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ナルシソ・チチョ・エルビラ・デルガドNarciso Chicho Elvira Delgado, 1967年10月29日 - )は、メキシコ[1]出身の元プロ野球選手投手)。

ナルシソ・エルビラ
Narciso Elvira
基本情報
国籍 メキシコの旗 メキシコ
出身地 ベラクルス州
生年月日 (1967-10-29) 1967年10月29日(52歳)
身長
体重
178 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
初出場 MLB / 1990年9月9日
NPB / 2000年4月2日
KBO / 2002年
最終出場 MLB / 1990年9月28日
NPB / 2001年5月10日
KBO / 2003年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

NPB時代に、20世紀最後のノーヒットノーランを達成している。

来歴・人物編集

ミルウォーキー・ブルワーズメキシカンリーグを経て、2000年大阪近鉄バファローズに入団[1]6月20日の西武戦でノーヒットノーランを達成し、話題を呼んだ[1]。これが20世紀最後のノーヒットノーランになった。しかし、その後は成績を残せず、2001年に退団[1]

2002年の5月には、故障により退団したマット・ルークの代役として韓国・三星ライオンズと契約し、同年は最優秀防御率のタイトルを獲得。だが2003年は不振でシーズン途中の5月に退団となった。2006年メキシカンリーグのカンペチェ・パイレーツでプレイ。

ノーヒットノーラン編集

2000年6月13日に日本ハム戦(大阪ドーム)で先発して4回2/3を5失点で敗戦投手となり、防御率は8.10となった。続いて同16日・17日で共にロッテ戦(千葉マリン)で中継ぎ登板し、合計3回0/3で2失点。そして中2日で6月20日の西武戦(大阪ドーム)に先発登板することとなった。試合前、西武の東尾修監督は、それまで2度の対戦で4回6失点で防御率13.50とエルビラをカモにしていた余裕から、森進一の曲とかけて「冬のリビエラならぬ夏のエルビラだよ」と報道陣の前でエルビラをからかう発言をしていた。しかし、その日の試合ではエルビラは、3四球0死球9三振の打者29人でノーヒットノーランを達成した[2]。なお、この試合ではサード後方に上がったフライを中村紀洋が背面ジャンピングキャッチするなどのプレーを見せ、記録達成に貢献した(このプレーには思わずエルビラもグラブを叩いて喜んだ)。味方の打線は二回と六回にそれぞれ2得点ずつを挙げ、4-0で勝利した。

ヒーローインタビューでは、エルビラは「ベリーベリーハッピー」と心境を語った。

もう1試合の完封は9月16日のダイエー戦(福岡ドーム)で挙げた(5安打)。

ちなみに、前年の1999年にもメキシカンリーグにてノーヒットノーランを2度達成している。

誘拐事件編集

2015年6月16日、母国メキシコのベラクルス州でサトウキビ工場を経営していた彼は、従業員3名とともにトラックで出掛けた後行方不明になり、地元警察によると誘拐された可能性があると報じられた[3]。7月10日に同州カテマコ市で無事に全員救出された[4]

詳細情報編集

年度別投手成績編集





















































W
H
I
P
1990 MIL 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 25 5.0 6 0 5 0 0 6 0 0 3 3 5.40 2.20
2000 近鉄 27 21 2 2 0 6 7 0 -- .462 481 110.2 97 9 53 2 3 73 2 1 60 57 4.46 1.36
2001 6 6 0 0 0 1 1 0 -- .500 111 24.2 27 5 11 0 0 16 0 0 16 15 5.47 1.54
2002 三星 22 21 0 0 0 13 6 0 0 .684 570 137.0 115 7 52 1 4 111 8 0 44 38 2.50 1.22
2003 6 6 0 0 0 1 1 0 0 .500 100 21.2 20 3 13 0 3 21 2 1 17 17 7.06 1.52
MLB:1年 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 25 5.0 6 0 5 0 0 6 0 0 3 3 5.40 2.20
NPB:2年 33 27 2 2 0 7 8 0 -- .467 592 135.1 124 14 64 2 3 89 2 1 76 72 4.79 1.39
KBO:2年 28 27 0 0 0 14 7 0 0 .667 670 158.2 135 10 65 1 7 132 10 1 61 55 3.12 1.26
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル編集

KBO
  • 最優秀防御率:1回(2002年)

記録編集

NPB

背番号編集

  • 35(1990年)
  • 53(1990年)
  • 14(2000年 - 2001年)
  • 12(2002年 - 2003年)

脚注編集

  1. ^ a b c d プロ野球人名事典 2003(2003年、日外アソシエーツ)、93ページ
  2. ^ 元近鉄のエルビラ氏が拉致? メキシコ、無安打無得点達成投手 地元メディア報じる”. 産経新聞 (2015年6月23日). 2015年8月8日閲覧。
  3. ^ “元近鉄の投手エルビラ氏を拉致か”. 朝日新聞. (2015年6月23日). http://www.asahi.com/articles/GCO2015062301001935.html 2015年6月23日閲覧。 
  4. ^ “行方不明の元近鉄投手エルビラ氏救出”. デイリースポーツ. (2015年7月12日). http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2015/07/12/0008203119.shtml 2015年7月12日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集