ナンブタカネアザミ

植物の一種

ナンブタカネアザミ(南部高嶺薊、学名 Cirsium nambuense)は、キク科アザミ属多年草

ナンブタカネアザミ
福島県西大巓 2009年8月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
: アザミ属 Cirsium
: ナンブタカネアザミ C. nambuense
学名
Cirsium nambuense Nakai
和名
ナンブタカネアザミ(南部高嶺薊)

特徴 編集

茎の高さは50cmほどになる。茎には白い毛が密生し、茎葉の基部は茎を抱き、葉の切れ込みが深く、とげが鋭い。

花期は7-8月で、斜め上向きから下向きに、1-3個程の頭花をつける。頭花は筒状花のみで構成されており、花の色は紫色である。オニアザミのように頭花がまとまってつく場合がある。

総苞は粘らなく、総苞片タチアザミに似、長いトゲ状を呈する。花期にも根生葉は残っている。

分布と生育環境 編集

アザミ属は、分布域が比較的広いものと極端に狭い地域固有種がある。ナンブタカネアザミの分布域は狭く、本州の南東北地方の日本海側の高山域に分布し、飯豊山西吾妻山朝日岳月山栗駒山の稜線部にある開けた風衝草原に自生する。

基準産地は飯豊山。

画像 編集

関連項目 編集

参考文献 編集