ニホンムカシジカ

ニホンムカシジカ(日本昔鹿 / Cervus (Nipponicervus) praenipponicus / Nipponicervus praenipponicus)は、中期更新世(35万年~1万5千年前)に生息していたとされる、哺乳綱偶蹄目シカ科動物[1]。この種は専ら日本に生息していたとされるため、あえて区別せずに単に「ムカシジカ」ともいう。現在は絶滅した絶滅種[2]

ニホンムカシジカ
生息年代: 0.35–0.015 Ma
Cervus praenipponicus.jpg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 偶蹄目/鯨偶蹄目 Artiodactyla/Cetartiodactyla
: シカ科 Cervidae
: シカ属 Cervus
: ニホンムカシジカ C. praenipponicus
学名
Cervus praenipponicus Shikama, 1949
シノニム

Nipponicervus praenipponicus (Shikama, 1949)

和名
ニホンムカシジカ

概要編集

化石は、東北地方南部から九州地方にかけての地層で発見されている[3]ムカシジカ亜属の角は、ニホンジカ(現生)の角と比較した場合、第1枝が角座からとても高い位置で別れているのが特徴である。また、成長したニホンジカの角先は普通4つに別れるが、ムカシジカ亜属の角先は3つに別れるという違いもある。中期-後期更新世にナウマンゾウなどと共に繁栄した動物で[4]倉橋歴史民俗資料館には、ナウマンゾウやムカシジカの化石が展示されている。長崎県島原半島口之津層群加津佐層(前期更新世)より発見されたシカ頭骨化石があり、「シマバラムカシジカ」とも呼ばれている[5]。 日本の更新世の代表的な哺乳類あるニホンムカシジカ亜属は、これまでの研究では、「ニホンムカシジカ」のほかに以下2種に分かれるという[6]

なお、前述の「シマバラムカシジカ」については、カズサジカの変異の1種という説もあるので、注意されたい[7]。どちらも発見地の地名、島原・加津佐層に由来するとされることからも同種の可能性がある。

脚注編集

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