ナイターオフは日本の民放AMラジオ局における、プロ野球のナイター中継がない期間。毎年10月第1月曜日から、翌年のプロ野球開幕戦のある週の日曜日までにあたる。

この期間に行われる番組編成をナイターオフ編成、番組自体をナイターオフ番組と呼ぶ。この項目ではこのことについて扱う。

対義語はナイターイン。プロ野球シーズンの番組編成をナイターイン編成、この期間の番組をナイターイン番組という。

ナイターオフ番組は、基本的に次のシーズンが開幕した時点で終了することを前提としているが、中にはシーズンオフ恒例の番組に発展することや別の枠でレギュラーに昇格することもある。音楽番組や、JRNNRNキー局の番組購入が多い。

キー局における番組編成の詳細編集

朝と平日の昼はもともと野球中継は無いので変わりは無いが、シーズンインの試合が開催される曜日(おおむね月曜日以外の毎日)の18時-22時はそれぞれつなぎ番組を放送する。ただし、優勝のかかったチームの試合、クライマックスシリーズ日本シリーズワールド・ベースボール・クラシック日本代表(現:侍ジャパン)の試合がある場合は優先して野球中継を編成することが多い。また、ニッポン放送サッカー日本代表の試合、TBSラジオボクシング中継がある日は番組を中断する事が多い。

週末はバラエティワイド番組、音楽番組、サラリーマンや中年層を意識したトーク番組が組まれる。

ナイターオフ編成の番組の放送期間は、ナイターオフのみの前提で制作されているが、番組が好調の場合はナイターインとなっても試合が開催されない月曜日(局によっては土日も)も継続したり、時間帯を移動して放送されることもあるため、これらの番組が必ず半年で終わる訳では無い。

平日18時台編集

TBSラジオ

18時台はスポーツニュース(プロ野球ストーブリーグ情報)、ニュース等報道番組が放送。2010年度から19時台の音楽番組を引き伸ばし4時間の音楽番組のち、2015年オフまでは『ザ・トップ5』、2016年オフは『TOKYO JUKEBOX』、2017年オフは『THE FROGMAN SHOW A.I.共存ラジオ好奇心家族』を放送していたが、2017年度をもって同局が野球中継の打ち切りを発表し、ナイターオフ編成も廃止された。

文化放送

18時半からは『ミュージックギフト〜音楽・地球号』(ナイターインは週1回日曜の放送だが、ナイターオフは平日帯に放送)が編成されていることから、前の番組を18時30分まで伸ばすか番組を中断する必要がある。なお、同番組は2013年3月をもって終了。2013年度オフ以降は半年間限定『ココロのオンガク 〜music for you〜』を放送している[1]。なお、2016年オフより放送枠が18:45より15分に縮小されている。 なお2020年度オフはプロ野球の開幕が遅れた関係もあり月曜を除きスタートが11月にずれ込む[2][3]

ニッポン放送

ヨッ!お疲れさん』が長年放送されていたが、2006年をもって終了。ショウアップナイターシリーズに変更したが、2013年度オフからはダイノジ大谷を起用した『〜今日も一日〜 Good Job ニッポン[4]を、2014年からは『今夜もオトパラ!』を開始し、2017年度まで放送されていた。2018年度は『今夜もオトパラ』を編成せず[5]、『オールナイトニッポンPremium[6]を18時 - 20時30分まで編成した。しかし、『オールナイトニッポンPremium』は2019年度の放送は後述の土曜19:00 - 21:00に放送[7]ということになり、平日から外された。その代わり、『ザ・フォーカス』(月 - 木曜)、『ザ・フォーカス〜フライデースペシャル』(金曜)をそれぞれ18:00 - 20:20に生放送する[8]。 2020年度についてはこちらもプロ野球の開幕が遅れたため11月10日より火 - 木曜は笑福亭鶴光を起用の『鶴光の噂のゴールデンリクエスト』を17:30 - 19:00に生放送する。金曜については調整中。また月曜は従来年度上半期の通年固定番組を据え置きにする編成となる[9]

