ドム

日本のテレビアニメ「ガンダム」シリーズに登場する架空の人型兵器

ドム (DOM) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」の一種。初出は、1979年放送のテレビアニメ機動戦士ガンダム』。

作中の敵側勢力である「ジオン公国軍」の陸戦用量産機。ザクIIなどそれまでのMSよりも太くがっしりした体型で、足裏に内蔵されたホバー推進装置により、地表を高速滑走できる。劇中ではガイア大尉率いる小隊「黒い三連星」の搭乗機として初登場し、三位一体の連携で主人公アムロ・レイが所属する地球連邦軍ホワイトベース隊を苦しめる。のちに量産され、ジャブロー攻略戦では多数登場する。制式カラーである黒・紫・グレーの機体色は、もともとは黒い三連星のパーソナルカラーをモチーフとしている(異説もあり)。その後は、宇宙仕様であるリック・ドムも登場する。

本記事では、続編や外伝作品などに登場するバリエーション機などについても解説する。宇宙用の派生機については「リック・ドム」を参照。

デザイン編集

大河原邦男がラフデザイン(第1稿)および参考用デザインを描き、安彦良和がクリーンアップしたものが決定稿となった[1]。参考用デザインは決定稿より細身であるが、デザインは肘などを除きほぼ完成している。この参考用デザインを、実機を製作する前の仕様とする資料もある[2]

本機も本編でのシンプルな外観を初期稿から有していたわけではなく、第1稿では角、頭部を覆う伝動パイプ、角ばった肩スパイクなどが盛り込まれていた[3]

設定解説編集

諸元
ドム
DOM
型式番号 MS-09 / MS-09B[4]
頭頂高 18.6m[5] / 18.2m[6]
本体重量 62.6t[5]
全備重量 81.8t[5] / 90t[6]
装甲材質 超鋼スチール合金[6]
出力 1,269kW[5](70,000馬力[6]
推力 58,200kg[5]
センサー
有効半径
5,400m[7]
最高速度 240km/h[5] / 110km/h[6]
武装 ジャイアント・バズ
ヒート・サーベル
胸部拡散ビーム砲
120mmザク・マシンガン
搭乗者 ガイア
オルテガ
マッシュ
ジオン公国軍一般兵

ツィマット社が開発したMS[8]。脚部に内蔵された熱核ジェットエンジンと化学ロケットの複合推力によって地表を高速で滑走する[9]。また、ボディにはブロック構造が導入されている[8]。07型に次いで投入された陸戦型MSであるが、性能の高さからそれに替わる主力機として運用される事も多かった[10]。地球攻略のために遅延していた宇宙用MSの繋ぎとしてリック・ドムの生産も行われており、ゲルググが配備されるまで暫定的な主力を担った[9]

量産型の制式塗装はこの機体を初めて受領したパイロットが黒い三連星であったことに起因するとされるが[11]、それを否定し当初からの配色であったとする文献もある[10]

なお、連邦軍兵士からは「スカート付き」のコードネームで呼ばれる場面も見られた[12]

ドムが地表を滑走する設定にしたのは、1980年代の雑誌に掲載された対談にて、絵が一枚で済むからとの趣旨の発言をしており、重力下でモビルスーツが動いたらこのようになるというように本当にやりたい動きを表現しようとすると作画枚数が増えて毎週ガンダムがオンエアできるかどうか分からなくなってしまうからだと語っている[13]

開発経緯編集

ジオン公国軍は地上戦でネックになるMSの移動速度の遅さを補うため、MS-07グフドダイYSとの運用を行っていたが、これらでは根本的な解決には至らなかった。その後、移動速度の問題を解決する機体としてYMS-09が試作される。当初は純粋なホバーを用いた計画が立てられていたが、熱核ジェットエンジンとロケットの複合推力によるホバーユニットに転換されている[14]

開発はMS-07系とYMS-08の統合後にスタート。高効率の熱核ジェットエンジンの実用化に成功していた事から、開発はツィマット社が担当している[11]プロトタイプドムによる地上でのテストのあと、数週間後には制式採用されて量産が開始され[15]、ユーラシア大陸中部に初配備される[14]。このMS-09の量産はキャリフォルニアベースとグラナダが担当している[16]。なお、仕様書においては高機動型ザクIIと同程度のボリュームの細身の機体だったが、実際に建造する際の細部の手直しでボリュームが増したといわれている[14][注 1]

MS-09ドムはMSの行動能力を大きく変化させた機体であり、局地専用機としての色こそ濃いものの、一般機としてザクを凌駕した機体となった[18]

武装編集

ジャイアント・バズ
型式番号:GB03K/360mm[11]
ハニーウォール&ライセオン (H&L) 社製[19][11]。ロケット推進の360mm実体弾を発射するMS用バズーカ。装弾数は10発[20]。ドムの手からパイプを通して供給される液体燃料を一次推進剤として射出され、その後ロケットモーター点火によって増速する方式をとる[21]。ザクマシンガンと比較し、数十倍以上の威力を誇る[20]一年戦争で使用されたMS用携行装備としては最大級[11]。ドムの代名詞的装備であるが、大戦末期にはほかの機体でも運用された[11]
なお本武装と同形状の、人間が携行できるサイズのものも映像作品で確認できる。『機動戦士ガンダム』最終話では、シャア・アズナブルア・バオア・クー内部に残されていたものを拾い、キシリア・ザビが座乗して脱出しようとするザンジバルのブリッジを狙撃しているが、ビームらしき光条を発している。また、『機動戦士ガンダムΖΖ』第41話でもエル・ビアンノが携行して発砲しているが、こちらは実体弾を撃ち出している。
ヒート・サーベル
白兵戦用の装備で、白熱化によって敵を溶断する。エネルギーを効率よく熱へと変換するデバイスを使用しているものの、消耗の激しさから使い捨ての装備となる[8][11]。放電機能を有し、ミノフスキー粒子物理学によって高電荷を蓄える特性を持つ[21]
拡散ビーム砲
胸部に装備。元々はビーム兵器を稼働させるための経路として設置されていたが、充分な出力を得られなかったことから威嚇や幻惑用の短距離用ビーム砲として運用される[8][注 2]
ラケーテン・バズ
RAKETEN BAZOOKA[22] (型式番号:RB-T27/880mm[11]
フォルクス・アルメーエン・ラボラートリウム (VAL) 社製[19][11]。おもにドム・トローペンが装備する。「ラケーテン」はドイツ語で「ロケット」の意で、「ラケーテン・バズーカ」とも呼ばれる[23]
リック・ドムII用の880ミリジャイアント・バズの給弾方式を改良したもの[23]。マガジン式となり、装弾数は5発[23]。速射性に優れ[24]、砲身に設置されたレーザー・デバイスによって近距離であれば高精度での誘導が可能[11]。 砲身中央に防御用アーマーを装備し、着脱が可能[25]
その他
OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第10話冒頭においては、本来はザクIIの武装であるMMP-78やMMP-80などのMS用マシンガンを携行した機体が見られた。また、漫画『機動戦士ガンダム0079』第5巻では、マッシュ戦死後の黒い三連星がジャイアント・バズの他にMMP-80やシュツルムファウストを装備し、2度目の対ガンダム戦に臨んでいる、漫画『ザ・ブルー・ディスティニー』では、ザクI・スナイパータイプのビーム・スナイパー・ライフルの転用。

