ニッティー・グリッティー・ダート・バンド
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ニッティー・グリッティー・ダート・バンド(Nitty Gritty Dirt Band)(以降NGDB)は1966年にカリフォルニア州ロング・ビーチで結成された様々なジャンルの音楽を多彩にこなせるカントリー系グッド・オールド・アメリカン・ミュージックのバンド。メンバーは結成以来不動なのはジェフ・ハンナとドラムとハーモニカを担当のジミー・ファッデン(Jimmie Fadden)で他のメンバーは幾度となく変わり一時期1976年から1981年迄はザ・ダート・バンド(The Dirt Band)と名乗り活動。結成から1986年迄在籍していて2001年に復帰したマルチ・プレイヤーのジョン・マッキューエンとピアノとキーボード等鍵盤を担当する1977年に加入した元シンガー・ソング・ライターのボブ・カーペンター(Bob Carpenter)の4人で活動中で現在も精力的にツアーをこなし数年毎のインターバルで新しい録音の新曲での新作も発表し続けている。
ニッティー・グリッティー・ダート・バンド | |
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![]() 1976年頃のステージ | |
基本情報 | |
別名 | The Dirt Band,NGDB,The Toot Uncommons |
出身地 |
アメリカ, カリフォルニア州ロング・ビーチ |
ジャンル | Folk, Jug, folk rock, country rock, country, bluegrass |
活動期間 | 1966年~現在 |
レーベル | Liberty, EMI America, Capitol, United Artists, Warner Bros., Universal, MCA, CEMA, Javelin, Rising Tide,BGO, DreamWorks, Dualtone, Sugarhill |
公式サイト | http://www.nittygritty.com/ |
メンバー |
Bob Carpenter Jimmie Fadden Jeff Hanna John McEuen |
旧メンバー |
Ralph Barr Merel Bregante Jackson Browne John Cable Jackie Clark Chris Darrow Michael Gardner Al Garth Richard Hathaway Jimmy Ibbotson Bruce Kunkel Bernie Leadon Vic Mastrianni Les Thompson |
最大の代表曲として ジェリー・ジェフ・ウォーカーの『ミスター・ボージャングルス』とアルバムとしては1972年発表の 『永遠の絆(Will the Circle be Unbroken)』がある。永遠の絆(Will the Circle be Unbroken)はカントリー界の大御所をゲストに迎え(Mother Maybelle Carter, Earl Scruggs, Roy Acuff, Doc Watson, Merle Travis Jimmy Martin等参加) 1989年には同じコンセプトとほぼ同じゲストと何十人かを加え 『永遠の絆II(Will the Circle Be Unbroken: Volume Two)』を発表しゴールド・ディスクを獲得し2つの部門でグラミー賞を受賞した。2002年には続編として『永遠の絆III(Will the Circle Be Unbroken: Volume Three』)を発表した。
来歴編集
1966年~69年: "Jug Band"として結成からカントリー・ロックへの転換期編集
NGDBは1966年頃カリフォルニア州ロング・ビーチにおいてシンガーでギターと洗濯板を担当するJeff Hanna とシンガー・ソング・ライターでギターリストであるBruce Kunkelの二人によってJugバンドとして結成された。二人は幾つかのセッションを繰り返しマルチ・プレイヤーで洗濯板とベースを担当するRalph Barr,ギターとクラリネットを担当するLes Thompson,ハーモニカとjugでの楽器を担当するJimmie Faddenにギターリストでシンガーソングライターで後に有名になるジャクソン・ブラウンを加えて6人で本格的に活動を行う。ブラウンは程なくバンドを抜けてアサイラムよりシンガーソングライターとしてのキャリアを歩む事になる。彼に入れ替わる形としてマルチ・プレイヤーの John McEuen が加わる事になる。彼はバンジョー、フィドル、マンドリンにスティール・ギターをこなし彼の兄William McEuenはバンドのマネージャーとなり Liberty Recordsとの契約を勝ち取った。デビュー・アルバムとなる『The Nitty Gritty Dirt Band』は1967年に発売されそこからファースト・シングルとして『Buy for Me the Rain』がシングル・カットされTop 40入り成功を収めた。
2枚目のアルバムとして『Ricochet』 がその年に続けて発売されたがデビュー作程の成功は納められずKunkelはバンドのエレクトリック化とオリジナル作品路線への変更を求めて他のメンバーと対立し、その溝は埋められずバンドを去る事になった。彼の後釜にはギターリストでフィドル奏者でシンガー・ソング・ライターであるChris Darrowが加わる事になる。1968年バンドは最終的にエレクトリック化に向かい3枚目のアルバムとして『Rare Junk』を発表。しかしセールス的には惨敗し翌年発売した4枚目でありライヴ・アルバムである『Alive』も同様に売れずバンドは半ば解散状態に陥る事になる。