平日19時-20時台編集

19時台、20時台にはそれぞれ局により違う傾向の番組が放送される。

TBSラジオ

長年、懐メロによる電リク音楽番組ザ・ヒットパレードが組まれていたが、2000年代に入り、FMDJの大槻りこを起用した情報番組『E-NITE』を放送開始、2006年には、珍しく若年層向けに製作された半年限定プロジェクトあべこうじのポッドキャスト番長が放送されたが、以降は懐メロ、J-POP、洋楽、クラブミュージックを選曲した音楽番組が放送されている。2013年から18 - 19時台、20 - 21時台に分解され2時間ずつのワイド枠となったが、2017年度オフを持って終了した。

文化放送

1986年のオフ以降18時 - 20時[10]と20時以降の客層を変えた編成が組まれていた。 1994年度オフ以降長年、セイ!ヤング21斉藤一美の冠番組が組まれた年以外は電話リクエストによる音楽番組が組まれていた。竹内靖夫の電リクハローパーティー終了以後、『センパツ!』、『菅野しろうのアナログ情報バラエティ しろバラ』『セットアップ!』等、情報バラエティ番組が組まれている。だが、2013年度オフ改編で20時 - 22時に火 - 金曜の帯でワイドオトナカレッジが組まれ、19時台はアイドル番組枠となった[11]。しかし、19時台の聴取率低迷などを受け『オトナカレッジ」は日曜早朝の収録放送へ変更された[12]。2016年度オフ改編では17:50 - 21:00のワイド番組『情報ミックスバラエティ パズル』を放送。[13]2017年オフ改編では19:00 - 21:00のワイド番組『渋谷×文化ラジオ[14]を組まれているが、2018年1月より木曜20:30 - 21:00に文化放送A&Gゾーンの木曜再拡大[15]などに伴い『渋谷×文化ラジオ』の木曜が縮小された。2018年度オフは『SHIBA-HAMA×RADIO』が編成される。しかし、聴取率で苦戦したため、2019年度オフにシーズン2へは突入せず、2019年度オフは『みらいブンカ village』を冠にした4つのワイドが放送される(このうち水曜はアニラジ番組[16]超!A&G+への同時サイマルの有無は調整したが、最終的な編成会議で同時サイマルを断念し、別編成の番組を放送することとなった)[17][18][19]。 2020年度はプロ野球の開幕が6月にずれ込んだため火 - 金曜のオフワイド『卒業アルバムの中に1人はいそうな人を探すラジオ』は11月3日放送開始となる[20]

ニッポン放送

長年、ニッポン放送はタレントを呼んでバラエティ番組と『ヨッ!お疲れさん』を組んできたが、近年は『ショウアップナイターストライク!』が始まり、ニュース番組が多くなった。また、オールナイトニッポンが放送開始から「X5周年」「X0周年」と周期を迎えると、70-80年代にパーソナリティーを務めたオールナイトニッポンが組まれる事がある。2019年度は18時台同様『ザ・フォーカス』と『ザ・フォーカス〜フライデースペシャル』を20:20まで編成する。20:20以降は曜日別の番組編成の30分番組が入り、スペシャルウィーク中、ザ・フォーカスは地方局向けに裏送りされ特別番組を組んでいた。 2020年度はプロ野球の開幕がずれ込みニッポン放送では11月3日 - の開始となるが一部を除くNRN系列地方局は9月29日より先行裏送りでナイターオフ番組を開始する。ただし月曜については先述の18時台既出の通り今年度より従来年度上半期編成の固定番組に据え置きする編成となりLFでは通年編成に固定となり、NRN系地方局は裏送り別番組かもしくは枠を返上[21]あるいは自社ローカル番組制作で枠を埋める編成に切り替えされる。[22]火 - 金曜については本田圭佑(『本田圭佑 「NowVoice」』)、前田裕二(『前田裕二のゼロイチ』)、ゲッターズ飯田(『ゲッターズ飯田 ラジオで占いまSHOW』)の2時間ワイドが曜日別に組み込まれる上に金曜の同枠は9月2日まで月 - 木曜の午後に放送されていた帯ワイド『DAYS』から横滑りスライドされる安東弘樹の新ワイド『安東弘樹 Let’s Go Friday』が2時間組み込まれる[23]