劇中での活躍編集

機動戦士ガンダム』ではアニメ第24話に初登場。黒い三連星がこの機体に乗り、ホワイトベースに戦いを挑む。ザクとは桁違いの重装甲、グフをも超える高速移動、一撃必殺のジャイアント・バズを生かした「ジェット・ストリーム・アタック」という戦術でアムロを苦しめたが、あと一歩およばずマッシュ機が撃破され[26]、オルテガ、ガイアも相次いでガンダムに敗れ、黒い三連星は全滅する[27]。劇場版では第24話と第25話の戦闘がまとめられ、マッシュとガイアはガンダムに、オルテガはセイラ・マスが搭乗するコア・ブースターに撃破されたという展開に変更されたため、ガイア機がガンダムに撃破されるシーンでは、ジャイアント・バズの直撃で受けたガンダムシールドの損傷がなくなっている。

そもそも黒い三連星に配備される以前にランバ・ラル隊へ供与されるはずが、マ・クベの画策によって補給要請が握りつぶされ、実現しなかった。「局地戦用重モビルスーツ・ドム」の名前は、この第20話が初出となる。第29話のジャブロー降下作戦でも数機が登場し、ガウ攻撃空母から降下するが、1機が対空砲火で撃墜された。劇場版ではジャブロー地下に新たに1機が登場し、ガンダムに撃破されている。

テレビ版では第31話よりドムと同じデザインで宇宙用のリック・ドムが登場した。しかし、以後は黒い三連星の時のような手強い相手として描写されることもなく、第33話におけるコンスコン隊の「3分も経たずに全滅した12機のリック・ドム」に代表される典型的な「やられメカ」と化してゆく。なお、劇場版のリック・ドムでは脚部・スカート内にバーニアがより詳しく描かれ、地上用のドムとの違いを表現していた。

機動戦士ガンダム 第08MS小隊』では第10話に登場。肩や脚部アーマーのデザインがやや異なっている。対空戦闘ではザクマシンガンを、対MS戦ではバズーカを使用する。陸戦型ガンダムを追い詰めるも、量産型ガンタンクに背中を撃たれて撃破された。なお、漫画『機動戦士ガンダムMS BOYS -ボクたちのジオン独立戦争-』に登場する「モンゴルの銀狼」ことナランソロンゴ・ボルドバヤル大尉に与えられた機体はこのデザインがベースとなっており、黒(単行本第2巻表紙では濃淡グレー)を基調に両肩が銀色のパーソナル・カラーに塗装される。ジャイアント・バズのほか、ヒート金剛棒とスパイク・シールドを装備する。

MS IGLOO 2 重力戦線』では第3話に登場。オデッサ作戦において、ダブデ級陸戦艇の護衛として2機が陸戦強襲型ガンタンクを迎撃した。1機のドムは陸戦強襲型ガンタンクからの220ミリ滑腔砲の砲撃が足元の地面に着弾して転倒し、もう1機はヒートサーベルで主砲身を切断するも反撃を胴体に受けてバランスを崩したところに燃料タンクをぶつけられて炎上し、敵の突破を許した。

漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、黒い三連星の機体にオリジナルの部隊マークが追加された。「ジャブロー編」では、アニメ版同様三連星による3機で構成され、ガンキャノンとガンタンクを大破させた後ガンダムに挑むが、マッシュ機を撃破され撤退する。後の「オデッサ編」ではガイア、オルテガを隊長に各小隊あたり4機ずつ計8機のドム中隊を編成。「ダブルジェットストリームアタック」なる新戦術で再び挑むも、ニュータイプ能力に目覚めたアムロの敵ではなく、ガンダム1機に全滅させられている。なお、本編において拡散ビーム砲を使用することは一度も無かった。

漫画『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』では、物語終盤で主人公のフレデリック・ブラウン軍曹と所属部隊がドムに搭乗し、ジャブロー戦に参加する。テレビ版第29話でガウ攻撃空母から降下したドム部隊をイメージしている。

補足編集

『機動戦士ガンダム』のガンプラシリーズ(当時の旧キット)では1/100と1/60スケールのみのリリースのため、1/144スケールでのキット化は2006年1月に発売されたHGUC版が初となる。ただし、旧キット1/144スケールで外観は同一のリック・ドムは発売されていた。リック・ドムとドムの外観が違うことになったのはMGが最初である。

パーソナルカスタム機編集

ランバ・ラル専用機
ギレンの野望 ジオンの系譜』に登場する、ゲームオリジナルの機体。ランバ・ラル隊にドムを配備する「ifルート」で使用可能となる。標準塗装の紫および赤の部分がパーソナルカラーの青で塗られている。
if設定によれば、ペズン計画のテストベッドとして、特定の環境に合わせた各種オプションパーツや、限定的なステルス能力、新型の熱核ホバーなど、さまざまな技術的試みがほどこされている。これらすべてが必ずしも成功したとは言えず、操縦性は劣悪でパイロットを選ぶ機体となるが、ラル自身の能力もありかなりの性能を発揮したという。装甲まで含めた各種武装のオプション化が進められており、各戦場によって外観も変化している。標準兵装のほかに、ハンドガン式のヒート・ロッドや機関砲、ミサイル・ランチャーなども用意されている。ラルとともに地球圏の各地を転戦し、ペズン計画にとって重要なデータを残している[28]

試作機・実験機編集

グフ試作実験機編集

グフをベースに製作された、ドムとの中間的な機体。

ドム試作実験機編集

機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のメカニックデザイン企画「Mobile Suit Discovery」における、上記グフ試作実験機に当たる機体。

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プロトタイプドム編集

諸元
プロトタイプドム
PROTOTYPE DOM
型式番号 YMS-09
頭頂高 18.6m[29]
重量 60.8t[29]
装甲材質 超硬スチール合金[30]
武装 ジャイアント・バズ
ヒート・サーベル
搭乗者 フレデリック・クランベリー

