ナガチュNaγaču、納哈出、? - 1388年)は、元朝末期に中国東北地方に勢力を持っていた元の将軍。ジャライル部の出身。

元末に満州地方を支配していたが、元が北走してからはモンゴル高原にある北元の本軍と連携してモンゴルの中国奪還を目指した。20万とも言われる大軍で南下の機を窺っていたが、1387年、兵糧不足により馮勝率いるの北伐軍に降伏した。

参考文献編集

  • 白石典之『モンゴル帝国史の考古学的研究』同成社, 2002年2月
  • 白石典之『チンギス=カンの考古学』(世界の考古学 19) 同成社, 2001年1月
  • 杉山正明『モンゴル帝国の興亡〈下〉 世界経営の時代』 講談社現代新書, 1996年6月