ニチニチソウ
ニチニチソウ(日々草、学名: Catharanthus roseus)は、キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草。
ニチニチソウ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Catharanthus roseus (L.) G.Don[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ニチニチソウ(日々草) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Madagascar periwinkle | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
変種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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初夏から晩秋まで次々に花が咲くので、「日々草」という。キク科のヒャクニチソウとは異なる。
形態・生態編集
原種は小低木で、匍匐する傾向があるが、一般には一年草として、観賞用に改良された品種は、直立するものが多い。
花は直径3~4cm程度で、花弁は5裂し、色は白、ピンク、赤、赤紫などがあり、中心だけ色が違うものもある。
種子(拡大)
毒性編集
ニチニチソウには、「ビンカアルカロイド」[2]と総称される、10種以上のアルカロイドが、全草に含まれる。
そのうち、ビンクリスチンとビンブラスチンには、細胞分裂阻害作用(チューブリン脱重合による)がある。抵抗剤として用いられるが、脱毛などの副作用・毒性があるので、素人の利用は危険。貪食すると、嘔吐や下痢程度では済まない。
分布・生育地編集
人間との関わり編集
観賞用に栽培される。
ニチニチソウ属編集
ニチニチソウ属(ニチニチソウぞく、学名: Catharanthus)は、キョウチクトウ科の属の一つ。
近縁種編集
- ツルニチニチソウ(Vinca major L.)
- ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草、Vinca minor L.)
- ツルニチニチソウより小型で、耐寒性がある。学名のビンカ・ミノールの名で呼ばれることが多い。
脚注編集
- ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月3日閲覧。
- ^ この名は旧学名 Vinca rosea に基づくが、ツルニチニチソウと混同されるため、最近は「ニチニチソウアルカロイド」ともいう。
参考文献編集
- 鈴木庸夫写真『夏の花』畔上能力ほか解説、山と溪谷社〈山溪ポケット図鑑〉、1994年、86頁。ISBN 4-635-07012-3。
関連項目編集
外部リンク編集
- Catharanthus roseus (L.) G. Don, ITIS 2012年4月3日閲覧。 (英語)
- "Catharanthus roseus". National Center for Biotechnology Information (NCBI). (英語)
- "Catharanthus roseus" - Encyclopedia of Life (英語)
- 波田善夫. “ニチニチソウ”. 植物雑学事典. 岡山理科大学総合情報学部. 2012年4月3日閲覧。
- ヒメツルニチニチソウについて - 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)