ドレス
女性の西洋式の衣装
ドレス (dress) とは、女性用の衣服の一種であり、上半身から脚部までを単一の衣装(布)によって被う、いわゆる「ワンピース」の形態をとる[1]。
ヨーロッパ地域の白人女性の民族衣装が元とされているが、中世期には西洋貴族の女性用のフォーマルウエアで装飾性の高いデザインが発展し、近世以降は全世界で女性の正装として認識されている。現在でもそのファッション性は高く、ファッション・ウィークなどでも様々なデザインのものが考案されて発展し続けている。
なお、英語の"dress"は、広義では男性用のものも含める(男女の区別なし)が、今日の一般的には「ドレス」という場合は女性用の、特にある程度フォーマルなものを指すことが多い。
種類
編集民族衣装を含めて様々な種類が存在するが、フォーマルで装飾性の高いものは、デザインやTPO、季節・時間帯などより、数多くの種類が存在する。想定される時間帯や目的に応じ「アフタヌーンドレス」・「イブニングドレス」・「ウェディングドレス」・「カクテルドレス」などに分かれる。
時代による流行が大きく影響するため、デザインの上では必ずしもその境界は明確でないが、フォーマルなものほど裾が長く、上半身は袖が短く肌の露出が多くなる傾向がある。着用時間帯による区分では、昼間の方は肌の露出が少なく、夜間の方が多い。袖の無いノースリーブの夜礼服ではドレスと併せて手袋が着用されることが多く、女性の夜会服の最上位礼装とされている[2]肩および背中と胸の上部を露出したローブ・デコルテでは肘上まである長い手袋(オペラグローブ)を着用する[3][4]。
脚注
編集出典
編集- ^ ドレスとは - コトバンク
- ^ “ローブデコルテ 夜の正礼装”. 繊研新聞. FB用語解説 (2019年11月28日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ “「ローブデコルテ」とはどんな服装のことでしょう?”. 家庭画報.com. 大人検定365 (2018年6月23日). 2023年9月21日閲覧。
- ^ 作法心得 第4章-美容と服装 第21節-女子礼服の細部【型2】Robe décolleté ローブ・デコルテ