1969年~76年: "Uncle Charlie"ヒット作が多く生まれた時代編集
バンドは6ケ月の沈黙の間、体制を整え直しChris DarrowとRalph Barrを解雇しJimmy Ibbotson を迎えた。William McEuenはproducerを始めバンドの全権を握り復帰作で名作である5枚目のアルバム『Uncle Charlie & His Dog Teddy』を1970年に発売した。traditional countryやbluegrassを多く含みバンドとして有名な cover version である Jerry Jeff Walkerの『Mr. Bojangles』や 元The MonkeesのMichael Nesmithの『Some of Shelley's Blues』、Kenny Logginsの『House at Pooh Corner』(彼の初めて世に出た作品) を含んでおり多彩で味わいのあるアルバムに仕上がった。 彼等によるバージョンの『Mr. Bojangles』はバンドのキャリアの中で最大級のヒットとなりヒット・チャートでの最高位でも9位(Billboard Hot 100)迄の上昇を記録し36週間もの期間をチャートにとどまる事になった。続く6枚目のアルバム『All The Good Times』も1972年初頭に発売され『Uncle Charlie & His Dog Teddy』と同様の内容で同等に近い成功を収めた。 NGDBは次にJohn McEuenを通じてEarl Scruggsとレコーディングする計画を持ち掛けた。Earlからの返事は勿論「yes」で翌週Johnは同じ計画をDoc Watsonにも持ち掛け同様に了解をとりつけた。この計画に他のミュージシャン等も加算して膨れ上がり最終的には3枚組アルバム, 『永遠の絆(Will the Circle be Unbroken)』となりナッシュヴィルの大御所 Roy Acuff, Earl Scruggs, Jimmy Martin,Mother Maybelle Carter,Doc Watson, Merle Travis Norman Blake等が参加する事になった。アルバム・タイトルは同名の収録曲からとられ、A. P. Carter等の参加により三世代の競演アルバムとなった。このアルバムは受賞こそ逃したがグラミー賞にノミネートされバンドをワールドワイドで有名にさせる事に成功した。フィドルの Vassar Clements はそのままバンドと活動を共にし日本含むツアーに同行し共演した。この直後Les Thompsonが抜けて4人での活動の中8枚目のアルバム『星条旗よ永遠に(Stripes Forever)』を発売。このは古いライヴ音源を含むアルバムで『Buy for Me the Rain』『Mr. Bojangles』『Circle』『collaborations (fiddler Vassar Clements』等も陽の目を見ている。4人の体制で最後の」9枚目のアルバム『Dream』が続けて発表される。
1976–81: "The Dirt Band"時代編集
Jimmy Ibbotsonは1976年の終わりにメンバーに脱退の意思を告げ1977年になると早々に彼等から去った。残されたメンバーはJohn CableとJackie Clarkと言うギターリストとベーシストをその年の5月に加えた。そのメンバーでソビエト連邦で28ヵ所 Russia, Armenia, Georgia and Latviaで公演を行いソールド・アウトした最初のアメリカのロック・バンドとなり15万人もの観客を動員した。
ソビエト連邦から帰国後、彼等にとって一番成功し売れた編集盤である3枚組であるアルバムDirt, Silver & Goldをリリースした。その年には続けて新録であり新録であるアルバムをリリースしその短縮されたバンド名をアルバム・タイトルにしてThe Dirt Bandが発売された。アルバムにはサックスにAl Garth,ドラムにMerel Bregante,ベーシストにRichard Hathawayが新たに加わった。Jeff Hannaはこのアルバム以降NGDBのアルバムのプロデュースを担う事になった。 キーボードのBob Carpenterは録音には参加していたが翌年から正式メンバーとして加わった。 The Dirt Bandになってからもヒット曲は出ており特にAn American Dreamからはタイトル曲の"American Dream" が Linda Ronstadt とのデュエットでアメリカでNo. 13迄上昇した。続くアルバム Make a Little Magic でもタイトル曲の"Make a Little Magic" が Nicolette Larson とのデュエットでアメリカでNo. 25迄上昇し、Jealousy からも"Fire in the sky"アメリカでNo. 71迄上昇するヒットとなった。
1982–89: "Nitty Gritty"に戻る編集
1982年 バンドは自分達のルーツとバンド名を元に戻した。復活のメンバーはハンナ再ファッデン、マッキューエンに加入のnイボットソンr正式メンバー扱いにはなっていないがカーペンンターも)でテネシー州ナッシュビルでアルバム『Let's go』 を録音した。そこからはDance Little Jean" のカントリーチャートでのTop 10ヒットも生まれた。 1983年にカーペンンターが 正式メンバー扱いになり翌年『Plain Dirt Fashion』を発表。これは収録曲の『Long Hard Road(The Sharecropper's dream)』と共にバンドにとって初めてのナンバーワン・ヒットとなった。