初出は1981年6月発行の書籍『TV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック2』の巻頭折り込みに掲載された大河原によるカラーイラストのひとつで、キャプションでは「ドムの試作完成機」とされた[31]。その後、メカニックデザイン企画『モビルスーツバリエーション (MSV)』で詳細な設定が追加された。また、1981年9月発行のムックガンダムセンチュリー』の文中でも「ドムのプロトタイプ」について触れられている[32]

開戦から半年以上経過して完成[32][注 3]。ジオン本国で完成した2機はただちに地球へ降ろされ[15]、キャリフォルニアベースで各種テストがおこなわれている[33]。ジオン本国では本機の開発に全力を挙げており[34]、最新鋭機として大きく期待されていたため[15]、広報部による写真公表やニュース放送も数多くおこなわれている[34]。連邦軍も本機には注目するが、当時同軍のMSは誕生したばかりで実戦配備まではおよんでいない[34]

1号機によるジャイアント・バズの試射実験は、キャリフォルニアベースの北側に8つある実験フィールドのうち最大の第5試射場で、記録フィルムの撮影も兼ねておこなわれており[35]、本機の完成記念式典でもあったとされる[34]。本国の広報部写真班によって撮影されたひとコマには[34]、宣伝のために召喚された多くの将軍たちや[15]報道関係者が写っている[35]。後方で作業している第23メンテナンス・スコードロンの[35]陸戦型ザクII[34]には、式典用のマーキングがほどこされている[35]。1号機にはフレデリック・クランベリー大佐が搭乗し、花を添えている[15]

カラーリングは黒とグレーを基調に一部が赤で塗り分けられており、塗り分けは異なるものの量産型に近い。なお記録によれば[36]、肘部や腰部に部隊マーク風に描かれている紋様は、式典に際してザビ家の命令によってほどこされたとされ[15]、腹部の翼のような紋様は「ジオンマーク」とされる[35]。また、キャリフォルニアベース所属のガウ攻撃空母や作業用ザクにも使用されている、第4戦術MS部隊のエンブレム[37]が本機にほどこされたとする資料もある[38]。本機と量産型との差異ははほとんどなく、外装の整理がおこなわれたに過ぎないが[15]、量産型はランドセルが機体と一体化されている[39]。記録では本機は2機の生産に留まり、その後キャリフォルニアベースに引き渡されている[15]

ドム・トロピカルテストタイプ編集

諸元
ドム・トロピカルテストタイプ
DOM TROPICAL TEST TYPE
型式番号 YMS-09D[40] / YMS-09[38] / MS-09D[39]
頭頂高 18.5m[29]
重量 65.1t[29]
装甲材質 超硬スチール合金[30]
武装 ジャイアント・バズ
ヒート・サーベル
搭乗者 クラウデン・マリン
ロイ・グリンウッド[41]

『MSV』で設定された。「局地戦闘型ドム」[38]または「トロピカルドム」とも呼ばれる[42]

アフリカ戦線におけるドムの活躍は目覚ましいものであったが、局地戦での使用に問題がなかったわけではなく[15]、高温下での戦闘でメカトラブルが発生し[38]、現地からは改善要求の提出が少なからずあったといわれている[15]。そこで熱帯戦用の研究母体として[15]、キャリフォルニアベースに送られて1か月後の[38]プロトタイプドムの2号機に若干の改修をほどこしたのが本機である[15]。改修は制式承認以前のものとしてキャリフォルニアベースが工作を代行しているが[15]、戦後の資料では "YMS-09D" と紹介されることが多い[38]

量産型ではコンパクト化された[43]頭部の放熱パイプと背部推進器の形式は差し戻しでプロトタイプドムの方式が採用され[15]、ランドセルには補助タンクや大容量冷却システムが搭載されている[40][39]。頭頂部には近距離用の通信アンテナが追加されており[15]、これも要望が多かったものであるが、通信機の性能は大したものではない[44]。本体には防塵処理がほどこされている[45]。カラーリングは全身をサンド・イエローとするもののほか、胸部やソール部などをブラウンで塗り分けたパターンも確認されている[46]

試作機は「スカラベ」部隊によってテスト支援と完成時の性能チェックがおこなわれている[47]。ホバリング時におけるジャイアント・バズの試射を撮影した写真が戦時中に士気高揚のために公開されており、撮影場所はアリゾナの実用試験フィールドであるとされるが、真偽は不明である[47]。実験はオーバーヒートもなく、満足いく結果であったとされる[44]。その後[47]、2機が[48]北アフリカ戦線の[47]「カラカル」部隊に配備され、オデッサ作戦の直前に実戦テストがおこなわれている[48]。また、カーミック・ロム大尉のパーソナル・エンブレムで、のちに隊長となる遊撃隊「スコルピオ」の部隊章となる「アラビアン」が本機にも使用されたとする資料もある[38][注 4]

作中での活躍
漫画『機動戦士ガンダム バンディエラ』ではクラウデン・マリン少尉が搭乗。作中では単に「ドム」と呼ばれているが、単行本第3巻の表紙では "YMS-09D" の型式番号が確認できる。レプス部隊地球配属部隊に加入し、アレキサンドリアでかつてのサッカーの教え子であるユーリー・コーベルザクIIと模擬戦を行う。砂塵を発生させて相手の視界をさえぎる得意の戦法でユーリーに勝利する。アデン宇宙港へ向かうザンジバルが敵に包囲された際にはユーリーとともに出撃し、敵を引き付けてユーリーによるビッグ・トレー撃沈をアシストする。その後ホバー推進器が故障し、コックピットに61式戦車の直撃を受けるももちこたえ、デプ・ロッグの上に乗りヒート・サーベルで脅すことにより撤退に成功する。クラウデンは重傷を負うが一命を取り留める。

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ドム高速実験型編集

諸元
ドム高速実験型(ドム高機動試作機[50]
DOM [High Mobility Prototype][50]
型式番号 YMS-09J
頭頂高 18.6m
重量 68.2t
武装 胸部拡散ビーム砲
ヒート・ランサー
360mmジャイアント・バズ

メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場する、ドムの機動性向上のための試作実験機。

ドムの実戦配備と同時に開発に着手されている。ホバーリング走行性能を向上させるため、MS-07H グフ飛行試験型の開発データを入手し、可動式スタビライザーが付属したジェット推進パックを装備、さらに腰部左右に推進器を追加している。1号機は機体バランスの問題から、2度目の実験中に横転し大破。そのため2号機はスタビライザーを延長、脚部にエアブレーキが追加されている。結果、ドムの140%増の最高速度を記録するが、最高速度到達時間も含め上層部の開発要求の数値は満たしていない。

また、次世代重MS用武装として開発されたヒート・ランサーの運用実験にも用いられている。折りたたみ機構を持つため、対地上戦艦やトーチカ、対MS戦など戦況に応じた運用が可能であるが、制式採用には至っていない。

