ドラゴンボール レイジングブラスト

日本のコンピュータゲーム

ドラゴンボール レイジングブラスト(DRAGON BALL RAGING BLAST)は、2009年11月12日PlayStation 3Xbox 360で発売された3D対戦アクションゲーム。鳥山明原作のテレビアニメドラゴンボールZ』を題材にしている。

ドラゴンボール レイジングブラスト
ジャンル 3D対戦アクションゲーム
対応機種 PS3Xbox 360
開発元 スパイク
発売元 バンダイナムコゲームス
人数 1 - 2人
メディア [PS3]:BD-ROM
[Xbox 360]:DVD-ROM
発売日 2009年11月12日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 [PS3]:14万本[1]
[Xbox 360]:1万6千本[1]
世界 70万本[2]
その他 対応映像出力
NTSC,480p,720p
対応音声出力
Linear PCM 2ch・5.1ch
Dolby Digital 5.1ch
テンプレートを表示
ドラゴンボール レイジングブラスト2
ジャンル 3D対戦アクションゲーム
対応機種 PS3Xbox 360
開発元 スパイク
発売元 バンダイナムコゲームス
プロデューサー 三戸亮
ディレクター 金子裕幸
プログラマー 青木士朗
齊藤滋
橋本裕生
堤泰
石渡勇児
清水啓貴
多田政司
稗田航平
山田貴士
吉田陽亮
長沢良和
奥野研
小林亮太
谷本信一
Jamie Morris
松岡三郎
音楽 有馬孝哲
山本健司
人数 1 - 2人
メディア [PS3]:BD-ROM
[Xbox 360]:DVD-ROM
発売日 2010年11月11日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 9万7,000本(出荷本数)[3]
テンプレートを表示
ドラゴンボール アルティメットブラスト
ジャンル 3D対戦アクションゲーム
対応機種 PS3Xbox 360
開発元 スパイク
発売元 バンダイナムコゲームス
人数 1 - 2人
メディア [PS3]:BD-ROM
[Xbox 360]:DVD-ROM
発売日 2011年12月8日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 [PS3]81,785本[4]
テンプレートを表示

概要 編集

PlayStation 2Wii向けに発売された『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズの流れを汲む作品で、戦闘システムもほぼ同一である。『レイジングブラスト』シリーズはPlayStation 3Xbox 360向けの次世代機に移行したことにより表情の喜怒哀楽が描き分けられるといったグラフィックの向上や、60fpsの滑らかなアクションを実現している。両機種合わせた全世界累計販売本数は70万本を記録した[2]

主な登場キャラクターは『ドラゴンボールZ』関係に特化しており、『Sparking!』シリーズとは異なり『ドラゴンボール』・『ドラゴンボールGT』のキャラクターたちは登場していない。また、前作までの重量級のキャラクター(例:大猿、ヒルデガーンなど)や舞空術ができないキャラクター(例:ミスター・サタンヤジロベー亀仙人など)も登場しない。劇場版オリジナルのキャラクターは『レイジングブラスト』の時点ではブロリーゴジータのみが登場。『レイジングブラスト2』では大幅に追加された。

ドラゴンボール改』で担当声優が変更されたキャラクターは、変更後の声優が声を担当している。

本作が発売してから約2ヶ月後に老界王神役の田の中勇と、ミスター・サタン役の郷里大輔が死去。そのため、田の中が演じる老界王神と郷里が演じるミスター・サタンは本作が最後となった(以降のミスター・サタン役はアニメも含め石塚運昇が演じている)。

2010年11月11日に続編の『ドラゴンボール レイジングブラスト2』が発売された。内容は新システムや新キャラクターの追加のほか、1993年に発売したファミリーコンピュータ用ソフト『ドラゴンボールZ サイヤ人絶滅計画』をリファインした約30分のアニメーションが収録されている。両機種合わせた全世界累計販売本数は58万本を記録[5]

2011年12月8日にさらなるグラフィックの向上や新システムを備えた『ドラゴンボール アルティメットブラスト』[6]が発売された。オープニングをはじめ、ストーリーを攻略していくごとにアニメが観られる。さらに『ドラゴンボールGT』のストーリーが体験できたり、シリーズ初の重量級のキャラクターが登場する。だが今までのシリーズとはバトルなどでの操作方法が異なり、ジャンケンのようなシステムも組み込まれている。