平日21時台編集

TBSラジオ

音楽番組が継続して放送される。一時期、おとなの時間割という枠でバラエティ番組が組まれていたが今は撤退している。唯一、竹中直人ハードボイルドソーセージが「竹中直人〜月夜の蟹〜」と名前を変え残っている。

文化放送

かつてはアニラジ枠だったが、人気に陰りが見えると若手芸人、歌手、タレント、声優が入り乱れての30分番組が組まれている。ナイターの無い月曜、就職戦士ブンナビ!(2012年度終了)が入っている金曜以外の火 - 木曜の前半は聴視率、ハガキ、メールの量で枠を移動しての継続か、終了かのサバイバル枠であるが、2013年度からは20時 - 22時で火 - 金帯で『オトナカレッジ』という新大型ワイド[24][25][26][27]をスタートさせるため大幅に変わる[28]。しかし、思ったほど19時台に移動後の聴取率が良くなく、中にはナイター期間中の21時台通年での放送を望む一部番組のリスナーの投書もあったことから2015年度を持って『オトナカレッジ』のNRN向けネットをいったん終了し、文化放送では2012年度オフ以前の30分番組を組み直すこととなった。一方NRN地方局向けには2013年3月で中断した『ラジオアミューズメントパーク』を3年ぶりに復活させる。なお、文化放送自社においては2020年度からはナイター中継の定時を21時に繰り上げたため、この時間帯はそれまでのナイターオフに準じた編成で通年枠化された。

ニッポン放送

1時間でバラエティ番組がよく組まれておりここ数年はNRN系列のネット番組を半年限定で放送している。半年限定であることが前提であり、スペシャルウィークのみこの時間帯の番組は休止され18時代から前の枠を延長、もしくは22時からの「オールナイトニッポン」が前倒しで放送され聴取率調査対象番組となっていない。

週末編集

土曜には、タレントが19時-21時台に2時間のバラエティ番組(場合によっては18時からの3時間)が組まれる。18時台にスポーツニュースやバラエティ、音楽番組、トーク番組が放送され、TBSでは1993年度に、深夜の看板番組だったコサキンが、翌94年度には当時200本安打を達成し時の人になったイチローが後に夫人となる福島弓子と出会うきっかけになったイチローの冠番組、「イチローの気持ちはいつもフルスイング」が月1回で放送された。

日曜には音楽番組、バラエティ番組が組まれるが、TBSラジオは20時台にラジオ寄席、21時台に村田製作所1社提供のローカル番組、文化放送は19時台にラジオふるさと便が組まれている。しかし、ラジオふるさと便は2013年9月末のアネックスを持って終了することが決まった。同枠の後継番組は2013年4月より通年番組として編成されている『キニナル』(〜2018年3月)→(2018年4月〜)『竹中功のアロハな気分』をネットする前提で組まれる。 なお、文化放送では土曜のナイター中継は2018年を持って、日曜のナイター中継も2012年を持ってそれぞれ終了し、以降はどちらとも通年編成で、日本シリーズの中継のみ「スポーツスペシャル」として放送されている[29][30]

