12 00.0(2人) 1着 3:00.4 (37.8) -0.6 松永昌博 56 (キョウトシチー)
1998.01.28 川崎 川崎記念 GI ダ2000m(良) 9 5 5 00.0(2人) 3着 2:08.9(00.0) -1.3 松永昌博 56 アブクマポーロ
0000.04.29 笠松 オグリキャップ記念 GII ダ2500m(良) 10 8 9 00.0(1人) 3着 2:45.6(00.0) -1.6 松永昌博 58 サンディチェリー
0000.06.24 大井 帝王賞 GI ダ2000m(稍) 13 8 12 00.0(3人) 5着 2:04.5 (36.9) -1.1 松永昌博 57 アブクマポーロ
0000.10.10 盛岡 南部杯 GI ダ1600m(不) 12 2 2 00.0(7人) 7着 1:37.0(00.0) -1.9 松永昌博 56 メイセイオペラ
0000.11.03 名古屋 東海菊花賞 GII ダ2500m(稍) 12 6 8 00.0(2人) 4着 2:43.9(00.0) -0.4 松永昌博 58 デュークグランプリ
0000.12.06 中京 東海ウインターS GII ダ2300m(重) 9 4 4 05.0(3人) 8着 2:27.3 (38.9) -1.7 藤田伸二 58 マチカネワラウカド

引退後編集

引退後にレックススタッド種牡馬となり[6]2005年から熊本県上益城郡山都町に移り種牡馬生活を続けたが、2008年用途変更となった。なお馬主がその間に亡くなったこともあって北海道には戻らず、引き続き熊本で繋養されている。

主な産駒編集

血統表編集

トーヨーシアトル血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 デピュティミニスター系(ヴァイスリージェント系
[§ 2]

Deputy Minister
1979 黒鹿毛
父の父
Vice Regent
1967 栗
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Victoria Regina Menetrier
Victoriana
父の母
Mint Copyl
1970 黒鹿
Bunty's Flight Bunty Lawless
Broomflight
Shakney Jabneh
Grass Shack

City Dance
1989 黒鹿毛
Seattle Slew
1974 黒鹿
Bold Reasoning Boldnesian
Reason to Earn
My Charmer Poker
Fair Charmer
母の母
Weber City Miss
1977 黒鹿
Berkley Prince Rash Prince
Betrayed
Esirnus Sunrise Flight
Water Lady
母系(F-No.) (FN:20) [§ 3]
5代内の近親交配 5代内アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [8]
  2. ^ [9]
  3. ^ [8]
  4. ^ [8][9]
母の全兄Slew City Slewは、オークローンH、ガルフストリームパークHなどの勝ち馬[3]
祖母Weber City Missは、ベルデイムステークスなどの勝ち馬[3]

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p トーヨーシアトル(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月9日閲覧。
  2. ^ a b トーヨーシアトル 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2019年10月9日閲覧。
  3. ^ a b c 「第13回ウインターS(GIII)」『優駿』第57巻第2号、日本中央競馬会、1997年2月、 152 - 153頁。
  4. ^ トーヨーシアトルの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年10月8日閲覧。
  5. ^ トーヨーシアトル 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月8日閲覧。
  6. ^ サラ系供用種牡馬一覧”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2018年11月24日閲覧。
  7. ^ コスモジェントル”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月9日閲覧。
  8. ^ a b c 血統情報:5代血統表|トーヨーシアトル(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2018年11月24日閲覧。
  9. ^ a b トーヨーシアトルの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年10月9日閲覧。

外部リンク編集