主に北ヨーロッパ地方で運用実験が行われているが、要求値を満たせなかった事に加えヨーロッパ戦線の激化などもあり[51]、正式採用されることなく計9機の生産に留まっている。

一年戦争中に北ヨーロッパ方面で確認された機体は、連邦側でドムタイプ0079NEU-SW03、もしくはドム改装タイプ北ヨーロッパ03と仮称されている[52]。また、戦後のアフリカ解放戦線にて砂漠迷彩が施された機体も確認されているが、第2次MSV調査が進むまではドム・トロピカルテストタイプと誤認されている[52]

小説『MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』では、一年戦争終結直後に傭兵のマサ・オーカーが入手し、愛機としている。

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バリエーション編集

熱帯戦用ドム量産型編集

『MSV』の文字設定が初出で、のちにSDでイラストが描かれ、名称や型式番号も設定された(型式番号:MS-09[53]

ドム・トロピカルテストタイプと同仕様のオプションは若干の改修で在来のドムにも装備することが可能であり[38]、一部へ向けて生産がおこなわれている[15]。オプションを装備した機体は一般に「Dタイプ」と呼ばれるが、制式名ではない[44]。ベース機として量産先行機や量産機の中から30機が選ばれるが[48]、開発時期が遅すぎたため[40]キャリフォルニアベースが陥落するまでに作業が完了したのは20機で[48]、そのうち実際に使用されたのは10機前後とされる[注 5]。また、戦闘中のドム・トロピカルテストタイプとして本機が誤認されている[38]。連邦軍がキャリフォルニアベースを奪還した際に、改修中の機体が数機発見されているが、完成機は終戦まで入手できなかった[48]。カラーリングはサンド・イエローとブラウンを基調とし、胸部がグレー、モノアイ周縁が赤で塗り分けられている[53]

「カラカル」小隊でのドム・トロピカルテストタイプの実戦テストの際に、予備機として量産先行機を改修した2機が配備されており[48]、うち1機はロイ・グリンウッド少佐の乗機「サンダーキャット」として有名である[38]

『MSV』以前に発行されたホビージャパン別冊『HOW TO BUILD GUNDAM』に掲載されたディオラマ「ZION'S 砂漠の駐屯地」(製作はストリームベース川口克己)には、本機のオプションのように頭部に動力パイプとアンテナ、そしてランドセルを装備したドムが2体配されている[54]

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ドム(寒冷地仕様)編集

諸元
ドム(寒冷地仕様)
DOM [Cold-weather Model]
型式番号 MS-09
頭頂高 18.6m
重量 69.4t
装甲材質 超硬スチール合金
武装 ヒート・サーベル
360mmジャイアント・バズ

メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場。初期生産されたドムを元に改修された寒冷地戦用機。

カモフラージュ用に人工雪を噴射できる特殊な噴霧器を内蔵したランドセルが特徴。他にもスラスターエンジン冷却のため肩、腹部、脚部にエア・インテークの増設や、胸部拡散ビーム砲の排除、ジャイアント・バズに防寒用ジャケットが施されるなど、より寒冷地での運用を想定した仕様となっている。

本機は、北米カナダ地方のグレートスレーブ湖北東部で1機確認されている。連邦はこのドムをドムタイプ0079NA-CA05、ドム改装タイプ北アメリカ05と仮称していた。肩部には「バウンティハンター(ヘルメットを被った髑髏を図案化したもの)」のパーソナルエンブレムが施されているが、搭乗者を含め詳細は不明。

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ドム中距離支援型編集

PCゲーム『機動戦士ガンダム リターン・オブ・ジオン』[55]に登場(型式番号:MS-09C)。デザインは近藤和久[要出典]

ドムの中距離支援用改造機。背部にキャノン砲を2門装備しており、主に第一次ネオ・ジオン抗争後のアフリカ戦線で投入された。

なお、それ以前に発売されたPCゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション』[56]では、同系機としてドムプラス支援型(型式番号:MS-09PS)が登場する。

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ドム・フュンフ編集

OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』で設定上存在する機体。文字設定の初出はバンダイ発行の『ENTERTAINMENT BIBLE』シリーズで、ドム・トローペンのベース機とされた(型式番号:MS-09F[57]。名称の「フュンフ」はドイツ語で "5" の意[58]

リック・ドムなどの改修設計機とされる[57]統合整備計画の発表以降に、ツィマット社が独自に「ドム」そのもののスペックの向上を目指して開発していた機体で、ジオニック社のザクIIを超える適応拡散が可能なように各部のユニット化や規格化が徹底されている[58]。そのため、実際に建造された数は熱帯地方型が多く、時期も早かったらしいとされる[58]。空間戦闘用のドム・フュンフも特定の艦隊に数機配備されたといわれ、生産数や配備先は不明であるものの、グワジン級戦艦「グワデン」に搭載されていたことが確認されている[58][注 6]

いくつかの漫画やゲームなどにも登場するが、外観についてはそれぞれ異なる。

  • 本機以前に設定されたドム改ドワス・デザートは、同じMS-09Fの型式番号をもつ。
  • 『0083』冒頭では、一年戦争のア・バオア・クー防衛戦でグワデンに搭載されているドム・トローペンと同型(カラーリングは赤茶色と紺色を基調とし、脚部は確認できない)の機体が登場する。アナベル・ガトー大尉が損傷したゲルググの替わりに搭乗しようとするが、エギーユ・デラーズ大佐に制止される。小説版(1992年)ではデラーズ専用のリック・ドムであるとされ[60]、ゲーム『機動戦士ガンダム0083カードビルダー』(2007年)ではこれに準じて「試作型リック・ドム(エギーユ・デラーズ専用機)」とされた(ドム・トローペンにある脚部に張り出したインテークはない)。また、公式百科事典『GUNDAM OFFICIALS』(2001年)では、ドム・トローペンを宇宙戦仕様に改修した機体であるとされた[61]。一方で、漫画短編集『いけ!いけ!ぼくらのVガンダム!!』収録の「12月31日の決意」(1993年)でも同様のシーンがあるが、「ちなみにこのドムは地上用です」との但し書きがあり、混乱が生じていた。しかし、『0083』Blu-ray BOX特典のピクチャードラマ「宇宙の蜉蝣2」(2020年)で同型(カラーリングは同じ、脚部インテークなし)の機体がプロトタイプ・リック・ドムIIであると設定された(同一の個体であるかは不明)。
  • ゲーム『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』(2001年)では、『第08MS小隊』に登場するリファイン版ドムと同型で、カラーリングが濃淡グリーンを基調とする地上用の機体とされた。「闇夜のフェンリル」隊のソフィ・フラン少尉が搭乗する。武装は90ミリマシンガン、ラケーテン・バズ、120ミリアサルトライフルを携行。なお、本作に登場する通常のドムは原作版に近いデザインとなっている。また、後発のゲーム『機動戦士ガンダム0083カードビルダー』や『SDガンダム GGENERATION GENESIS』(2016年)でも、本作を出典とした同仕様で登場する。
  • 雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場(2003年)するリック・ドム[シュトゥッツァー]は宇宙用の機体であるが、ドム・トローペンと同様のデザインをベースとしており、設定では「ドムF型」をベースにしたとされる[62][注 7]
  • 漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』(登場は2006年)では、ドム・トローペンから脚部インテークを除去した外観の、宇宙用の機体とされた。モノクロでしか確認できないが、塗り分けはドム・トローペン(標準塗装)と同様。ジオン残党軍のジェラルド・シンクレア少尉が搭乗し、サイド3視察にアクシズから来たシャア・アズナブル大佐らと共闘する。シャアらのアクシズ帰還の際にも同行し、蜂起したアクシズの武闘派と交戦する。

