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ニコレット・ラーソン

アメリカ合衆国の歌手

来歴編集

モンタナ州ヘレナで生まれ[1][2]ミズーリ州カンザスシティで育った[3]

サンフランシスコを拠点として歌手活動を始め、1975年よりコマンダー・コディ&ヒズ・ロスト・プラネット・エアメン英語版のレコーディングやツアーに参加した[1]。その後ロサンゼルスに移ってセッション・シンガーとしての活動を始め[1]、1977年までにホイト・アクストンジェシ・ウィンチェスター英語版エミルー・ハリスジェシ・コリン・ヤング英語版ニール・ヤングロドニー・クロウェル英語版等のレコーディングに参加した[4]

1978年にワーナー・ブラザース・レコードとの契約を得て、テッド・テンプルマンのプロデュースによるデビュー・アルバム『愛しのニコレット』を発表。同アルバムからは、ニール・ヤングが提供したシングル曲「溢れる愛」がBillboard Hot 100で8位を記録するヒットとなった[1]。2作目のアルバム『愛の季節』(1979年)からは、マイケル・マクドナルドとのデュエット曲「愛にさよならを」が全米トップ40入りしているが[1]、『愛の季節』、『レディオランド』(1980年)、『天使のように』(1982年)は、デビュー・アルバムほどの成功を収められなかった[2]

1983年、MCAレコードへ移籍[1]。1984年にはアカデミー・オブ・カントリーミュージックによって最優秀新人女性ボーカリスト賞を授与され、翌年キャリア初のカントリー・アルバム『...Say When』をリリースし[1]、『ビルボード』のカントリー・アルバム・チャートで48位に達した[5]。次作『Rose of My Heart』(1986年)はカントリー・アルバム・チャートで40位を記録し[5]、同アルバムからのシングル「That's How You Know When Love's Right」(スティーヴ・ウォリナー英語版とのデュエット)は、『ビルボード』のカントリー・チャートで9位に達した[6]

1987年のアルバム『Shadows of Love』は、イタリアで録音された[1]。1988年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『ツインズ』には、ナイトクラブの歌手として出演し[2]、同作のサウンドトラック・アルバムには、ジェフ・ベックトニー・ハイマステリー・ボジオとの共演による「I'd Die for This Dance」が収録された[7]

1990年、セッション・ドラマーとして知られるラス・カンケルと結婚[2]。その後、旧友ニール・ヤングとのコラボレーションを再開し、『ハーヴェスト・ムーン』(1992年)、ライヴ・アルバム『アンプラグド』(1993年)にゲスト参加した[4]。1994年には、カンケルとの間の娘に捧げられた子供向け楽曲のアルバム『スリープ、ベイビー、スリープ』をソニー・ワンダー英語版から発表しており[2]、同作にはデヴィッド・クロスビーリンダ・ロンシュタットグラハム・ナッシュがゲスト参加した[8]

死去編集

1997年12月16日、ロサンゼルスで死去[1][2]。死因は肝不全に起因する脳浮腫であった[3][9]

ラーソンの訃報に際し、グラハム・ナッシュは「我々はこのニュースを聞いて、本当に打ちのめされた。音楽にとって極めて悲しい日だ」とコメントしている[9]。そして、1998年2月21日から22日にかけてサンタモニカで開催されたラーソンの追悼コンサートには、ダン・フォーゲルバーグジョー・ウォルシュリトル・フィートボニー・レイットキャロル・キングジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、クロスビー、スティルス&ナッシュジミー・バフェット等が参加し、その時の模様は2006年にライヴ・アルバム『A Tribute to Nicolette Larson: Lotta Love Concert』として発売された[10]

ディスコグラフィ編集

スタジオ・アルバム編集

  • 愛しのニコレット - Nicolette(1978年) - 全米15位[11]
  • 愛の季節 - In the Nick of Time(1979年) - 全米47位[11]
  • レディオランド - Radioland(1980年) - 全米62位[11]
  • 天使のように - All Dressed Up & No Place to Go(1982年) - 全米75位[11]
  • ...Say When(1985年)
  • Rose of My Heart(1986年)
  • Shadows of Love(1987年)
  • スリープ、ベイビー、スリープ - Sleep, Baby, Sleep(1994年)

ライヴ・アルバム編集

  • Live at the Roxy(2006年) ※1978年録音

コンピレーション・アルバム編集

  • ヴェリー・ベスト・オブ・ニコレット・ラーソン - The Very Best of Nicolette Larson(1999年)

シングル編集

  • Lotta Love(1978年) - 全米8位[12]
  • Rhumba Girl(1979年) - 全米47位[12]
  • Give a Little(1979年)
  • Let Me Go, Love(1979年、with マイケル・マクドナルド) - 全米35位[12]
  • Dancin' Jones(1980年)
  • Back in My Arms(1980年)
  • Ooo-Eee(1981年)
  • When You Come Around(1981年)
  • Radioland(1981年)
  • Fool Me Again(1981年)
  • I Only Want to Be with You(1982年) - 全米53位[12]
  • Only Love Will Make Love Right(1985年)
  • When You Get a Little Lonely(1985年)
  • Building Bridges(1985年)
  • Let Me Be the First(1986年)
  • That's How You Know When Love's Right(1986年、with スティーヴ・ウォリナー)
  • That's More About Love (Than I Wanted to Know)(1986年)
  • Let Me Be the One(1988年)

脚注・出典編集

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  1. ^ a b c d e f g h i j Erlewine, Stephen Thomas. “Nicolette Larson - Biography & History”. AllMusic. 2017年11月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g Perrone, Pierre (1997年12月27日). “Obituary: Nicolette Larson”. The Independent. Independent News & Media. 2017年11月26日閲覧。
  3. ^ a b Singer Nicolette Larson Dies”. MTV News (1997年12月18日). 2017年11月26日閲覧。
  4. ^ a b Nicolette Larson | Credits | AllMusic
  5. ^ a b Nicolette Larson Chart History - Top Country Albums”. Billboard. 2017年11月26日閲覧。
  6. ^ Nicolette Larson Chart History - Hot Country Songs”. Billboard. 2017年11月26日閲覧。
  7. ^ Various - Twins (Music From The Original Motion Picture Soundtrack) (CD) at Discogs
  8. ^ Sleep, Baby, Sleep - Nicolette Larson - Credits”. AllMusic. 2017年11月26日閲覧。
  9. ^ a b Cramer, Christina (1997年12月18日). “Music World Says Goodbye To Nicolette Larson”. Rolling Stone. 2017年11月26日閲覧。
  10. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “A Tribute To Nicolette Larson: Lotta Love Concert - Various Artists”. AllMusic. 2017年11月26日閲覧。
  11. ^ a b c d Nicolette Larson Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2017年11月26日閲覧。
  12. ^ a b c d Nicolette Larson Chart History - Hot 100”. Billboard. 2017年11月26日閲覧。