週末はナイターオフ最終週前の土・日曜に編成を終了するがデーゲームなどで無い場合は開幕した週の土・日曜が最終回になる。

ローカル局における番組編成編集

クロスネットのローカル局では、中立を保って主に19時台にニッポン放送、20時台にはTBSラジオ、21時台には文化放送のラジオアミューズメントパーク[31]、どこかの時間帯で創価学会提供の音楽番組[32][33]とのネット番組が放送される。また、放送局によっては局オリジナルの情報番組、音楽番組が組まれる。近年はプロ野球人気の低下でかつてはネット受けで日本シリーズ全戦を中継していたが2018年現在では日本シリーズ含めポストシーズンの中継はセはニッポン放送(クライマックスシリーズは平日のみ)とネット局は地元球団が出場する試合のみでそれ以外の地域は裏送りで通常放送、パは文化放送が中継していたが2016年から日本シリーズ以外の中継はしなくなり、地元以外でパのCSが放送されるのはセの試合が中止、もしくは早く終了した時の残りの放送時間にニッポン放送、NHKラジオ第一が放送する場合のみとなった。

地元球団がある県の場合編集

関西圏、中京圏の18時台は、阪神タイガース中日ドラゴンズ、編成によっては地元のJリーグチームのスポーツニュース番組一色になる。他にも野球のフランチャイズがある福岡県宮城県広島県北海道もオリジナル番組だった場合、福岡ソフトバンクホークス東北楽天ゴールデンイーグルス広島東洋カープ北海道日本ハムファイターズの情報コーナーが放送される。また、週末デーゲームが多い地域では、土日のナイターオフ編成の時間を13時から17時半、18時までとし、ワイド番組をナイターオフ編成にし、ネット番組を繋ぎ番組として放送する局も出てきている。 地域ごとに地元球団の開幕試合がある週に順次ネットを打ち切り開幕戦を放送する。内、北海道、宮城、福岡の3県は開幕前日に『プロ野球三都物語』が放送される。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ http://www.joqr.co.jp/new1310/
  2. ^ 『ココロのオンガク』は一部を除きNRNネット局には裏送り先行放送される。地域によりプロ野球中継終了後に遅れて放送される地域もある。
  3. ^ 2020年9月15日の社長定例会見の発言より。
  4. ^ 月〜金後6時から新番組「with U」など LF、2013秋メディアプレゼンテーション開催 - 連合通信ドットコム(2013年7月5日付)
  5. ^ 松本秀夫のtwitterより
  6. ^ [1]
  7. ^ Kis-My-Ft2がオールナイトニッポンに帰ってくる! 『Kis-My-Ft2のオールナイトニッポンPremium』 期間限定で復活決定!
  8. ^ http://www.1242.com>TOP ニュース一覧
  9. ^ 2020年9月8日の社長定例会見の発言より。
  10. ^ 具体的な番組として夜はキラキラ寺チャンネルや邦丸・ナースのラジオ横丁一番地など
  11. ^ http://www.joqr.co.jp/new1310/
  12. ^ 2016年4月 - 6月は休止。7月より9月までは日曜4:30 - 5:00、10月より日曜6:05 - 6:20に放送。
  13. ^ [2]
  14. ^ [3]
  15. ^ [4]
  16. ^ [5]
  17. ^ [6]
  18. ^ [7]
  19. ^ [8]
  20. ^ 2020年9月15日の社長定例会見の発言後に行われた新番組の記者会見より。
  21. ^ TBSラジオ制作の『アフター6』のネット受けか文化放送制作の遅れ番組のネットに変更
  22. ^ 東海ラジオ放送2020年10月改編の資料などより。
  23. ^ 局発表の2020秋の新番組ホームページおよび2020年9月8日の社長定例会見の発言より
  24. ^ [9]
  25. ^ [10]
  26. ^ このうち21時台についてはNRNネットの番組枠になると思われる。
  27. ^ [11]
  28. ^ これによって押し出される番組は19時台に移動した。
  29. ^ [12]
  30. ^ [13]
  31. ^ 2013年度は先述の『オトナカレッジ』がこれに変わるネット番組になるため枠を継続するのは月曜のみの予定。
  32. ^ 2013年度オフより始まるこの後継番組をネットするかどうかは地方局の判断に任せられたが2016年度オフに『ラジオアミューズメントパーク』は復活し、現在に至る。
  33. ^ なぜ、『ラジオアミューズメントパーク』が3年の沈黙を経て復活したのかは謎である。

関連項目編集