ドム・トローペン編集

諸元
ドム・トローペン
DOM TROPEN
型式番号 MS-09F/TROP / MS-09F[58]
全高 18.5m[63]
本体重量 44.8t[63]
全備重量 79.0t[63]
装甲材質 超硬スチール合金[64]
チタン・セラミック複合材[65]
出力 1,199kW[63]
推力 20,500kg[66](22,000kg[63])×2
3,100kg[66](7,300kg[63])×2
総推力:47,300kg[67](58,600kg)[注 8]
センサー
有効半径
6,300m[58] / 6,320m[69]
武装 ラケーテン・バズ
90mmマシンガン
シュツルムファウスト
ヒート・サーベル他
搭乗者 ゲイリー
アダムスキー
他(「劇中での活躍」を参照)

OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』およびアニメ『機動戦士ガンダムUC』に登場。メカニックデザインはカトキハジメ。名称の「トローペン」はドイツ語で「熱帯」の意であり、第二次世界大戦のドイツ軍北アフリカ仕様に多数付けられたコード・ネームでもある[24]

ドワッジと同様に陸戦用としての高い性能が要求され、開発された機体[70]。ドム・フュンフをベースに、ドムの地上における実働データや[57]ドム・トロピカルテストタイプの実験データ[23]などを踏まえて再設計した機体で[57]、配備された地域に(アフリカ戦線向けともいわれる[24])より適応した性能を獲得することに成功している[57]。砂漠地・酷暑地仕様として機体各所に防塵用エア・フィルターや拡張冷却装置が装備されているほか、装甲がブロック化されており内部に入り込む砂の排除を容易にしている[66]。熱核ジェットのインテーク周りの構造などが抜本的に設計し直されており[57]、通常のドムでは脚部に内蔵されていたインテークが足首側面に張り出しているのが大きな特徴となっている[66]。また、エンジンの出力も強化されている[63]。機体重量もドムより大幅に軽くなっており、ホバーによる浮力をより得やすくなっているとともに、武装や推進剤の搭載可能量も増えている[71]。ハード・ポイントも増強されており、さまざまなオプションを装備可能[63]

キャリフォルニアベース[22]ある程度の数が製造され[71]、おもに北アフリカ戦線に配備されている[22]。一年戦争の最末期に生産が開始されたため戦時中に稼働した機体数は決して多くはないが、戦後に公国軍残党によって相当数が運用されたといわれている[58]。標準塗装は紫と濃紺を基調に、モノアイ周辺や肩の一部、コックピット・ハッチが赤で塗り分けられている。

機体構造
頭部
基本構造はドムよりもリック・ドムIIに近く、頭頂部にサブ・センサーが装備されている[58]
胴体部
重装甲化にともない、胸部拡散ビーム砲が省略[24]あるいは廃止されたとする資料もあるが[25]、左胸にはそれらしきディテールが確認できる。公式ウェブサイトのスペック表には「拡散ビーム砲」の記載があり[68]、拡散ビーム砲と同様に使用する「ビーム・ポイント」であるとする資料もある[58]
ランドセルは、耐弾性や生産効率よりもメンテナンスやバージョンアップに配慮した構造であり、公国系MSとしては珍しい外観となっている[58]
脚部
砂漠の砂は粒子が細かいため、通常のドム系のホバー・ユニットよりも効率的に表面効果が得られるように、有効単位面積が拡大されている[58]
脚部から張り出したインテークにはダスト・フィルターが装備され、細かい砂塵を取り除きエンジン・トラブルを防ぐ[24]。天候などによってダストが多い場合は先端のシャッターを閉じ、円筒部全体のフィルターから吸気する[58][注 9]。また、内部にはメッシュやセラミック不織布などの物理的フィルターのほか、電磁誘導装置や遠心分離構造などが組み込まれているため、大小のダストの混入を防止できる[58]
劇中での活躍
『0083』第1話から登場。宇宙世紀0083年10月13日に連邦軍トリントン基地からガンダム試作2号機を奪取するアナベル・ガトー少佐を援護すべく、ゲイリー少尉とアダムスキー少尉の搭乗する2機が撹乱のため基地に突入[66][注 10]。ゲイリー機はラバン・カークス少尉のザクII F2型(鹵獲仕様)をヒート・サーベルで両断するが、第2話の撤退時に撃破されている[注 11]。アダムスキー機は試作2号機およびザメルとともに逃走、コムサイIIで宇宙に上がろうとする試作2号機の警戒に当たり[73]、敵追撃隊に不意討ちを仕掛けディック・アレン中尉パワード・ジムのコックピットにゼロ距離からラケーテン・バズを撃ち込む。コムサイIIを撃破された試作2号機を援護しつつ再度逃走し、翌14日朝にふたたび戦闘となりチャック・キース少尉のザクII F型の首をヒート・サーベルで跳ねるが、ヒート・ホークで肩口を斬られ、アダムスキーは爆発に巻き込まれ即死する[74]
第4話では、アフリカのキンバライド基地所属の4機が登場。カラーリングはサンド・ブラウンとサンド・イエローを基調とする。武装は各機異なり、ザク・マシンガン(MMP-80前期型)やザク・バズーカを携行する機体もある。10月23日にザクII F2型とともにアルビオン隊と交戦し、全滅する。
アニメ版『UC』では、0096年のトリントン基地襲撃に1機が参加。カラーリングは上記キンバライド基地所属機とほぼ同様(手の甲など一部異なる)だが、アジア西部から来た機体とされる[71]。MMP-80前期型を携行し、ドワッジディザート・ザクと編隊を組んでのホバー走行で突撃しながらハンド・グレネードを投擲、敵守備隊のネモを両断する。その後、岩場でジェスタが乗るベースジャバーメガ粒子砲の直撃を受け撃破される。なお、ドワッジとの彩色ミスを防ぐため、モノアイの色が緑からピンクに変更されている[75]。小説版でもトリントン基地襲撃に参加するが、ニューギニアに潜伏していたヨンム・カークス率いる公国軍残党「シンブ根拠地隊」[76]のヤス[77]が搭乗する機体とされ、撃破の描写はない。漫画版『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』でも小説版とほぼ同様。
万乗大智の漫画『機動戦士ガンダム アグレッサー』では、ダイアン・ノイス少佐専用機が登場。頭頂部サブ・センサーが前方に移設され、上部に大型のブレード・アンテナが装備されている。カラーリングは標準塗装と同様。ヒート・サーベルに替わって柄の長いヒート・トマホークを装備する。ガウ攻撃空母に搭載されてジャブロー降下作戦に参加、ジムを少なくとも3機撃破したあと、ジャブロー基地内部に侵入するところをレッドライダーに阻まれる。さらにジム3機を撃破しながらレッドライダーと死闘を繰り広げ、最後は大河の底で行動不能となりながらも捕まえて墜落するガウの道連れにしようとするが、間一髪にツヴァイ・ハンダーで袈裟斬りにされ、ダイアンも生還する。