ゲームモード 編集

ドラゴンバトルコレクション(ストーリーモード)※『1』のみ。
スーパーバトルトライアル
  • アーケード
  • サバイバル
  • タイムアタック
  • スコアアタック
  • KOアタック
  • 破壊スコアアタック
  • チームバトル
  • 極限バトル
  • パンチングマシーン
  • ドラゴンボールゲットバトル
シングルプレイ※『2』のみ。
1人でプレイするモード。
  • ギャラクシーモード
  • バトルゾーン
  • チュートリアル
  • トレーニング
対戦
キャラクターとステージを選んで対戦ができる。チーム対戦もできる。
オンラインバトル
ネットワークに接続して対戦ができる。
天下一武道会
最大16人まで参加できるトーナメント式のゲーム。天下一武道会とセルゲームの2つがある。
究極カスタマイズ
キャラクターに装備する必殺技やアイテムを付け替えることができる。
オプション
ゲームの様々な設定を変更できる。
ミュージアム
キャラクターの紹介を見たり、BGMを聴くことができる。また、リプレイを見ることができる。
道場
ゲームの基本操作を学べる。
評価
ゲームレビュー
評価者 点数
All Game
 (レイジングブラスト)【PS3】[7]
 (レイジングブラスト)【Xbox 360】[8]

操作キャラクター 編集

★は『アルティメットブラスト』にも登場する戦士。

■『レイジングブラスト2』で新たに参戦した戦士(全27体)

■『アルティメットブラスト』で新たに参戦した戦士(全10体)

  • ギニュー(悟空)(声優:小西克幸)※ギニューが孫悟空とボディチェンジした姿。
  • ゴジータ(超サイヤ人4)(声優:野沢雅子&堀川りょう)
  • 超一星龍(声優:柴田秀勝
以下はボスバトルのみで登場する戦士で使用不可能。

■プレイヤーキャラクター以外のキャラクター

ステージ 編集

全10種類

  • 荒野
  • 岩場
  • ナメック星
  • 崩壊ナメック星
  • 廃墟の都
  • セルゲーム会場
  • 天下一武道会会場
  • 界王神界
  • 洞窟

■レイジングブラスト2(すべてドラゴンボールの願いで入手)

  • 神殿
  • 地獄
  • 氷河
  • 宇宙

■アルティメットブラスト

  • ビッグゲテスター

BGM 編集

■レイジングブラスト

全30曲

  • CHA-LA HEAD-CHA-LA(インストゥルメンタル)
  • プロローグ&サブタイトルI
  • 悟飯のテーマ
  • ブリッジ・コレクション
  • 孫悟飯とピッコロ大魔王
  • 嗚呼、修行の日々
  • 再開! 天下一武道会
  • 危険な二人!! 超戦士はねむれない
  • ソリッドステート・スカウター
  • 天下分け目の超決戦!!
  • Dragon Ball Z
  • 恐怖のギニュー特戦隊
  • 怪物フリーザ VS 伝説の超サイヤ人
  • 未来から来た少年
  • 人造人間、街へ…
  • 阻止せよ! セルの完全体
  • WE GOTTA POWER(インストゥルメンタル)
  • 僕達は天使だった(インストゥルメンタル)
  • 最強のフュージョン(Movieサイズ)
  • 悲愴な戦い
  • BP∞ バトルポイント・アンリミテッド
  • ニューヒーロー登場
  • 正義を愛する者!
  • 極限バトル!! 三大超サイヤ人
  • 死を呼ぶセルゲーム
  • 悪魔のブロリー
  • でてこいとびきりZENKAIパワー!(TVサイズ)
  • 大団円〜もうひとつの結末〜
  • Progression
  • Progression(インストゥルメンタル)

■レイジングブラスト2

全55曲

  • Selection
  • Cosmic Battle
  • Space Museum
  • Online Fighters
  • BUDOKAI
  • Battle of Omega(ギターソロ)
  • Battle of Omega(フルコーラス)
  • プロローグ & サブタイトル1
  • ソリッドステート・スカウター
  • 天下分け目の超決戦!!
  • Dragon Ball Z
  • 恐怖のギニュー特戦隊
  • 人造人間 街へ…
  • 最強のフュージョン(Movieサイズ)
  • 悲愴な闘い
  • 正義を愛する者!
  • 悪魔のブロリー
  • 死を呼ぶセルゲーム
  • BP∞ バトルポイント・アンリミテッド
  • 未来から来た少年
  • さよなら戦士たち
  • Angel
  • 戦いの時ふたたび
  • 地球まるごと超決戦
  • とびっきりの最強対最強
  • 激突!! 100億パワーの戦士たち
  • 極限バトル!! 三大超サイヤ人
  • 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴
  • 危険なふたり!! 超戦士はねむれない
  • 復活のフュージョン!! 悟空とベジータ
  • 運命の日〜魂VS魂〜
  • The Great Expectation
  • Challenger
  • Soldiers'Sorrow
  • Speedster
  • The Dawn Of The Extreme Battle
  • Get Out
  • Force Of Justice
  • Pathos
  • Gallant
  • Ultra Energy
  • Dangerous Zone
  • The Hero
  • Brave
  • Yin-Yang
  • Rivals
  • The Strong Enemy
  • The Anthem Of Lives
  • Accelerator
  • Weird Atmosphere
  • Nose To Tail
  • Katharsis
  • Harlequin
  • Defiance
  • Critical Power