1986年マッキューエンはバンドを去った。結成以来のメンバーであった彼の後釜には元イーグルスのバーニー・リードンが加わった。彼は1987年と1988年の2年間メンバーとして過ごした。その間に19枚目のアルバム『Hold on』が発表されそこから ナンバーワンヒットのishin' in the Dark" と "Baby's Got a Hold on Me." Thと言うヒットが生まれた。
1988年バンドはかの名作『永遠の絆(Will the Circle be Unbroken)』の続編の製作を始め1989年『永遠の絆Ⅱ(Will the circle be unbroken two』として発表されその年のグラミー賞にもノミネートされた。
1990–2000:"熟成"時代編集
残された4人はソ連を始めとするカナダ、ヨーロッパ、日本(但し熊本Country Goldのみ出演)とツアーを行う。結成25周年を記念したコンサートを録音したアルバム『Live Two Five』がT-Bone バーネットのプロデュースで発売された。1992年にはアイルランドのフォーク・グループであるザ・チーフタンズとコラボレートしたアルバム『Another Country』がグラミー賞を受賞した。1995年にはバディ・ホリーのトリビュート・アルバに参加し『Baby Mayby』を提供し1996年にはオリンピック応援アルバムである『One voice』にカーラ・ボノフとの『You believe in me』を提供し活発的な活動を行っている。
2001–2015:"原点"に戻る編集
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家族編集
Jeff HannaとJohn McEuenの息子であるJaime HannaとJonathan McEuenはDreamWorks Records で2005年にアルバム『Hanna-McEuen』を発売している。JaimeはHanna & McEuen結成前はThe Mavericksのメンバーであった。
メンバー構成編集
1966年 5月~8月 |
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1966年~1967年 | |
1967年~1968年 | |
1969年~1973年 | |
1974年~1975年 | |
1976年~1977年 The Dirt Band時代 |
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1977年~1979年 The Dirt Band時代 |
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1979年~1980年 The Dirt Band時代 |
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1980年~1981年 The Dirt Band時代 |
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1981年~1982年 The Dirt Band時代 |
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1982年~1986年 | |
1987年~1988年 | |
1988年~2000年 | |
2001年~2005年 | |
2005年~現在 |
Timeline編集

作品編集
- 1967年 - Nitty Gritty Dirt Band
- 1967年 - Ricochet
- 1968年 - Rare Junk
- 1969年 - Alive
- 1970年 - Uncle Charlie and His Dog Teddy
- 1971年 - All The Good Times
- 1972年 - Will the Circle Be Unbroken
- 1974年 - Stars and Stripes Forever
- 1975年 - Dream (aka Symphonian Dream)
- 1976年 - Dirt Silver and Gold
- 1978年 - The Dirt Band
- 1979年 - An American Dream
- 1980年 - Make a Little Magic
- 1981年 - Jealousy
- 1982年 - Let's Go
- 1984年 - Plain Dirt Fashion
- 1985年 - Partners Brothers and Friends
- 1986年 - Twenty Years of Dirt
- 1987年 - Hold On
- 1988年 - Workin' Band
- 1989年 - More Great Dirt
- 1989年 - Will the Circle Be Unbroken Vol.II
- 1990年 - The Rest of the Dream
- 1991年 - Live Two Five
- 1992年 - Not Fade Away
- 1994年 - Acoustic
- 1997年 - The Christmas Album
- 1999年 - Bang! Bang! Bang!
- 2002年 - Will the Circle Be Unbroken Vol.III
- 2004年 - Welcome to Woody Creek
- 2009年 - Speed of Life
- 2010年 - Live, Under The Big Top
- 2017年 - Nitty GriBack