ドム・バラッジ編集

小説『機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ』に登場(型式番号:MS-09F/Br)。「バラッジ」は「弾幕」の意。

一年戦争後にジオン軍残党組織「ヘルズゲート」がドム・フュンフをベースに独自開発した機体。陸戦・宇宙戦双方に対応しており、重装甲化とそれに伴う機動性低下を補うための大型スラスターの増設が行われている。また、武装も強化されており、スカート内に新たにミサイルランチャーを装備したほか、バックパックに弾倉を背負う形でXGC84-D5J 100mm7砲身ガトリング・キャノンを携行している。

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ドム改編集

雑誌『ホビージャパン』の連載「ジオンの星 MOBIL SUIT in ACTION」に登場(型式番号:MS-09F)。ドムからドワッジに至る中間の機体。

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ドワス・デザート編集

雑誌『MJ(模型情報)』で連載されたメカニックデザイン企画『F.M.S』 に登場(型式番号:MS-09F)。MS-09S ドワスの地上戦仕様で、300mm6連装リボルバー・バズーカを携行している。オデッサ作戦後に中央アジアのパミール高原でゲリラ戦を行っていた機体が確認されている。

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ドム・ブリザードタイプ編集

ゲームブック『機動戦士Ζガンダム ジェリド出撃命令』に登場(型式番号:MS-09F2)。

「ブリザード・ドム」とも呼ばれ、寒冷地用に各部を改修されている。またドムの中でも最強のタイプとも言われる。重バズーカ砲とヒート・サーベルを装備。一年戦争のヨーロッパ戦線で活躍し、「ジオンの吸血コウモリ(バンパイヤ)」と仇名されたエース・パイロット、ノボトニー大佐が宇宙世紀0087年に連邦軍バックランド基地を占拠したゲリラ部隊の一人として本機を駆っており、右肩に吸血コウモリのパーソナル・マークが描かれている。

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ドワッジ編集

諸元
ドワッジ
DOWADGE
型式番号 MS-09G[78]
頭頂高 18.2m[78]
本体重量 43.5t[78]
全備重量 81.7t[78]
装甲材質 チタン合金(一部ガンダリウム合金使用)[78]
チタン・セラミック複合材[4]
超硬スチール合金[79]
出力 1,440kW[78]
推力 104,300kg[78]
センサー
有効半径
8,800m[78]
武装 60mm バルカン砲×4
ヒート・サーベル
ヒート・トマホーク
ジャイアント・バズ
120mmザク・マシンガン
ハンド・グレネード
ビーム・ピストル
搭乗者 アマサ・ポーラ
ガデブ・ヤシン
ジオン軍残党兵

テレビアニメ機動戦士ガンダムΖΖ』及び『機動戦士ガンダムUC』に登場。劇中では後述のドワッジ改も含め、一括して「ドム」と呼称される。

ドムシリーズの最終量産型[4]。砂漠戦に特化しており、生産は一年戦争末期に行われた[79]。熱核ジェット推進装置を強化したほか水冷式ラジエーターも強化。燃料タンクも増設された[4]。燃料タンクの増設でホバーの行動時間は大幅に延長された[78]。また、ドムでは内装式となっていた動力パイプが露出しているが、これは放熱効率の向上を目的とした説と、機体性能を向上させたために内装部品が増えた結果、装甲内に格納できなかったとする説が推察されている[79]。その機動性は一年戦争における連邦・ジオン双方の機体において最高の性能を誇る。オデッサの戦いに投入されていれば、ヨーロッパ地域はジオンの勢力下のままであったともいわれる[4]。一方で、生産開始の遅延から投入数は88機と少ない。このドワッジのうち、生産数が多いのはG型となる[4]

尚、機体呼称の由来はドムの強化改修機にドワッジの名称が用意されていた為、共にドムの強化型である本機とペズン・ドワッジの両機体にその名がつけられたとする説[80]と、ペズン計画の中間期にこのドワッジが開発されたと推察する説がある[81]

武装・装備
60mmバルカン砲[4]
頭部にはバルカン砲4門を増設している。装弾数800発[4]
ジャイアント・バズ
口径380mm。使用弾種はHEAT(成形炸薬弾)[4]。スモーク・ディスチャージャーを装備する[79]熱による砲身のゆがみを抑えるためのサーマルスリーブが追加されている[要出典]
ヒート・トマホーク
従来の片刃式を改造し両刃式にしたもの。出力0.77MW[4]
ヒート・サーベル
出力0.52MWのものを装備[4]
劇中での活躍
戦後も旧公国軍残党や各種ゲリラ組織などで長期にわたって運用され、ネオ・ジオンのアマサ・ポーラや、アフリカ民族解放戦線の隊長ガデブ・ヤシンらが搭乗。アマサ・ポーラ搭乗機は「ポーラのドム」と呼ばれた。第一次ネオ・ジオン抗争時にはジェネレーターを換装するなど大幅な改修が施されていたようであるが、所詮は旧式機でありΖΖガンダム以下最新鋭機の敵ではなかった。
小説『機動戦士ガンダムUC』ではモーリタニアに潜伏していたジオン軍残党の機体がガランシェールの引き起こしの為に使われたり、ニューギニアに潜伏していたジオン軍残党「シンブ根拠地隊」の機体がトリントン基地襲撃に参加している。アニメ版でもザクIIの120mmザク・マシンガンを装備して登場した。アニメ版の外伝作品『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』第7話・第8話にも登場。搭乗者はカークス隊ではない人物[82]。武装はリック・ディアス用のビーム・ピストルのみ。小破して、機体は放棄されるが、パイロットは無事脱出を果たす。
備考
デザイン当初は、アクシズで地球降下作戦用にリック・ドムを装備換装したもの、と設定されていた[83]