■アルティメットブラスト

  • 天下分け目の超決戦!!
  • 恐怖のギニュー特戦隊
  • 怪物フリーザ VS 伝説の超サイヤ人
  • 怪物フリーザ VS 伝説の超サイヤ人 2
  • Dragon Ball Z
  • この世で一番強いヤツ
  • 人造人間 町へ…
  • 人造人間 町へ… 2
  • 死を呼ぶセルゲーム
  • 極限バトル!! 三大超サイヤ人
  • プロローグ&サブタイトルII
  • 悲愴な闘い
  • 悪魔のブロリー
  • ソリッドステート・スカウター
  • 危険なふたり!! 超戦士はねむれない
  • 復活のフュージョン!! 悟空とベジータ
  • 最強のフュージョン(Movieサイズ)
  • 龍拳爆発!! 悟空がやらねば誰がやる
  • 地球まるごと超決戦
  • 僕達は天使だった(インストゥルメンタル)
  • DAN DAN 心魅かれてく(シネマ・ヴァージョン)
  • Dragon Soul
  • Yeah! Break! Care! Break!
  • 心の羽根
  • 正義を愛する者!
  • CHA-LA HEAD-CHA-LA(インストゥルメンタル)
  • Cha-La Head-Cha-La

なお一部のBGMは『BATTLE OF Z』でも引き続き使用されている。

主題歌 編集

予約特典 編集

  • 1. 超サイヤ人3ブロリー即時解放 限定アイテム装備キャラクター6戦士ダウンロードコードカード
  • 2. 超サイヤ人絶滅計画 設定資料パンフレット
  • アルティメット. 四球星

アニメ 編集

超サイヤ人絶滅計画 編集

DRAGON BALL 超サイヤ人絶滅計画』(ドラゴンボール スーパーサイヤじんぜつめつけいかく)は、『レイジングブラスト2』にゲーム内ムービーとして収録されている『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』をリメイクした約30分のリバイバルアニメーション。視聴を終えるとハッチヒャックが使用可能になる。また予約特典として設定資料パンフレットも付けられた。

2011年11月には『DRAGONBALL SSSS PROJECT』(ドラゴンボールフォースプロジェクト)の一環として、『ドラゴンボールヒーローズ』公式サイトで期間限定無料配信された。『最強ジャンプ』2012年3月号に付録として『ドラゴンボール エピソード オブ バーダック』と共にDVDソフト化された。

声の出演(OVA) 編集

スタッフ(OVA) 編集

  • 製作 - 今西智明(バンダイナムコゲームス)、木下浩之
  • 原作 - 鳥山明『Dragonball』集英社刊
  • 企画 - 三戸亮、中島光司、広木朋子(バンダイナムコゲームス)、近藤修治、小原康平、若林豪
  • オリジナル脚本 - 小山高生
  • 脚色 - 田中仁
  • 音楽 - 高木洋
  • 製作担当 - 風間厚徳
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 山室直儀
  • 美術監督 - 常盤庄司
  • 音響監督 - 長崎行男
  • 録音 - 伊東光晴
  • 音響効果 - 新井秀徳(フィズサウンド
  • 演出 - 上田芳裕
  • 製作 - 東映アニメーション

ムービー鑑賞 編集

『アルティメットブラスト』にゲーム内に収録されている。『ドラゴンボールZ』内での名場面をリメイクしている。ストーリーモードをクリアしていくことによって鑑賞できる。オープニングを含め全部で18種類ある。

声の出演 編集

脚注 編集

  1. ^ a b レイジングブラスト2の店頭チラシより。
  2. ^ a b バンダイナムコホールディングス 2010年(平成22年)3月期 通期 決算短信 補足資料”. 株式会社バンダイナムコゲームス (2010年5月21日). 2011年9月25日閲覧。
  3. ^ Vジャンプ編集部編「DRAGON BALL スーパーデータ DRAGON BALL VIDEO GAME DATA」『30th ANNIVERSARY ドラゴンボール超史集 -SUPER HISTORY BOOK-』集英社〈愛蔵版コミックス〉、平成28年(2016年)1月26日、ISBN 978-4-08-792505-0、216頁。
  4. ^ 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。 
  5. ^ バンダイナムコホールディングス 2011年(平成23年)3月期 通期 決算短信 補足資料”. 株式会社バンダイナムコゲームス (2010年5月10日). 2011年9月25日閲覧。
  6. ^ 元々は「ドラゴンボール ゲームプロジェクト AGE2011」というタイトルだった。
  7. ^ Dragon Ball: Raging Blast”. All Game (2009年11月10日). 2012年8月24日01:22閲覧。
  8. ^ Dragon Ball: Raging Blast”. All Game (2009年11月10日). 2012年8月24日01:24閲覧。
  9. ^ a b 『ドラゴンボール改 ドラゴンバトラーズ』(データカードダス)にも登場。

外部リンク 編集