ドワッジ改編集

諸元
ドワッジ改
DOWADGE Reformation[84]
型式番号 MS-09H[78]
頭頂高 18.2m[78]
本体重量 43.5t[78]
全備重量 87.4t[78]
装甲材質 チタン合金(一部ガンダリウム合金使用)[78]
チタン・セラミック複合材[4]
超硬スチール合金[79]
出力 1,440kW[78]
推力 122,700kg[78]
センサー
有効半径
8,800m[78]
武装 60mm バルカン砲×2
ヒート・サーベル
ヒート・トマホーク
ジャイアント・バズ
ビーム・カノン
搭乗者 デザート・ロンメル

テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。

ドワッジの両肩に大型ブースターを装備したH型の機体[4]。このブースターは化学燃料方式となっており、ベース機より最高速度が20%の向上を果たした[4]。ロンメルが一年戦争以後に、砂漠での経験をもとに現地改造した機体と推察される[79]

ロンメルのドワッジ改はさらに改修されており、リニアシート導入やジェネレーターの換装がなされ、また装甲強度が向上されている。部下として率いるディザートザクと同様、砂漠の砂中に機体を沈降させる機能がある。一部の資料では連邦軍やアフリカ民族解放戦線(FLN)でも運用されているとされる[要出典]

武装・装備
ロンメルはヒート・トマホークを使用し、劇中においてはヒート・サーベルの使用場面は見られなかった。
ビーム・カノン
ドワッジ改の元々の武装ではなく、ロンメル部隊が一年戦争以後に連邦軍基地から奪取したものである[4]。一方で、連邦基地からの横流し品を装備したと推察する資料もみられる[79]
60mm バルカン砲
2門に減らされている[4]
劇中での活躍
ジュドー・アーシタの駆るΖガンダム一騎討ちとなった初戦では、ビームライフルによる銃撃戦を封じるなどして互角の勝負を演じたほか、部下共々砂地に沈降して待ち伏せる戦法もガンダム・チームを苦しめた。しかしながら、陸戦用かつ旧式化した機体の性能差はいかんともしがたく、可変機能やメガライダーによる航空戦能力を持つΖΖガンダム以下ガンダム・チームの新鋭機らとの全面対決では、上下からの攻撃で不利な戦いを強いられて部下の機体が次々に撃破され、残るロンメルのドワッジも捨て身の突撃の末、撃破された。

ドワッジK型編集

漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』に登場(型式番号:MS-09K)。H型をさらに発展させた機体で、第二次ネオ・ジオン抗争時に使用されている。

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ドム・キャノン編集

ハーモニー・オブ・ガンダム』に登場。一年戦争末期、ザクキャノンのデータを基に生産された、ドム・トロピカルテストタイプの中距離支援用改造機。MS-09KMと表記される場合もある[要出典]

通常のドムのジャイアント・バズに拠った中距離支援の役目を、重砲の固定武装化により強化しようとして開発された。

なお、MS-09Cとの関連性は不明。

ドム・キャノン単砲仕様編集

ノーマルのドムと同じく黒と紫のカラーリング塗装された機体(型式番号:MS-09K-1)。より長距離砲撃に特化したタイプで、生産数は少ない。

ドム・キャノン複砲仕様編集

トロピカルテストタイプと同様の砂漠用カラーに塗装された機体(型式番号:MS-09K-2)。固定武装として右肩にキャノン砲、左腕に3連装ミサイルポッドを装備。近接兵器であるヒートサーベルはオミットされているが、近距離への牽制用としてザク・マシンガンやハンド・グレネイドを携行することも多かった。

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ドム・マーメイド編集

Ark Performanceの漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場(型式番号:MS-09M)。もともとは、「電撃ホビーマガジン×ガンダムエース×ガンダムインフォ Presents「機動戦士ガンダムMSV-R」モデリングコンテスト」(2012年3月発表)において、Ark Performance賞を受賞した作品で、制作者は「た」。選者であるArk Performanceは「作品に出してみたい機体」という視点から本作を選定した。

水上走行型のドムであり、背中に追加された大型翼と、翼に設置されている大型ファンエンジン2機が大きな外見的特徴。足首に追加装備されたウォータージェットエンジンや機体各部に施された空力処理によって、水上での直立と高速移動、地上走行を実現している。

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RFドム編集

諸元
RFドム
RF DOM
型式番号 OMS-09RF
頭頂高 18.6m[85] or 19.1m[85]
本体重量 30.9t
全備重量 52.1t[85] or 56.4t[85]
装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材[85]
出力 3,230kW
推力 76,900kg
センサー
有効半径
18,300m
武装 ビームセイバー
ビームライフル
ビームランチャー
胸部拡散メガ粒子砲×2
グレネードランチャー
ビームバズーカ
搭乗者 オールズモビル兵

漫画『機動戦士ガンダムF90』およびゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。 ゲリラ組織オールズモビル(火星独立ジオン軍)が使用した宇宙戦用の量産型重MS[85]。外観はリック・ドムを模している。旧公国軍のMSに似せて作られているが、中身はU.C.0120年代の技術でリファインされている。 他のRFシリーズより装甲を厚くし防御力が強化されているほか、ビームバズーカを中心に多彩なビーム兵器の運用が可能。胸部ビームシャワーはリック・ドムでは出力不足により幻惑用効果しか持たなかった拡散メガ粒子砲をアップデートしたもので、実用的な攻撃力を持たせつつ2基に増設している[85]。この機体をベースに局地戦用機も開発された。宇宙戦用機とされているが、劇中では重力下でも運用されていた。

『F90』劇中では冒頭のF90強奪作戦に参加。また火星においてド・ダイ改に搭乗した機体がF90奪還部隊と交戦している。『フォーミュラー戦記0122』では火星の残党部隊の戦力として全編にわたり登場。劇中序盤では主に隊長機として運用され、中盤から終盤にかけてはシャルル空撃隊の随伴機として登場している。

RFデザート・ドム編集

諸元
RFデザート・ドム
RF DESERT DOM
型式番号 OMS-09DRF
頭頂高 19.0m[86] or 19.1m[86]
本体重量 31.7t
全備重量 58.2t[86] or 56.4t[86]
出力 3,450kW
推力 67,800kg
センサー
有効半径
10,700m
武装 ビームセイバー
ビームライフル
ビームランチャー
胸部拡散メガ粒子砲
グレネードランチャー
ビームバズーカ
搭乗者 オールズモビル兵

ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。RFドムの熱帯仕様で、砂漠という過酷な自然環境での戦闘を目的に開発されたオールズモビルの機体。脚部の出力の向上により高速移動が可能となった。胸部拡散メガ粒子砲は1基になっている。

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RFスノー・ドム編集

ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場(型式番号:OMS-09SRF)。RFドムの寒冷地仕様で、カラーリング以外の外観はRFドムと変わりはなく、武装も同一[85]

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 細身のドムの画稿を「ドム試作1号機」という呼称で掲載した資料もみられる[17]
  2. ^ ビーム兵器稼働用の経路として設置されていたが、ビーム兵器の開発遅延から幻惑用の欺瞞装備になったと記述する資料もみられる[11]
  3. ^ 『センチュリー』では完成時期を0080年4月中旬としているが、同書では開戦が0079年11月1日とされておりCITEREFセンチュリー1981、現在の設定と異なる。
  4. ^ "YMS-09" とする資料もあるが[49]、当初はドム・トロピカルテストタイプの型式番号の末尾に "D" は付いていなかった。
  5. ^ 10機に満たなかったとする資料と[15]、十数機程度とする資料がある[39]
  6. ^ HGUCの『ドム・トローペン』と『ドム・トローペン サンドブラウン』の付属説明書の設定解説はほぼ同じ文章が記載されているが、後者はグラデン搭載に関する部分が書かれていない[59]
  7. ^ ただし、ドム・トローペンの型式番号をMS-09Fとしているものもある[58]
  8. ^ 括弧ありが当初の資料の数値、括弧なしが後発の資料(公式ウェブサイト含む[68])の数値である。後発のほうはザクII F2型と同じ数値であり、さらにザクII F2型は20,500kg×2、3,100kg×4と基数が多く総推力は53,400kgとなり、本機はザクII F2型より総推力が劣ることになってしまっている。
  9. ^ ドイツ空軍Bf109G戦闘機の熱帯仕様の過給器用空気取入口に装備されているものとまったく同じ意匠である。
  10. ^ 劇中ではゲイリー機のみしか確認できないが、小説版でも2機が突入したとされる[72]
  11. ^ 撃破される描写はないが、ユーコン級潜水艦 "U801" が受けた1機撃破の報告や、第3話に登場する残骸などより確認できる。

出典編集

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  83. ^ 『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』大日本絵画、1987年2月25日、83-84頁。ISBN 4-499-20526-3
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参考文献編集

  • 書籍
    • 『講談社ポケット百科シリーズ15 ロボット大全集 機動戦士ガンダム』講談社、1981年4月20日。
    • 『講談社のポケットカード9 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーションコレクション』講談社、1984年2月25日。ISBN 4-06-172379-0
    • 『講談社ポケット百科シリーズ33 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション2 ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日。ISBN 4-06-107783-X
    • 『ケイブンシャの大百科別冊 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 略奪編』勁文社、1991年12月16日。
    • 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日。ISBN 4-89189-006-1
    • 『ENTERTAINMENT BIBLE.42 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.6 デラーズ紛争編〈上〉】』バンダイ、1992年2月29日。ISBN 4-89189-215-3
    • 『ラポートデラックス 機動戦士ガンダム0083 ~スターダストメモリー~』ラポート、1993年1月15日。
    • 『機動戦士ガンダムRPG』ホビージャパン、1997年3月1日。ISBN 4-89425-151-5
    • 『データコレクション3 機動戦士ガンダム 一年戦争外伝』メディアワークス、1997年4月15日。ISBN 4-07-305840-1
    • 『Dセレクション 機動戦士ガンダム MS大全集98』メディアワークス、1998年5月15日。ISBN 4-07-308519-0
    • 『機動戦士ガンダム エピソードガイド Vol.2 一年戦争編(後)』角川書店、1999年9月8日。ISBN 4-04-853069-0
    • 『機動戦士ガンダム MSVコレクションファイル[地球編]』講談社、2000年6月21日。ISBN 4-06-346551-9
    • 皆川ゆか機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』講談社、2001年3月21日。ISBN 4-06-330110-9
    • 『Dセレクション 機動戦士ガンダム MS大全集2003』メディアワークス、2003年4月10日。ISBN 4-8402-2339-4
    • 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月。ISBN 978-4-06-375795-8
    • 岡崎昭行『データガンダム キャラクター列伝[宇宙世紀編 I]』角川書店、2010年4月26日。ISBN 978-4-04-715445-2
    • 『機動戦士ガンダムMS大全集2013[+線画設定集]』アスキー・メディアワークス、2012年12月25日。ISBN 978-4-04-891215-0
    • 『機動戦士ガンダムUC メカニック&ワールド ep 4-6』KADOKAWA、2013年5月30日。ISBN 978-4-575-46474-0
  • ムック
    • 『テレビマガジンデラックス TV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック2』講談社、1981年6月30日。
    • 『月刊OUT9月号増刊 宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY』みのり書房、1981年9月22日。
    • 『ホビージャパン別冊 HOW TO BUILD GUNDAM 2』ホビージャパン、1982年5月1日。
    • 『模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック1』バンダイ、1983年3月30日。
    • 『B-CLUB SPECIAL 15 機動戦士ガンダム MS大全集』バンダイ、1988年2月10日。ISBN 4-89189-336-2
    • 『コミックボンボンスペシャル31 SDガンダム カラー完全大図鑑』バンダイ、1988年12月22日。ISBN 4-06-102331-4
    • 『コミックボンボンスペシャル84 機動戦士ガンダム0083 MS WARS』講談社、1992年11月12日。
    • 『ニュータイプ100%コレクション20 機動戦士ガンダム0083「作戦計画書」』角川書店、1993年11月10日。ISBN 4-04-852268-X
    • 『機動戦士ガンダム MSV コレクションファイル[地球編]』講談社、2000年6月21日。ISBN 978-4-06-346551-8
    • 『電撃ホビーマガジンスペシャル アドバンス・オブ・Ζ ティターンズの旗のもとに Vol.2』メディアワークス、2004年1月5日。ISBN 4-8402-2589-3
  • プラモデル付属説明書
    • 『1/144 YMS-09 プロトタイプドム』 バンダイ、1983年4月。 
    • 『1/144 YMS-09D ドム・トロピカルテストタイプ』 バンダイ、1983年10月。 
    • 『1/100 YMS-09D ドム・トロピカルテストタイプ』 バンダイ、1983年10月。 
    • HGUC 1/144 MS-09F/Trop ドム・トローペン』 バンダイ、2000年11月。 
    • 『HGUC 1/144 MS-09F/Trop ドム・トローペン サンドブラウン』 バンダイ、2002年2月。 

関連項目編集